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市長定例記者会見(令和3年1月7日)

更新日:2021年1月18日

日時・場所

(日時)令和3年1月7日(木曜日)  午前11時30分から12時55分まで
(場所)防災合同庁舎301会議室

報告事項

(1)高松市美術館特別展「野口哲哉展」の開催について

新規ウインドウで開きます。報道道発表資料はこちら

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 新年、初めての定例記者会見ですので、一言、年頭の御挨拶を申しあげます。
 世界的な流行となっている新型コロナウイルス感染症は、残念ながら、年が変わっても収束の兆しが見えない状況です。全国的に感染者数が増加する中、本日、新規感染者が全国の約半分を占める東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象とした緊急事態宣言が発令されることとなる一方、香川県においても、昨年末に、感染者が300人を超え、その後も増加傾向にあり、予断を許さない状況です。
 昨日も14名の新規感染者が確認されたということです。
 このような中、本市としましては、引き続き、感染拡大の防止と社会経済活動の維持との両立を図りながら、「新しい生活様式」を踏まえたまちづくりに取り組むことが、何よりも重要であると考えています。
 また、早ければ2月末から始まるとされるワクチン接種についても、国の動向等を常に注視をしながら適切に対応したいと思います。
 こうした状況も踏まえた上で、第3期まちづくり戦略計画に掲げる「地域共生社会の構築」、「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」、「スマートシティの推進」の3つの分野を中心として、あらゆる分野でICTの活用を図りながら、効果的な施策の展開を図りたいと思います。
 菅内閣においては、行政のデジタル化を一層推進するため、今年9月のデジタル庁創設と、令和4年度中に、ほぼ全国民にマイナンバーカードを行き渡らせることを目指すなど、抜本的な改革が進められています。
 本市においても、デジタル化をひとつのキーワードとして、コロナの影響もあり、WEB会議システムの活用が増加しているほか、全庁的な行政手続の棚卸調査を進めているところで、今後、デジタル改革、行政のデジタル化が加速することを期待しているところです。
 また、もう一点お話しておきたいこととして、「ゼロカーボンシティの取組」があります。2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロとすることが必要であるとされています。
 これについては、昨年12月3日の定例記者会見において、「ゼロカーボンシティ」を高松市として宣言したところです。全国で181番目の宣言都市であると聞いています。
 ゼロカーボンシティが目指す脱炭素社会の構築は、非常に困難な課題ですが、地球規模で取り組まなければならない問題であり、我々地方自治体も他人事ではありません。
 また、SDGsの取組とも密接に関連するものであり、取組を通して、災害が比較的少なく暮らしやすい高松を、未来を担う次世代に引き継いでいくため、市民や事業者の皆様と共に、総力を挙げて取り組んでいきます。
 さて、本年の干支は、「丑(うし)」です。
 有名な十二支レースの逸話では、ねずみの作戦にひっかかり、2番目になったとされていますが、自らの足の遅さを理解して前日に出発するなど、着実に物事をすすめるイメージがあります。
 私としましては、世界規模でこれまでの既成概念が崩れている今こそ、改めて、独創指向・未来指向・世界指向の3つの指向を大切にしながら、新しい時代において、市民の皆様に「高松に住んでよかった」と思っていただけるようなまちとするため、一歩一歩、着実に前進していく年としたいと思います。
 私も含め、職員一同、新たな気持ちで市政の推進に努めていきますので、皆様方には、引き続き御理解と御協力をお願いします。本年も、どうぞよろしくお願いします。
 それでは、本日の題材に入ります。
 本日の題材は1点です。
 高松市美術館特別展「野口哲哉展 this is not a samurai」の開催について」です。
 この展覧会は、本市出身の現代美術作家、野口哲哉さんの個展で、2月6日(土曜日)から3月21日(日曜日)までの間、高松市美術館にて開催します。
 1980年、高松に生まれた野口さんは、近年、現代美術を始め、様々なジャンルから関心をもたれている注目のアーティストの一人で、その卓越した技術により制作された鎧(よろい)を身につけた人物の立体及び平面作品は、国内外で高く評価されています。平成27年度香川県文化芸術新人賞を受賞されています。野口さんが表現する人物は、所在なくたたずんでいるかと思えば、風船を見つめたり、時にはブランドロゴの付いた鎧を自然に着こなしたりと様々な姿をしています。
 作品は一見ユーモラスに見えますが、どこか物悲しい雰囲気も帯びており、いわゆるわびとかさびみたいな世界も表現されているのではないかと私は思っています。目まぐるしく移り変わる文明の中で、人間の喜びや苦悩といった矛盾を抱えながら生きる人間の姿が、鋭い視点で映し出されているものと思います。
 本展覧会は、野口さんの四国で初の個展であり、高松市美術館での開催を皮切りに、全国4会場へ巡回します。
 展覧会では、鎧をまとう人々の彫刻や絵画など、初期から新作まで、代表作約180点を通じて、野口哲哉の幅広い思考と細かな造形の作品に込められた優しさと悲しさ、人間への好奇心にあふれた作品世界を存分にお楽しみいただければと思います。
 なお、特別展オープンの前日2月5日(金曜日)には、マスコミの皆様や関係者に向けての内覧会を開催します。会場には、野口さん御自身もいらっしゃると聞いていますので、是非、取材方々お越しいただきますようお願いします。
 私からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 今年の目標を表す漢字一文字について

