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市長定例記者会見(平成29年5月9日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成29年5月9日(火曜日) 11時30分~11時46分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)「たかまつ ホッとLINE」の運用開始について
(2)高松スポーツカーニバル2017の開催について

市長説明

 おはようございます。
 本日の定例記者会見の題材は2点です。
 
 1点目は「「たかまつ ホッとLINE」の運用開始について」です。
 この度、本市健康福祉局において、国内でも圧倒的な人気と有数のユーザー数を誇り、子育て世代から高齢者まで、幅広く利用されているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「LINE」を活用した情報提供を開始します。
 健康福祉局のLINEの名称は「たかまつ ホッとLINE」、アカウント名は「高松市」、IDは「@takamatsucity」です。
 本日の運用開始から約2週間の友だち登録期間を経て5月25日(木曜日)から、子育て情報はもちろんのこと、7月に本市で開催される「2017中国・四国パラ陸上競技大会」、さらには各種検診や介護、認知症相談などに至るまで、LINEの「タイムライン(ホーム)」や「トーク」により、幅広く情報発信をしていくこととしています。
 また、友だち登録をしていただいた方には、こども未来館でのプラネタリウム観覧会に招待するなど、LINE登録者限定のお得な情報発信も検討しており、準備が整い次第、お知らせしていきたいと思います。
 友だち登録については、情報発信開始後も随時、受付をしています。多くの市民の皆様に、友だち登録をしていただきたいと思います。周知方、よろしくお願いします。
 
 2点目は「高松スポーツカーニバル2017の開催について」です。
 本市と高松市スポーツ振興事業団の共催により、恒例のスポーツイベント「高松スポーツカーニバル2017」を、5月21日(日曜日)午前8時30分から、高松市仏生山公園を主会場に開催します。
 今回のテーマは、「あるく」、「ふむ」、「はしる」、「なげる」、「およぐ」、「たいけんする」の6つです。
 まず、「あるく」では、12キロメートルと6キロメートルに分かれて歩くクレーターウォークと、14キロメートルの健康ウォークを行います。
 次に、「ふむ」では、仏生山公園から40キロメートルのサイクリングを行います。
 次に、「はしる」では、小学生走り方教室を行います。
 次に、「なげる」では、小学生が対象のドッジボール大会を行います。毎年、白熱する試合に、観客の皆さんも大いに盛り上がる競技です。
 最後に、「およぐ」では、ロンドンオリンピックの銅メダリスト 寺川 綾さんによる「小学生水泳教室」を行います。定員は各50人ですが、小学生低学年の部は、まだ若干空きがあるので、参加を希望する方は、早目の申し込みをお願いします。
 このほか、「たいけんする」では、動物愛護コーナーを始め、体操教室、トランポリン、体力測定、スポーツチャンバラなど、幅広い年代の皆様に楽しんでいただける15のメニューを用意しています。多くの皆様に御参加をいただき、健康増進と体力向上に取り組んでいただければと思います。
 私の方からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 ゴールデンウィーク期間の市内観光地の入込状況について

【市長】
 今年のゴールデンウィークは、後半の祝日が週末とつながり5連休となったことや、期間中、5月6日(土曜日)を除き天候にも恵まれたことなどから、本市の観光地である玉藻公園、栗林公園では昨年を上回る観光客の入込みがあった。
 特に玉藻公園では、毎年5月5日の無料開放に併せて行っているイベントに加え、本年は四国デスティネーションキャンペーンに合わせて、着地型観光コンテンツの充実や観光客の滞在時間拡大を目的として、大正浪漫をテーマとした歴史トーク・コンサートなどの夜間イベント「たかまつ浪漫ナイト2017」を、5月3日から6日まで開催した。また、5月3日には、披雲閣が今年、築100年を迎えることから、「披雲閣100年記念寄席」と題して、地元の落語家 桂 こけ枝さんの寄席を開催した。これらの取組の結果、連休後半の5月3日から5日までの3日間での入園者数合計が前年比約38%増と非常に高い伸び率となった。
 一方、屋島は昨年がちょうどお遍路の逆打ちの年であったこともあり、反動などから4月29日から5月7日までの9日間合計では、前年比約3%の減少となった。ただ、5月3日から5日までの3日間では2.3%の増加となった。
 また、5月6日と7日に中央商店街やサンポートで開催した「TAKAMATSU MUSIC BLUE FES 2017」については、観客数が前年に比べ25%以上増加しており、多くの観光客に立ち寄って聴いていただくなど、まちなかににぎわいがもたらされたと思っている。
 四国デスティネーションキャンペーンは、6月末をもって終了するが、引き続き、瀬戸内サマーナイトフェスティバルや、瀬戸内国際芸術祭の作品を継続公開するART SETOUCHIなど、魅力あるイベントの実施や観光資源のPRに努めながら、本年1月に策定した観光キャッチコピー「気持ち高まる、高松。」の実現のため、事業者や市民の皆様を含めた、まちぐるみでの観光客受入環境づくりに取り組んでいきたい。
 
