市長定例記者会見(平成31年3月1日)
更新日:2019年3月13日
日時・場所
(日時)平成31年3月1日(金曜日) 午前11時30分から11時45分まで
(場所)4階会議室
報告事項
(1) 公共交通利用促進啓発用パンフレットについて
(2) IruCaエリアにおける交通系ICカード(10カード)の全国相互利用サービスエリアの拡大について
(3) 市民交流プラザIKODE瓦町来場者に対する瓦町駅地下駐車場利用料金減免施策の実施について
市長説明
おはようございます。
本日の題材は3点です。
1点目は、「公共交通利用促進啓発用パンフレットについて」です。
本市では、過度に自動車に依存した状態から、公共交通への転換を促していく、いわゆる「モビリティ・マネジメント」の普及・啓発をすすめています。
このモビリティ・マネジメントを、市民の皆様によりよく理解していただくために、この度、「学校編」、「企業編」、「地域編」の3種類のパンフレットを作成しました。
内容は、本市が進めています「コンパクト・プラス・ネットワーク」の考え方の下、今ある電車やバスを有効に活用しながら、それぞれの需要に応じた持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けた取組、あるいは公共交通を利用することで得られるメリットなどを、分かりやすく解説しています。
まず、「学校編」ですが、まちや社会、交通について学習する児童・生徒を対象に、これからの本市の公共交通についての注目ポイントを挙げています。
「企業編」では、会社を経営する人、また、働く人を対象として、公共交通を使うことで得られるメリットを挙げています。
「地域編」では、地域でコミュニティ交通を走らせるために必要なポイントなどについて解説しています。
このパンフレットは、今後、公共交通の利用促進について、市政出前ふれあいトークや、バスの乗り方教室などで配布したり、私も講演等で活用したいと思っています。
2点目は、「IruCaエリアにおける交通系ICカード(10カード)の全国相互利用サービスエリアの拡大について」です。
2月1日に、ことでん、ことでんバス、及びJR西日本から記者発表されておりますが、改めて、私の方からお話させていただきます。
この取組は、ことでんが事業主体となって、国の「訪日外国人旅行者・受入環境整備緊急対策事業」を活用し、本市と香川県が協力・支援する中で進められてきたものです。
昨年3月から、全国10社が発行しています交通系ICカード、例えばJR東日本のSuicaとか、JR西日本のICOCAですが、これらにより、ことでんの電車、全路線の運賃支払いが可能となっていますが、この度、明日から、ことでんバスにおいても利用できるようになるものです。
電車に加えてバスにおいても、この全国10社が発行する交通系ICカードによる運賃支払いが可能となるということで、JRや高松空港からの乗り継ぎがしやすくなるほか、本市に観光やビジネスで訪れる方々にとりましても、利便性の向上が図られるなど、本市の公共交通の利用促進につながるものと期待しています。
このサービスは、明日、3月2日土曜日の始発から、ことでんバスの全路線バスで使用可能です。また、高松空港リムジンバスでも使用できます。明日の午前10時から、高松空港国内線到着ロビーにおいて、この10カードの利用拡大オープニングセレモニーが開催される予定です。
取材方、よろしくお願いします。
3点目は、「市民交流プラザIKODE瓦町来場者に対する瓦町駅地下駐車場利用料金減免施策の実施について」です。
市民交流プラザIKODE瓦町の来場者数は、オープンから順調に増加しています。今後、より一層の利用促進策を講じる必要があろうかと思っています。
そこで、市民交流プラザIKODE瓦町へ自動車で来場される方へのサービスを向上させ、より多くの市民が集うことで、瓦町駅ビルを核とした中心市街地南部の活性化が図られるように、駐車場利用料金減免施策を実施したいと思います。
内容は、今年4月から12月末までの9か月間、市民交流プラザIKODE瓦町の来場者に対して、瓦町駅地下駐車場利用料金を最大1時間分減免する社会実験を行うものです。