【市長】                          
 毎年、今年一年の抱負を漢字一文字にして示しているが、今年は、「直」とした。「直」という字は、本来、まっすぐに見ることを表し、そこから「なおす」、「ただちに」という意味を持つ。今年は、国を挙げてコロナ禍に打ち勝ち、また、デジタル改革を始めとする規制改革に取り組み、新しい時代へとつなげる重要な年になると認識している。そのため、前例にとらわれず「素直」な目で課題を分析し、スピーディーという意味で「直ちに」、変えるべきところは「見直し」、コロナ禍から市民生活を「立て直す」ことに全力を注ぎたい。
 
【記者】
 行政のデジタル化に関するスケジュールについて

【市長】
 昨年末までに全体の棚卸しをしながら、まずは押印の廃止ができるものと法令等によってできないものの仕分けを行っている。
 全体の方向性とか、見直しの枠組みについては、今年度中に、ある程度目途をつけたい。来年度以降、順次切り替えていくことになろうかと思う。

【記者】
 キャッシュレス消費拡大キャンペーンの利用促進について

【市長】
 キャッシュレスの消費拡大キャンペーンについては、昨年10月に1か月間、PayPay株式会社さんと提携して行ったが、想定より消費額がかなり小さかったということで、1月5日から第2弾を始めた。第2弾は第1弾の時よりキャッシュバック率とポイントバック率をより拡充している。前回は1回当たり1,000円までで2割バックだったが、1回当たり2,000円までで2割5分、25%のポイントバックとして、期間中の全体の使用額についても倍に拡充した。
このように、更なるお得感を出しながら、かなり冷え込んでいる消費の拡充、或いは地元商店での売り上げ拡大に、どうにか結びつけたい。
 今、コロナ禍でかなり厳しい状況になっているので、消費が冷え込みがちであるが、それを少しでも下支えする意味で意義があると思っている。約2か月間、キャンペーン期間を予定しているので、ぜひ多くの市民等の皆様にご利用いただきたい。

【記者】
 高松市スーパーシティ構想の進捗状況について

【市長】
 スーパーシティへの応募に向けて、現在、若手職員で構成するDAPPYという検討チームを作って、申請の項目等について整理しているところである。国から、3月末まで申請を受け付けるという通知が来ているので、かなり時間的に厳しい状況であるが、それを目指して鋭意作業を進めているという状況である。

【記者】
 新型コロナウイルス感染者数の増加に対する所感

【市長】
 連日、新規感染者が確認され、人数自体も増えてきている。特に、最近の事例では家族内の感染が増えており、それが多人数に繋がりかねないということで、非常に危機感を持って臨まなければならないと感じている。
 県とも十分協議しながら、今後、拡大抑止策をどうしていくのか、しっかりと対策を立てていきたいと思っている。

【記者】
 成人式開催可否に関する最終判断時期について

【市長】
 本日、国から1都3県を対象とした緊急事態宣言が出されるので、その内容も見る必要があると思う。また、香川県内でも感染者が増えているので、県の対応に応じて、市としても、各種対策が必要になるが、成人式自体は、国の緊急事態宣言が全国或いは香川県を対象として出された場合は中止する。また、県の警戒レベル段階が、現在は第3段階であるが、第5段階になった場合には中止する、あるいは、第4段階であっても、第5段階への移行が確実視されているような場合は中止するということで進めているので、それを基準としながら、明日中に最終判断をしたいと思っている。
 現時点では、基本的に予定どおり挙行したいと考えている。

【記者】
 成人式を延期する考えについて

【市長】
 延期についても検討したが、会場の確保の都合等の諸事情を考慮し、現在のところ、延期は考えてない。

【記者】
 緊急事態宣言対象地域からの成人式出席者に対する対応について

【市長】 
 ご本人の体調なり移動の時間、今後の状況等を踏まえた上で、政府の要請あるいは居住されている都道府県の要請等を総合的に勘案した上で、慎重に判断していただきたい。

お問い合わせ

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<広聴広報・シティプロモーション課> 
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