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市長定例記者会見要旨(平成17年10月)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成17年10月27日(木曜日) 午前11時30分~11時48分
(場所)4階 会議室

報告事項

1 総合老人ホーム・ひぐらし荘での病原性大腸菌0-157集団感染について
2 高松市・南昌市友好都市提携15周年記念「友好の架け橋展」の開催について

市長説明

 本日、題材として申し上げるのは2件でございます。
 まず最初に、高松地区広域市町村圏振興事務組合が運営しております「総合老人ホーム・ひぐらし荘での病原性大腸菌0-157集団感染について」申しあげます。
 今回の総合老人ホーム「ひぐらし荘」での病原性大腸菌0-157集団感染につきましては、すでに、ご報道もいただいておるところでございますが、10月14日に、入所者1名から通常とは異なる下痢に血便が出たことから始まり、17日までの間に、さらに6名の入所者から同じ症状が確認されたことから、18日には、当該施設を所管する香川県東讃保健所にその旨を報告したところであります。
 また、施設内に感染対策会議を設置し、保健所の指導をいただき、職員に、入浴の中止、消毒・清掃の徹底及び食品管理の適正化など、感染症予防対策の徹底を周知するなど対応を講じていたところ、21日に、病原性大腸菌0-157の集団感染であることが判明いたしました。
 集団感染が判明した後は、給食調理の停止、外部への配食サービスの中止、入所者及び職員全員の検便検査の実施など、さらなる対応策を実施し、2次感染の防止に全力で取り組んでまいりましたが、10月22日に、残念ながら、入院をされていました80歳代の女性一人がお亡くなりになり、翌23日、24日にと、1名ずつ、計3名の入所者がお亡くなりになられました。そして、昨晩、新たに1名の方がお亡くなりになられ、4名が死亡するという、ひぐらし荘開設以来の最悪の事態を招く結果となった次第でございます。
 現在までに、感染者が23名、女性15名、男性8名でございまして、うち死亡が4名、女性ばかり、入院治療中の方が13名、女性女9名、男性4名となっておりまして、そのうち重症の方が1名おられるという状況でございます。
 東讃保健所による調査、検査は、現在も継続中でございまして、感染原因等の特定は出来ておりませんが、今後とも、保健所のご指導を元に、衛生管理の新たな対応を恒常的なものとし、二度と集団感染を起こすことのないよう、施設運営に取り組んでまいりたいと考えております。
 今回の集団感染では、4名の方々の貴重な命が亡くなるという大変な事態になり、ご本人、ご家族の皆様には誠に申し訳なく、心からお詫びを申し上げます。
 また、入院されている方々におきましても、早く快復することを祈っております。

 2件目は、『高松市・南昌市友好都市提携15周年記念「友好の架け橋展」の開催について』でございます。
 本市と南昌市は1990年に友好都市提携を行って以来、友好代表団の相互訪問、行政研修生の相互派遣をはじめ、市民親善使節団の派遣、小・中学生の相互訪問、企業・農業研修生の受け入れなど、市民・民間レベルの多様な交流事業を行ってきました。
 このたび、友好都市提携15周年を迎えるにあたり、パネル展示と交流イベントを通して、両市の交流の経緯やこれまでの親善交流活動、中国文化などを広く市民に紹介するとともに、両市の子どもたちの作品展示を通じて、両市民の相互交流や相互理解を深めるものです。
 「友好の架け橋展」のパネル展示は、本市と財団法人高松市国際交流協会の共催で、10月31日から11月4日までの間、市役所1階市民ホールで開催します。
 展示に併せ、これまで南昌市との交流に貢献された団体及び個人の方へ、本市から感謝状の贈呈を行うとともに、今回、小・中学生を対象に財団法人高松市国際交流協会が募集した「高松市・南昌市15周年友好の架け橋」に応募した図画と書道のうち、優秀者への賞状授与を行います。
 また、財団法人高松市国際交流協会では、11月13日、丸亀町第2レッツを会場に、両市の友好交流の写真展示や南昌市からの留学生・研修生も交えた二胡の演奏会や中国語ミニ会話教室、中国茶芸の実演等を行い、友好都市提携15周年記念を祝う予定です。

