このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

市長定例記者会見要旨(平成17年7月)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

日時 平成17年7月27日(水曜日) 午前11時30分~
場所 4階 会議室

報告事項

1 平成16年度一般会計決算見込みの概要について
2 第67回全国都市問題会議の開催について
3 市民に提出を求めている申請書、届出書等における押印の見直し・性別記載欄等の削除について
4 第40回さぬき高松まつりの開催について
5 高松市アスベスト問題に関する庁内連絡会の設置・開催について
6 その他(姉妹都市セント・ピーターズバーグ市エッカード大学への日本語派遣教師の決定)

市長説明

 本日、題材として私から申し上げるのは5件でございます。
 まず1件目は、「平成16年度一般会計決算見込みの概要について」でございます。
 詳細につきましては、本日午後、別に資料提供をいたしますので、私からは全体的な概要をお手元の資料に基づき申しあげます。
 まず、1ページの歳入でございますが、本市歳入の根幹を占めます市税収入は、法人市民税が、一部業種の業績回復等に伴い、増加したものの、個人市民税や固定資産税が減少し、市税全体の決算額は、約521億円で、前年度決算額を約4億7千万円下回るという、厳しい結果となっております。
 他の収入につきましては、三位一体改革などに伴う、地方譲与税の増や、地方交付税、国庫支出金の減のほか、繰入金では財源対策として、多額の財政調整基金や減債基金を取り崩したことなどより、約19億4千万円増加したものの、市債は、文化芸術ホールの事業終了に伴う、建物取得事業債の減などにより、約45億円減少したことから、歳入総額としては、合計欄のとおり、約1,218億7千万円となり、前年度に比べ、額にして約19億8千万円、率にして1.6パーセントの減となっております。
 次に、2ページの歳出、性質別でございますが、公債費は、国の制度に基づき平成7年、8年度に借り入れた市民税減税補てん債を借換えしたことに伴い、70億9千万円、貸付金は、サンポート高松A1街区用地の金利負担解消のため、土地開発公社に貸付を行ったことなどにより、37億4千万円増加したものの、建設事業費は、文化芸術ホールの建設事業終了などに伴い、約141億円の減、また、積立金が、平成15年度に行った市民会館建設事業基金の充当残額の、建設事業基金への積立てがなくなったことなどにより、約28億円減少したことなどから、歳出総額としては、合計欄のとおり、約1,181億4千万円、前年度に比べ、額にして19億4千万円、率にして1.6パーセントの減となっております。
 なお、一番下段の義務的経費は、人件費が、職員数の減などに伴い減少したものの、生活保護扶助費や児童手当費などの増に伴う扶助費や公債費が増加したことなどから、額にして、約86億7千万円、率にして15.1%増加しておりますが、実質的には、先ほど申しあげました、市民税減税補てん債の借換分を除きますと、額にして約20億円、率にして3.5%の増加となっております。
 この結果、3ページでございますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた、形式収支は、約37億3千万円で、この形式収支から、翌年度へ繰り越す事業の財源、約10億5千万円を差し引いた、実質収支は、約26億8千万円の黒字となっております。
 決算概況としては、以上でございますが、中ほどの表で、市債及び財政調整基金など4基金の状況を前年度比較で申しあげますと、まず、市債につきましては、臨時財政対策債を除き、平成16年度末が約1,138億1千万円と、15年度末と比べ、約73億3千万円減少しておりますが、これは、高松港頭地区再開発事業や、文化芸術ホールの建設事業など大規模事業が終了し、新規発行を抑制したことなどによるものでございます。
 一方、4基金につきましては、平成16年度末が約76億9千万円と、15年度末と比べ、約72億3千万円減少しておりますが、これは、平成16年度事業の財源対策として、財政調整基金や減債基金を取り崩したことなどによるものでございます。
 また、これらを10年前の平成6年度末の現在高と比較しますと、市債は、平成6年度末の約727億円が、平成16年度末では、約1,138億円と、1.6倍近く増加している一方、4基金は、平成6年度末では、約362億円ありましたものが、平成16年度末では、約77億円と、4分の1程度にまで減少しております。
 このように、本市財政は、市債残高が増加し、基金残高が大幅に減少するなど、財政の硬直化に加え、今後、合併を始め、防災対策や少子高齢社会への対応など、多額の財政需要が見込まれる厳しい状況にあります。
 このため、今後の財政運営に当たりましては、新高松市行財政改革計画や財政運営指針を踏まえ、あらゆる事業について効率化や厳しい「選択と集中」に取り組むほか、合併に伴う特例措置や、有利な財政支援措置の活用を含む、所要財源の積極的な確保を図るとともに、アウトソーシングの推進に努めるなど、将来にわたり持続可能な健全財政の確立に、全力を挙げてまいりたいと存じます。

