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平成27年度 第3回 「東北ボランティア有志の会香川」

更新日:2018年3月1日

★日時 平成27年10月19日(月曜日) 午後6時27分~7時25分

★会場 高松市男女共同参画センター

★参加者 12名

今回、東北ボランティア有志の会香川の皆様方と、平成27年度第3回「市長まちかどトーク」を開催しました。
 東北ボランティア有志の会香川は、東日本大震災で被災された方々の復興支援を目的として、平成23年10月に設立されました。
 会員の皆様は、東北3県(岩手・宮城・福島)へのボランティアバスツアーを実施するなど、被災後の継続的な支援や防災勉強会の開催などに積極的に取り組んでおられます。
 今回は、高松市民の防災意識や危機管理体制について、活発に意見交換が行われました。

高松市民の防災意識について

 「高松市民の防災意識は低い」とよく言われているが、市民の防災意識を高める工夫や、現在、取り組んでいる啓発について伺いたい。

 「災害はいつ起こってもおかしくない。」という意識を持ってもらうことが重要で、いざというときにどうすれば良いのか、できるだけ事前のシミュレーションが各家庭でできるような情報として、「たかまつ防災マップ」を作成し、市内全戸に配布した。この冊子では、ハザードマップだけでなく、災害への知識や備えに関することなども掲載し、防災に関心を持ってもらえるよう工夫をしたところで、例えば、津波避難ビルを高松市内で約100カ所指定しているので、自分の職場や家の近くの津波避難ビルの場所を家族で共有するほか、各地区での防災訓練等でも活用してもらいたい。
 また、正確で早く情報伝達ができるよう防災ラジオを普及させるなど、各家庭にできるだけ広く情報が行き渡るように、今後も力を入れて対策を進めたい。

危機管理センターについて

 市役所の西隣に建設中の危機管理センター(仮称)において、ボランティア団体が備蓄物資等を寄付するなど、何か協力できることがあるか、今後の予定を伺いたい。

 現在、建設中の危機管理センター(仮称)には、本格的な情報伝達機器を配備した常設の災害対策本部機能や発災時に一番先に活動する消防局機能、ライフラインの復旧に重要な役割がある上下水道局機能等を集約する庁舎を整備しているところである。
 この中に、市民の皆様が、被災に関心を持ってもらえる展示スペースを設けて、防災への啓発をしていくことも考えているので、ボランティアの皆さんには、御協力をいただければありがたい。

市長自身の防災対策について

 ボランティアに参加するようになって、災害が起こったときにどう避難するかなど、自宅の防災対策を考えるようになったが、市長自身の防災対策について、どのように工夫されているかを伺いたい。

 私個人としては、自宅の寝室の本棚には、倒れないように突っ張り棒をしている。
 また、寝る時には必ず携帯電話をすぐ取れるよう近くに置くほか、防災ラジオを寝室に置き、服をベッドの近くに吊るし、すぐ着替えられるよう常に準備している。
 災害が起こった際は、災害対策本部が設置され、私が本部長となることから、どこにいてもできるだけ早く本部に駆けつけられるようにしているが、出張の時など私が高松にいない場合には、危機管理監(副市長)が対応する。少なくとも私と2人の副市長のうち、一人は必ず高松市内にいるような体制をとっている。
 また、自宅付近は浸水の可能性があるため、車で移動できない場合を想定し、近くに住んでいる職員と一緒に自転車で市役所に向かうというシミュレーションも行っている。

若い世代の防災訓練について

 今後30年以内に南海トラフ地震が来ると予想されていることから、地域と学校とが連携し、若い世代の小学生や中学生の防災訓練を行うべきだと思うがいかがか。

 実際に南海トラフ地震等の大災害が起こったときには、まず減災が重要で、自分の命を守るためにどう行動すべきかを、子ども達にも教える必要がある。
 東日本大震災の際の「釜石の奇跡」と言われていることに関しても、地震が起こったら津波が来るから、とにかく高い所へ走って逃げるよう、常に訓練を行っていたため、釜石小学校では誰一人犠牲者はでなかった。そういう訓練を小学生の頃から行っておくことは大切だと思う。
 高松でも訓練の回数を多く増やし、コミュニティ協議会単位で地震・津波災害を重点にした訓練をかなり行っている。最近は子ども連れの若い母親や父親、今まで自治会活動にあまり参加していない方も増えていることから、更に各地域で徹底して訓練ができるよう取り組んでいきたい。

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話 : 087-839-2111 FAX : 087-839-2464
 Eメール: pr_c@city.takamatsu.lg.jp

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