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市長定例記者会見(平成29年4月11日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成29年4月11日(火曜日) 11時30分~11時50分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高松市立地適正化計画(仮称)【素案】の説明会及びパブリックコメントの実施について
(2)高松市美術館特別展「絵本のひきだし 林明子原画展」の開催について
(3)高松市新病院名称の選考結果について

市長説明

 おはようございます。
 定例記者会見の題材は3点です。
 1点目は「高松市立地適正化計画(仮称)【素案】の説明会及びパブリックコメントの実施について」です。
 本市では、人口減少・超高齢社会を迎える中で、コンパクトで持続可能なまちづくりを実現するため、「多核連携型コンパクト・エコシティ推進計画」に基づき、各種事業に取り組んでいるところです。
 この度、その推進の後押しとなる「高松市立地適正化計画(仮称)素案」をとりまとめました。この立地適正化計画は、都市全体の30年・50年先を見据え、居住を誘導する居住誘導区域と、商業施設や生活利便施設等を誘導する都市機能誘導区域を設定し、市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら、これらの区域に緩やかに誘導していくという計画です。人口減少の中にあっても、活力のある持続可能なまちづくりを目指そうとするものです。
 この計画案について素案がまとまりましたので、今回、市民説明会並びにパブリックコメントを実施するものです。説明会については、4月25日から5月31日までの期間、15か所16回を予定しており、地域に関係なく御参加いただけます。また、パブリックコメントについても、同じ期間で実施します。
 資料等については、4月25日から本庁舎1階の市民相談コーナーや各総合センター、支所・出張所等で閲覧できるほか、高松市公式ホームページでも御覧いただくことができます。
 市民の皆様から御意見をいただきながら、実効性のある立地適正化計画の策定に向けて取り組んでいきたいと思います。
 
 2点目は「高松市美術館特別展「絵本のひきだし 林明子原画展」の開催について」です。
 4月15日(土曜日)から5月28日(日曜日)の期間、高松市美術館において、日本の絵本作家を代表する林明子さんの表情豊かな絵本の世界を紹介する特別展「絵本のひきだし 林明子原画展」を開催するものです。
 林明子さんが40年ほど前の1976年に初めて描いた物語絵本『はじめてのおつかい』は、当時の子どもたちはもちろん、今でも御家庭や保育所・幼稚園などで広く読まれている、大変人気のある絵本です。
 私自身も子どもが小さい頃、読み聞かせ等で林明子さんの絵本を読ませていただきました。『こんとあき』や『ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ』などの作品は今でも印象に残っています。
 本展では、林さんの代表作『はじめてのおつかい』や『こんとあき』から最新作の『ひよこさん』の絵本原画のほか、林さんがイラストレーターとして活動していた頃の貴重な作品や、角野栄子さん作の『魔女の宅急便』に添えた挿絵など、約200点の原画や資料が展示されます。
 本展は、全国5会場を巡回しますが、高松市美術館での開催が立上げとなり、他に先駆けて、林明子さんのみずみずしくも優しく繊細な絵本の世界を紹介するものです。
 また、会期中には「記念講演会」や「おはなし会」のほか、市内の中学生が未就学児や小学生にガイドツアーなどを行うプロジェクトを展開したり、商店街との連携事業として、高松丸亀町商店街振興組合の御協力を得て、子どもたちが実際に商店街の店舗を訪ね、おつかいをしてもらうような事業を開催するなど、様々な世代の方々に多角的に楽しんでいただける関連企画も用意しています。
 「絵本」というジャンルの展覧会は、リニューアルオープン後、初めての開催となります。また、先ほど申しあげましたように、実際におつかいも体験するような関連企画もあり、この機会にぜひ多くの方に美術館に足を運んでいただければと思います。
 
 3点目は「高松市新病院名称の選考結果について」です。
 高松市民病院と香川診療所を統合し、仏生山町に新築移転する新病院が、市民の皆様に「信頼され、選ばれる病院」となるよう、取組の一つとして、名称の募集を行いました。
 計328件もの御応募をいただき、その中から最優秀賞作1点と優秀賞作2点を選考しましたので、その結果をお知らせします。
 応募作品の選考は、同一名称等を除いた205件を対象に、高松市民病院OB会の会長や、病院長等で構成する「高松市新病院名称選考会」委員9名による一次選考で10件に絞った後、私と塩谷病院事業管理者、また一次選考委員の和田市民病院長をオブザーバーとして、最終選考を行いました。
 その結果、最優秀賞は【高松市立みんなの病院】と決定しました。本市市立病院の基本理念である「生きる力を応援します」を念頭に、新しい病院が「多くの方々に信頼され、親しまれ、市民の皆様と共に歩んでいく病院でありますように」との願いを込めて【高松市立みんなの病院】を新しい病院の名称として選定しました。また、優秀賞の2点については、資料に記載のとおりです。
 今後、受賞者には、表彰状と記念品の贈呈を行います。表彰式は、4月17日(月曜日)午後4時30分から行いますので、取材方、よろしくお願いします。
 なお、最優秀賞作については、諸手続きを経て、関連条例等の整備を行い、新病院の正式名称として定めることとしています。
 私の方からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 新年度を迎えるに当たり、重点的に取り組むことと課題について