 2件目は、「第67回全国都市問題会議の開催について」でございます。
 来る10月6日と7日の2日間、本市におきまして、全国都市問題会議を開催いたします。
 この会議は、都市の抱える様々な問題や地方自治等について、市長・市議会議員をはじめ自治体関係者・実務家と学者・研究者が一同に会し、共通の問題や課題並びにその対応策について討議するとともに、情報交換を図ることを目的として、毎年、全国各市において持ち回り開催され、今年で67回となるものです。
 本市としては、昭和49年に「都市と水」をテーマに開催しており、2回目の開催で、サンポートホール高松を会場に、全国から市長や市議会議員など、約1,800人を迎えて開催いたします。
 会議のテーマでございますが、都市が抱える課題のうち、特に地方分権社会の中で、自立した都市を目指していく上において、重要なテーマとなります、都市再生を取り上げ、「個性かがやく都市の再生」をテーマとしております。
 当日は、全国から多数の方々が参加されますので、サンポート高松を始めとする本市観光のPR、さらに本市の特色ある情報を全国に発信する絶好の機会にしてまいりたいと考えております。

 3件目は、「市民に提出を求めている申請書、届出書等における押印の見直し・性別記載欄等の削除について」でございます。
 これは、市民の負担軽減と市民サービスの向上を図るため、行うもので、まず、押印については、平成6年度において既に全庁的に見直しを行ったところでございますが、今回は、市民の方が市に提出する申請書、届出書等のうち、規則等を登載した例規集にその様式が定められているものについて見直しを行ったものでございます。
 見直しの一点目は、記名、押印か、署名かの選択によって、押印を省略できることとするものと、押印そのものを廃止するものでございます。
 記名、押印と署名のいずれかの選択による見直しの様式数は、223様式、押印そのものの廃止による見直しの様式数は、43様式でございまして、これらの様式によって市に提出される書類の件数は、年間約55,000件となっております。
 見直しの二点目の記載事項でございますが、これは、市民の方が市に提出する申請書、届出書等の様式中の記載事項について、その記載欄を削除しても事務処理上支障のないものについては、これを削除することとしたもので、その主なものとしては、性別に関するもの、生年月日に関するもので、該当する様式数は、55様式でございます。
 以上の見直しは、8月1日から実施することとしておりますが、押印の見直しにつきましては、先程も申しあげましたように、規則等に規定のあるものについて行ったものでございまして、今後、これら以外のものについても引き続き、見直しを検討してまいりたいと存じております。

 4件目は、「第40回さぬき高松まつりの開催について」でございます。
 来る8月12日から14日までの3日間、第40回を迎える、本市の真夏の祭典「さぬき高松まつり」を開催いたします。
 今年のまつりのテーマは「ものっそ高松」でございまして、来年1月までに5町と合併し、40万都市となる新生・高松市が、更に発展するように願いを込め、ものすごいという意味の「ものっそ」を合言葉に、市民全体でまつりを盛り上げてまいりたいと存じます。
 まず、12日のオープニングセレモニーでは、開会宣言の後、第6代高松ゆめ大使の委嘱式を行い、その後、合併記念イベントとして、13日を含め、各合併町の住民の方による太鼓の演奏、おどりの演舞など、芸能の競演が行われます。
 次に、13日の花火大会では、昨年同様、朝日新町F地区沖で、花火を打ち上げ、サンポート高松を主な観覧会場といたしております。
 花火の打ち上げ時間は、従来の1時間から45分間に短縮されておりますが、内容の充実に努め、新作の「海のシンフォニー」や「大空中ナイアガラ」などを打ち上げる予定でございますので、多くの市民の方々や観光客の皆さんに、夜空を彩る華麗な花火を楽しんでいただきたいと存じます。
 また、花火大会当日は、「ものっそたかまつ サンセットビアガーデンインサンポート」を実施するほか、中央商店街では、第3回目となる「遊ばナイト」などのイベント等も開催いたしますので、夜遅くまで、まつりを堪能いただけるものと存じます。
 次に、14日のおどりでございますが、昼間の市中おどりでは、田町商店街から南新町商店街をおどり会場として、3連約150人が、夜の総おどりでは、52連約4,200人が中央通りなどを乱舞する予定であります。
 今回は、大河ドラマ「義経」の放映にちなんで、「げんぺい連」を結成し、ドラマで、佐藤継信・忠信兄弟役を演じている俳優の宮内 敦士さんと海東 健さんを迎え、義経や弁慶などの衣装や揃いの法被を着た踊り子たちが、総おどりのオープニングを飾ることとしております。
 また、本年4月から開幕した野球の四国アイランドリーグの地元、香川オリーブガイナーズや、バレーボールのVリーグ昇格を目指す四国エイティー・エイツ・クイーン、サッカーのJリーグ入りを目指す高松FCの監督・選手たちがユニホーム姿でパレードに参加し、まつりに華を添えていただくことになっております。
 以上が、本年のさぬき高松まつりの概要でございますが、まつりの成功に向けて、引き続き、御支援を賜りますようお願い申しあげます。

