高松港頭地区地区計画

　本地区は、高松市の市街地の北端に位置し、高松港をはじめJR高松駅や琴電高松築港駅などの集まる交通結節機能を生かして、四国の玄関口として発展してきたところである。
　今回地区計画を定める区域は、ウォーターフロントという優れた環境を生かし商業、業務、官公庁、文化、交流、情報などの集積する新しい都心核の形成を目指し、土地区画整理事業等により高度な土地利用を図っていこうとする区域である。
　このため、地区計画を定めることにより、安全で快適な歩行者空間の創造や、良好な都市景観を形成していくとともに、本地区に求められる、商業、業務、住宅をはじめとする多様な都市機能や鉄道、港湾などの交通機能を適正に配置し、新しい都市拠点にふさわしい都市環境を形成、保持することを目標とする。

　敷地内に十分なオープンスペースを確保するとともに、周辺環境と調和のとれた都市景観を整備し、魅力ある都市拠点の形成を図るため、以下の方針を定める。
　
1．センター地区
　新しい都市拠点にふさわしい賑わいのある多目的広場を中心に、商業、業務、官公庁、文化、交流及び情報の各施設を一体的に整備する。
2．駅前地区
　高松港及び玉藻公園に面する敷地条件を生かし、センター地区との調和を図りながら、景観に配慮した駅前にふさわしい商業、業務施設を配置するとともに交通機能の処理能力の充実を図るため駅前広場の整備を行う。
3．駅西地区
　センター地区との調和を図りながら、景観に配慮した商業、業務施設や住居を配置し、良好な市街地の形成が図られるよう誘導する。
4．港湾関連地区
　高松港に面する敷地条件を生かし、センター地区との調和を図りながら、景観に配慮した港湾関連業務施設等を配置する。
5．駅南地区
　駅に近接した地区として、商業、業務施設や住居を配置し、良好な市街地の形成が図られるよう誘導する。
6．鉄道関連地区
　鉄道施設等とそれに関連した業務施設等の集積を図る。