【回答】
 4月1日から新しい年度が始まったが、国際情勢においては、北朝鮮のミサイルや核といった問題やシリアの空爆など、本当に何が起こるか分からないような状況が続いており、まさに超不確実性の時代になってきたのではないかと思っている。ただ、そういう中で確実なものとして、先日、公表された国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、我が国の人口が約50年後の2065年には現在の1億3,000万人弱から8,808万人にまで減少し、高齢化率も38.4%にまで上昇するということである。人口減少、少子・超高齢社会の本格的な到来はほぼ確実である。我々自治体としては、この問題にきちんとそれぞれの地域において対処をしていくことが最重要課題であると思っている。そういう中で、まちづくりや福祉の問題といったものを中心として、人口減少、少子・超高齢社会に対処していかなければならない。
 先ほど発表した立地適正化計画についても、人口が減って、高齢者が多くなっても、活力を失わないよう、また市民の皆さんが住みやすい豊かな生活が送れるよう、これまでの拡散型から集約型のコンパクトなまちづくりへと転換し、それぞれ集約した拠点地域を公共交通で繋いでいく「コンパクト・プラス・ネットワーク」のまちづくりを進めていくことが必要であると考えている。そういう意味で今、ことでんの複線化や新駅の整備についても計画し、実行に移そうとしている。また、超高齢社会に対応していくため、地域包括ケアシステムの構築についてもきちんとやっていかなければならない。これまで私が「持続可能性の先に灯す希望」を掲げてきたが、持続可能な行財政運営の体制を確立した上で、人口減少、少子・超高齢社会に沿った形での施策を展開し、今年度はそれをより具体的に進めていく年になろうかと思っている。
 一方で、人口が減少しても活力を生み出すために、定住人口もさることながら、交流人口も増やしていかなければならないということで、3月に策定したMICE振興戦略に沿って、観光MICEの振興を図っていかなければならない。今年度も6月1日には「日台観光サミット会議」が高松で開催され、7月には「サンポート高松トライアスロン大会アジアカップ」、また3月には「第4回高松国際ピアノコンクール」など国際的なイベントの開催が予定されている。また、4月~6月の期間、JRの一大観光キャンペーンである「四国デスティネーションキャンペーン」が四国地方を対象に行われることとなっており、それらのイベントやキャンペーン等により、できるだけ高松の交流人口を増やしていきたい。特に昨年、一昨年でこの高松の地域はインバウンドが非常に伸びてきており、この勢いをできるだけ持続していけるよう、あらゆる形で事業を進めていきたいと思っている。また、この4月23日には、屋島の競技場が「レクザムフィールド」としてリニューアルオープンするため、スポーツの振興にも力を入れていきたい。
 同時に、今後、これらの施策を進めていくに当たっては、それぞれ課題も生じているが、持続可能な行財政運営の中で特に重要と考えているのが、公共施設のこれからの維持管理や長寿命化をどう考えていくのか、いわゆるファシリティマネジメントである。これを本格的に検討していかなければならない時期がきているので、今年度は更に力を入れていかなければならない。
 また、高松市が近隣6町と合併をして10年が経過したわけだが、合併時の建設計画における塩江病院の移転整備やJR端岡駅の南口整備等の課題も残っているため、その辺りについても鋭意進めていかなければならない。
 なお、ファシリティマネジメントに関して、学校施設等についても老朽化が進み、建替えの時期となっているため、建物の長寿命化や再整備をどう考えていくのか、きちんと計画を立ててやっていかなければならないと考えている。
 このようなことから、持続可能な行財政運営をきちんと行いながら、人口減少、少子・超高齢社会の本格的な到来にあっても活力を失わない持続可能なまちづくりを進めていきたいと思っている。
 
【記者】
 競輪場の今後の在り方について

【市長】
 3月議会においても答弁をさせていただいたが、競輪場の施設は建設後35年から47年を経過し、老朽化がかなり進んでいる。耐震診断の結果、倒壊の危険が高いとされていることから、一部において立入制限等も行っている。今後、この施設の在り方についての検討が必要であるが、施設の改修には数億から10億円を超える程度の経費を要するものと試算している。それだけの投資を行うことが適当かどうかは、競輪事業の今後の見通しも踏まえた上で十分に検討していく必要があることから、今年度、有識者による検討会を立ち上げて、施設改修の必要性や競輪事業そのものをどうするのかということも含めた上で、いろいろ検討していきたいと考えている。
 検討会の具体的なメンバー等については、まだこれからになるが、夏頃までには検討会を立ち上げたいと思っている。
 
【記者】
 競輪事業特別会計から一般会計への繰入状況について

【市長】
 平成27年度は、121億円を売り上げ、1億円を一般会計に繰り入れている。平成28年度は、138億円を売り上げ、27年度と同様の1億円を一般会計に繰り入れることとしている。
 
【記者】
 1億円という繰入額の規模について

【市長】
 昔は、億単位で二桁の繰入れをしていたこともあり、それから比べれば少なくなっているが、一時期2年ほど赤字が続き、繰入れがなかった年もあったことを考えると、貴重な財源1億円を繰り入れていると思う。
 
【記者】
 今後、競輪事業の廃止も視野に入れて検討していくのか

【市長】
 当面の検討課題として、施設をどうにかしなければならないという課題がある中で、施設改修の投資にどの程度かかるのかを明確にした上で、今後の事業運営の見通しも踏まえながら判断をしていくことになると思っている。
 
【記者】
 高松市新病院の名称に対する市長自身の所感

【市長】
 現在の「高松市民病院」という名称も含め、新たな名称を募集したところ、本当に多くの方々から応募をいただいた。中には、現在の高松市民病院という名称でいいという方々もおられたが、最終選考において一番分かりやすく、しかも市民全体の病院であるということで、非常に言いやすく、親しみやすい「みんなの病院」というものに高松市立を付けて、「高松市立みんなの病院」がいいのではないかということで私と病院事業管理者の間で最終的に意見が一致した。調べてみたところ、病院で「みんなの病院」という名称は使われておらず、また、「生きる力を応援します」という本市市立病院の基本理念にも合っているのではないかということでこの名称を選定した。

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