【記者】
 昨年と比べて屋島ドライブウエイの利用者数が減少している理由と、今後の屋島活性化への意気込みについて

【市長】
 屋島ドライブウエイの利用者数については、ゴールデンウィーク中の曜日の並び等も影響するので、もう少し分析が必要かと思う。いずれにしても、屋島への入込状況は長期低落傾向であることは否めないため、どうにか屋島の再生に向けて頑張っているところである。
 屋島は、歴史・自然・文化・景観などにおいて、第一級の資源を有しており、まさに本市のシンボルとして貴重な存在である。歴史を遡ると、667年に中大兄皇子が唐・新羅軍の攻撃に対する防御のために、屋嶋城を造らせたことが日本書紀に明確に記されている。また、754年には鑑真が京へ上る途中に屋島に降りたって、北嶺において屋島寺の元となる寺を開き、その後、空海がこの北嶺にあった屋島寺を南嶺に移すといった、鑑真と空海が関わった非常に由緒ある寺も存在している。また、昭和9年に瀬戸内海が日本で最初の国立公園として指定されており、その中心となったのが屋島からの眺望であり、さらに、同年に屋島全体が国の天然記念物として指定され、源平合戦の古戦場でもあることから、国の史跡としても指定されている。
 ただ、こういう素晴らしい屋島だが観光面では入込客数等の長期低落が続いている。昭和47年に山陽新幹線が岡山に通った年をピークに、また、瀬戸大橋の開通時にも多くの人が訪れたが、その後は長期低落傾向が続いており、これをどうにか活性化をしていきたいということで、私自身のマニフェストにも「屋島の再生」を掲げ、鋭意取り組んできたところである。まず、関係者や有識者で構成される「屋島会議」において、屋島活性化についての議論をしていただき、その議論を踏まえて策定した「屋島活性化基本構想」に基づき、鋭意事業化を図ってきた。
 特に私が大事だと思うのは、まず高松市民に、屋島の存在をもう少しきちんと再認識をしていただく必要があるということだ。屋島に気軽に登っていただいたり、親しんでいただくために、屋島ドライブウエイの無料化に向けて、昨年社会実験を実施した。その結果、約4割近く入込状況も増えたことから、今後、本格的な無料化の実施に取り組んでいきたい。
 また、駐車場整備も併せてやっていきたい。それから屋島の素晴らしい眺望や文化財を生かすような基盤ができていないため、屋島の歴史や文化を紹介するとともに、屋島からの眺望をより豊かにしてくれるような山上拠点施設の整備を行っている。
 それから、屋島山上で一番大きな集客施設である新屋島水族館については、老朽化がかなり進んでいることから、関係者との間で検討した結果、基本的には市が主体となり、運営事業者の全面的な協力の下、官民連携手法によるリニューアルで存続を検討していくこととなった。
 これら事業の具体的な予算化についてはこれからであるが、ハード整備等に当たっては、多額な予算が必要となる。その財源については、国の景観まちづくり刷新支援事業に応募し、多数の応募の中から、全国で10か所指定された中の一か所として指定された。これは今後3年間の事業費のうち2分の1を国が補助する事業であり、こういった国の補助事業等も活用しながら進めていきたい。また、千間堂の広場等もある北嶺の整備については、環境省が今後5億円程度をかけて整備していくほか、遊歩道等についても、県が整備していくこととなっているため、国・県・市の役割分担や連携も強化しながら、屋島の再生につながる活性化策を進めていきたい。
 
【記者】
 セクハラ行為により昨年3月に戒告処分を受けた出張所の所長が、他の出張所で再び所長として勤務していることについて

【市長】
 今回の事件については、当該職員に対し、相当の懲戒処分を行ったところである。これまでは、再任用職員であったが、年度末に一度打ち切った後に、総合的に判断をし再雇用を行った。
 
【記者】
 処分を受けた職員の異動や登用を定めた明確な基準の有無について

【市長】
 懲戒処分の基準や処分を受けた場合の給与への反映といったものについてはきちんと基準を設けている。処分を受けた職員については、勤勉手当等に反映させるようになっているほか、処分を受けたということを勘案し、勤務状況等について考慮することとしている。

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