平成25年度　第5回 「西日本めちゃイケ異業種交流会」

　今回、「西日本めちゃイケ異業種交流会」の皆様方と、平成25年度第5回「市長まちかどトーク」を開催しました。
　「西日本めちゃイケ異業種交流会」は、2010年12月に設立され、「清く」「正しく」「面白く」を理念に掲げ、ビジネスにおける人脈拡大をベースとし、最終的には起業を助けて社会貢献できるチームを構築していくことを目指されております。
　毎月、異業種交流会を開催され、セミナーや座談会、またビジネスに役立つ実践的なワークショップを行うなど、様々な活動に取り組まれております。
　今回は、同会の設立目的のひとつでもあるビジネスと地域コミュニティについて、活発に意見交換が行われました。

　高松市では、具体的にどういった産業を起業してほしいと思っているのか。また、市長としてではなく個人として、高松でどういうものが伸びてほしいと思っているのか。

　どういう分野に起業してほしいかというのは、市が求めるものではないが、市の行政分野の中で、これからの人口減少、超高齢社会を考えると、労働力なり、あるいは経済のある程度の分野を、高齢者福祉に割いていかないと、社会の活力を維持できなくなる。個人がどの分野でどういう風な起業をするのか、それは自由な発想でやっていただければいいと思う。
　また、私個人としては、バランス良くというのが本音だが、IT産業が、今よりもうちょっと伸びてほしいというのはある。
　市として推進しようとしているのは、文化芸術分野での色々なクリエイターやアーティストなどで、経済的に自立できるような人や、それを仲介する人等が出て、文化芸術に付加価値がつけられるような産業、そういう分野にどんどん人材がでてきてほしいと思う。

　空家をうまく利用でき、それがビジネスにつながればいいと思っているが、市では、空家に対して働きかけるという考えはあるか。

　空家については、塩江地区、女木・男木の離島をモデルとして調査を行い、それを利活用しようと、調整し始めている。
　具体的には、今度、男木小・中学校を再開する際に、男木島に帰って来て住む家がなく探している人や移り住みたいという人もいるので、空家の活用方法について、市が間に入って、男木地区コミュニティ協議会と協議している。
　特に、文化芸術関係のIターンの方で、どこかいい物件がないかの問い合わせが、出はじめているので、そういう意味で、市内においても空家を改装するなど、色々考えればビジネスチャンスはあるのではないかと思う