太刀 銘 兼氏
更新日:2024年10月17日
工芸品
指定区分 重要文化財
指定年月日 昭和42年6月15日
所在地 東京都渋谷区
解説
初代兼氏の太刀は、現在無きに等しく、あっても短刀ぐらいである。兼氏は、大和手掻派の人で、正宗の弟子となり、十哲の一人である。この刀は、偶然にも琴平の地にあったが、所有者は知らずに入手。全国刀剣界の話題になったものであり、初代兼氏の最大傑作の一刀である。
- 法量:長66.7センチ、反(そり)1.2センチ、元幅3センチ、先幅2.6センチ、鋒長8.8センチ、茎長(なかご)17.6センチ、茎反りわずか。
- 形状:鎬(しのぎ)造、丸棟身幅広く、反は浅く大切先となる。
- 鍛(きたえ):板目に杢混(もくまじ)り、刃より柾目心に肌立つ地沸(じにえ)盛ん地累入る。
- 刃調:直刃(すぐは)調浅く湾(のた)れ互の目交る、小足入り、匂い口冴え、小沸付く。
- 鋩子(ぼうし):乱れ込み先小丸に返る。
- 彫刻:表裏に2筋樋掻(ひか)き流す、茎、磨上、先浅い栗尻。
- 鑢目(やすりめ):勝手下り。
- 目釘穴:2。
- 銘:先寄り大振りの2字兼氏と残る。
~ 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 ~
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