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令和2年1月

更新日:2018年3月1日

教育長ひと言

教育長が、教育に関する想いを「この月に想う」と題して綴ったコラムです。

「一月に想う」 子どもを中心にした世界はみんなが元気になる

 明けましておめでとうございます。今年も、何人かの教え子から年賀状が届きました。あの幼かった子どもたちが、子育てに真っ最中の親として奮闘中の微笑ましい様子に、「大丈夫か…」と遠くから激励を送ったり、今年もまた、お遍路さん姿の親子の写真に、「たまには遊園地に連れて行けよ。」と呟いたり、初孫が生まれたとの便りに、「えっ、そうか」と改めて自分の年齢を悟ったりと、教え子には、何年経っても勝手に心配したり、様々なことを教えられたりしています。そして、「今年も健康に気を付けて頑張って下さい。」との励ましの一言が、私を応援してくれているように思え、年賀状一枚一枚を撫でるように読みました。
 応援と言えば、年末に第61回日本レコード大賞の発表があり、小中学生5人の音楽ユニットFoorinが歌う「パプリカ」が選ばれました。この曲は、NHKが「2020年とその先の未来に向かって頑張っている全ての人を応援するプロジェクト」の応援ソングとして、米津玄師さんの作詞・作曲、プロデュースにより製作されたものです。みなさんも一度は、笑顔の子どもが元気に歌い踊るこの曲を観賞したことがあると思いますが、5人のうち3人が小学生で、歌いながら踊る姿を、風に心地よい音を響かせる風鈴に例え、米津さんがFoorinと名付けたと聞きました。
 そのFoorinが歌う曲は、壮大な応援歌ではなく、米津さんが故郷の徳島の祖父母の家の近くの森を駆け回ったり、川で泳いだりした田舎の日常の子どもたちの遊ぶ様子を応援ソングとしたそうです。この曲を聴いていると、私の都合のいい捉え方かもしれませんが、子どもたちへの応援ソングであるとともに、これからの未来に向かって歩み出している全ての人たちを、9歳を始めとする平均年齢が11.2歳の小中学生が歌い踊って応援してくれているように思うのです。子どもたちの健気な頑張りに応えない大人がいないはずありません。まさに、これからこうあってほしい時代を象徴するような、みんなに元気を与えてくれる曲であります。
 レコード大賞の受賞後の演奏では、Foorinの5人はすでに帰宅していたため、直前に演奏した録画が流れましたが、会場にいたレコード大賞の候補等になっていたすべての歌手や関係者が、自分は大賞を逃したにも関わらず、満面の笑顔で「パプリカ」の振りをして受賞を称えていました。会場が一つとなったそのシーンは、子どもたちを全員で温かく見守り、子どもを中心にみんなが笑顔になっていかなければならないということを、時代が体現しているように感じました。
 昨年は、子どもが犠牲となる痛ましい事件や事故が多くあり、その子らの気持ちを思うたびに、胸がつぶれるような息苦しさを感じました。今年こそは、「パプリカ」を歌うFoorinの5人の子どもたちのように、また、「パプリカ」の歌詞で私が大好きな「喜びを数えたら あなたでいっぱい 帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし」と子どもたちが素直に言える、みんなが元気で明るく過ごせるような世界であってほしいと心から願います。今年は、紛れもなく子どもの「子」の年です。

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