IKODE瓦町の総合案内カウンターで、今回の減免措置に関するアンケートに御協力いただいた上で、駐車券に減免処理を受けていただきます。
施策の効果や利用件数、あるいは利用者アンケート調査により、後日、この事業について検証をして、31年度第4四半期以降の施策継続について判断したいと思っています。
この施策により、市民交流プラザIKODE瓦町に、より多くの人が集う空間を形成して、ひいては、中心市街地南部の活性化に繋げていきたいと思っています。
記者との質疑応答要旨
【記者】
行基の湯の営業再開後の集客状況及び今後の塩江温泉郷への誘客策について
【市長】
行基の湯は、昨年11月に営業を再開し、改修工事前の同時期と比べると、利用者が約1.2倍となり、順調に推移している。
再開に当たって、多くの市民等の皆様から多数の喜びの声をいただいた。改めて、1300年の歴史を誇る、県下で唯一の国民保養温泉地である塩江温泉郷のポテンシャルの高さを実感している。
本年は、4回目の開催となる瀬戸内国際芸術祭2019や、高松空港での台湾便のデイリー化が3月31日から始まるということで、例年にも増して、インバウンドを始めとした、本市の交流人口の増大が期待されており、それに合わせて本市の魅力を内外に広くPRしていきたい。そのための絶好の機会であると思っている。
特に、塩江温泉郷については、瀬戸内国際芸術際の動きと連動してアピールしていきたい。「かがわ・山なみ芸術祭2019」が瀬戸芸の関連事業として位置付けられているほか、高松高等専門学校の生徒たちが取り組んでいるガソリンカーの愛称で親しまれていた塩江温泉鉄道の復元模型などを展示するイベントも行われる。また、芸術祭来場者がこれらイベントを回遊した場合に、ビンゴ形式で、いろんなところを訪れて連なったら商品が当たるというビンゴラリーを、瀬戸内国際芸術際の実行委員会が企画をしているようだ。そのような企画にうまく組み入れて、塩江地域のPRを考えていきたい。
また、今後、インバウンド増に対応した新たな価値を生み出すことが必要であり、旅行者の長期滞在を促進していく取組も必要だと思っている。そのためには、広域観光周遊ルートの形成、新規開発や充実が重要だと考えている。そのような目的で、先月20日に、本市の南部に隣接し、地理的・歴史的にもつながりの深い徳島県美馬市との観光連携を検討するため、美馬市長との会談の場を設けさせていただいた。これからお互いに観光行政の振興のため連携をしていこうという合意ができた。
美馬市は、日本一の清流穴吹川や日本百名山の剣山、脇町うだつの町並みなど、数々の有名な観光資源があり、これらと塩江温泉郷との観光連携を図っていくことで、魅力的な広域観光ルートが形成できる可能性があると考えている。今後は、美馬市との連携等々も図りながら、この塩江温泉郷の振興、活性化を図っていきたい。
【記者】
ことでん新駅(三条-太田間)の整備スケジュールについて
【市長】
三条駅と太田駅の間の新駅は昨年10月に着工している。
新駅自体は1年程度あればできると思うが、供用を開始するためには複線化と合わせて、駅前広場の整備が必要なため、これに若干時間を要するが、できるだけ3~4年の間には供用したいと思っている。
こういった将来像を示し、市民合意の下に、できるだけ早く進めていきたいと思う。
【記者:時事通信】
共生社会ホストタウン連絡協議会設立の意義について
【市長】
共生社会ホストタウンに登録している14自治体が集まってサミットが開かれ、協議会を作って連絡調整を図っていこうということで一致した。
共生社会ホストタウンの目的は、パラリンピックの開催を契機として、パラリンピックに出場する障がい者スポーツのアスリート達との交流や、それらを通じて心のバリアフリーを含め、障がい者や障がい者スポーツへの理解を深めること、また、様々な障がい者にとって移動に便利で支障が少ない、ユニバーサルデザインのまちづくりを進めていこうということで、全ての都市に共通しているため、お互いに情報交換しながら、力を入れて進めていこうということだと思う。
本市としても、積極的に協議会の活動に参加していきたい。
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