 5件目は、「高松市アスベスト問題に関する庁内連絡会の設置・開催について」でございます。
 このアスベスト問題につきましては、先日来、アスベスト関連製品を製造していた事業所の従業員や周辺住民の間で肺がんや中皮腫など、アスベストが原因とみられる健康被害が多発していることが全国で報告され、アスベストに対する健康不安が高まっていることから、国においては、関係省庁会議を設置し、情報の共有、健康相談窓口の開設、労働安全衛生法などに基づく規制的措置や労災補償等の既存の対策の徹底についての点検などを進めております。
 県においては、今月19日に庁内の関係部局で連絡会を設置し、全庁的に連携・協力して健康相談や建物におけるアスベストの使用状況の把握などに取り組んでおります。
 また、本市におきましても、これまでアスベスト関連製品を製造していた市内工場の調査を行うとともに、保健所に相談窓口を設置し、市民からの健康不安の相談に対応しており、さらに、市有施設や民間施設についても、調査を進めることとしております。
 こうした状況を踏まえ、本市では、関係各課においてアスベスト問題に関する情報を共有して相互に連携を図り、その対策を効果的に推進するため、今月22日に「高松市アスベスト問題に関する庁内連絡会」を設置したところでございまして、明日28日、午後1時30分から、第1回の庁内連絡会議を開催することといたしております。
 このアスベスト問題は、市民の健康に関わる重大な問題でありますことから、今後とも、国、県と連携を図りながら、全力を挙げて取り組んでまいりたいと存じます。

 以上が本日の題材でございますが、あと1件、「姉妹都市セント・ピーターズバーグ市エッカード大学への日本語派遣教師の決定」について御報告を申しあげたいと存じます。
 本市と米国フロリダ州セント・ピーターズバーグ市とは、1961年から約半世紀にわたって姉妹都市交流を続けておりますが、この度、セント・ピーターズバーグ市にあるエッカード大学が、2002年から実施している「高松レジデント・フェローズ・プログラム」に派遣する日本語教師として、光武 玲奈さんを決定いたしました。
 この派遣事業は、米国の若者の日本文化への関心や理解を高めるとともに、本市市民に姉妹都市の状況を紹介し、市民の国際理解に役立て、両市の友好親善を一層深めることを目的として実施するもので、今回、日本語教師として派遣する光武さんは、本年9月1日から来年5月31日までの9か月間、エッカード大学で、日本語を学ぶ学生の授業補助者として活動いただくとともに、大学生向けの日本文化紹介プログラムに携わったり、地元の学校などで日本文化を紹介する活動を行っていただきます。
 また、高松市民の皆さんにも、セント・ピーターズバーグ市での活動状況を毎月1回程度、高松市のホームページなどを通して紹介していく予定としております。

 本日、私から申し上げる内容は、以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 アスベスト被害に関連し、屋島西町海岸で見つかったセメント管の撤去に対し、市として事業者側にどのように対応するのか。
 また、周辺住民より健康被害に対する不安の声が上がっているが、どのように対応するのか。
(市長)
 屋島西町海岸で見つかった旧エタニットパイプ高松工場が放棄したものではないかと思われるセメント管について、本市としては、旧職員等に事情聴取を行ったところ、旧エタニットパイプ高松工場のものであるということで、承継会社であるミサワリゾートに対して撤去を求めているところであるが、今のところ、前向きな回答をもらっている状況である。
 また、周辺住民の健康被害であるが、コンクリートに包まれており飛散するという恐れも低く、被害はないのではないかと思われているが、サンプル調査を行っているので、その検査結果等を踏まえて対応したいと考えている。

(記者)
 セメント管の撤去についての今後の見通しは、どうなのか。
(廃棄物指導課長)
 現在のところ、ミサワリゾート側に管の撤去をするよう申し入れているが、当初、ミサワリゾート側が想定していたよりも現場がかなり広範囲に及ぶことから、ミサワリゾート側からは社に持ち帰り協議を行いたいとの話を受けたため、早急に回答いただくよう依頼しており、現在、回答待ちという状況にある。
 また、現場が海中に没しており、撤去作業をする場合でも、潮の引いた時期でなければ難しく、潮の満ち干を考慮しながら、撤去作業を検討しなければならないと考えている。

(記者)
 高松まつりについて、平成6年の渇水時は中止されたが、今年もこのままの状況が続けば、厳しい水事情となると思われるが、開催する予定なのか。
(市長)
 水事情については、引き続き厳しい状況ではあるが、平成6年に比べ、自己水源はある程度確保できており、また、平成6年の今頃は早明浦ダム貯水率は一ケタ台であったが、現在の貯水率は40パーセント近くあることから、高松まつりの実施には影響はないと考えている。

(記者)
 このままであればお盆あたりには早明浦ダムの貯水率は0パーセントとなって時間断水などもありうるが、前回中止となった状況と同様な状況になったとしてもまつりの中止は考えないのか。
(市長)
 そのような状況になった場合、夜間断水は考えなければならないが、自己水源もあり、また合併の記念年でもあるので、ぜひともまつりは実施したいと考えている。

お問い合わせ

このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報・シティプロモーション課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで


以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