 本日、私から申し上げることは、以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

記者との質疑応答要旨

(質問)
 ひぐらし荘の病原性大腸菌に関連してだが、ひぐらし荘に限らず別の福祉施設も含めた今後の対策を聞かせていただきたい。
(回答)
 ひぐらし荘の集団感染による入所者の死亡を大変深く重く受け止めている。
 O-157の一時の大流行の後、影を潜めていたので、結果として油断があったのかもしれない。
 手洗いの励行とか、食品の熱処理など、通常の衛生対策等を十分取っていたが、本当に残念な結果となってしまった。
 今後、できるだけ早く原因を解明し、再発防止に全力を挙げて取り組みたい。
 ひぐらし荘としては、早くから県の保健所に指導をしてもらっている。
 まずは、給食の関係で、新鮮な食材を調達するとともに、それをよく加熱するということが一つ。
 もう一つは、清掃・消毒を徹底するということで、毎日午前1回の定期清掃に午後1回を加え、1日2回の定期清掃を行っている。
 また、トイレとか廊下、手すりなど、気がついたところで、随時、消毒や清掃をしている。(ひぐらし荘園長)
 小中学校の給食については、改めてO-157等について注意するように、各小中学校の校長会、また、校長宛にファクスや文書等で通知したい。(教育長)
 福祉施設については、先般、感染症予防対策連絡会を開き、保健所の方から細かな注意を委員の方へ申し渡して、それぞれの施設に対しては通知をしていると聞いている。(総務部長)

(質問)
 中教審において義務教育費についての答申があったが、地方6団体の委員としての、これに対する意見を聞かせていただきたい。
(回答)
 昨日、義務教育費の国庫負担金等を審議する中教審があった。
 結果は、ご存知のとおりで、我々地方6団体側の委員の意見は、本文の中で一行も書かれないという、一方的な、非民主的な答申となった。
 これまで、42回、100時間以上にわたり審議したことが、各論の中には、ある程度書かれてはいるが、それも必ず我々の意見の後には、反対する多くの意見が記述され、我々の意見が論破されたというような内容になっており、非常におかしな書き方となっている。
 何よりも、総論部分に、我々地方6団体が、義務教育費の一般財源化を求めたという、そういう客観的な事実さえもまったく書かれない、非常に文科省サイドに偏った内容の答申がなされている。
 残念ながら、最終的な答申案に、我々地方団体の意見は反映されなかった。
 これまでの長い間、市長会においても一生懸命、教育について議論した結果を、中教審で議論したにも関わらず、文科省のシナリオどおりに進められ、我々はアリバイ作りに利用されたとしか思えない。
 日本の21世紀の教育を本当に考える大切な中教審だと私は思っていたが、そういう意味でも、大変強い憤りを感じている。

(質問)
 中教審であるが、結果として地方の意見が反映されなかったということで、一部では、小泉総理の政治決着による意見が反映されるのではないかという向きもあるが、その点についてどう思っているのか。
(回答)
 後は、政府の場において解決してもらうことに期待をかけるしかないと思っている。
 幸い、小泉総理は、地方にできることは地方にと常に言っているし、官房長官も、税源移譲の問題は単なる財源内訳の問題だと言っている。
 私は、地方の意見を尊重した結果がでる可能性は高いと信じている。
 もともと諮問する時に、地方案を生かす方策を検討するとなっているのに、その諮問の地方案を生かすことをまったく考えられてないということは、諮問に対する答申になっていないと思っている。

(質問)
 中教審での今回の結果として、意見が受け入れられなかったことに抗議する意味で、委員を辞める考えもあるのか。
(回答)
 我々としても、せっかく強く要望して確保した中教審の委員の枠については、安易に無駄にしたくはない。
 ただ、昨日、全国町村会の会長は、今回をもって選手交代したいと言っていたが、私ども全国市長会の考えもあるが、交代する可能性はある。

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