朝日町一丁目地区地区計画の概要

本地区は、JR高松駅から東へ約1.5キロメートルの臨海部に位置する大規模遊休地（JT高松工場跡地）で、「高松市都市計画マスタープラン」においては広域交流拠点内に位置づけている。
本地区では、土地利用転換に伴う地区整備とともに、県立中央病院の移転によって大規模遊休地の有効活用を図ることにより、高度先端医療機能の一層の拡充と、周辺市街地の防災機能の向上、広域交流拠点にふさわしい都市的景観の形成などを計画的、一体的に誘導し、コンパクトシティの実現に寄与することを目的とする。

1．周辺環境に配慮し、緑豊かな市街地の形成を図るため、地区の外周に緑地等を適切に配置するとともに、近隣住民等が憩い、集える場ともなる空間を配置する。
2．安全で快適な歩行者空間を確保するため、地区の外周に歩行者や車イス等が通行できる空間を配置する。

1．大規模な敷地を活かして、高度先端医療機能の一層の充実を図るとともに、地震や水害などに備えた施設として整備を進める。
2．周辺の工業系用途の操業環境や周辺市街地の居住環境に配慮した建物配置、建築物等の形態又は意匠とする。
3．周辺環境との調和やゆとりある空間形成に配慮して壁面後退などを行う。

本地区は、未利用の工業用地から県民の高度先端医療等の中核を担う病院施設用地への転換を図るとともに、これら高度先端医療機能を十分に発揮させるための職員用の宿舎や保育施設等の付属施設や病院利用者の利便施設としての店舗、食堂等の付属施設を一体的に整備する。
また、本地区周辺の海辺、街路樹、街区公園などと一体となって緑豊かな景観形成に寄与する緑地空間等と、病院利用者をはじめ、近隣住民が集い、憩い、災害発生時には避難の場などともなる公園を適切に配置し整備する。

次に掲げる建築物は、建築してはならない。
1.建築基準法（昭和25年法律第201号）別表第2（に）項第2号及び第6号に掲げるもの
2.建築基準法別表第2（へ）項第5号に掲げるもの
3.建築基準法別表第2（と）項第4号に掲げるもの

30,000
ただし、次のいずれかに該当する土地については、この限りでない。
1．派出所、公衆便所その他これらに類するもので、市長が公共公益上やむを得ないと認めたもの
2．病院職員の宿舎、保育所、薬局その他これに類するもの及び病院に附属する売店、食堂その他これらに類するもの

1．建築物の形態又は意匠は、周辺環境との調和に配慮しつつ、良好な都市景観の形成に寄与し、ランドマークにふさわしいものとする。
2．屋外広告物は、周辺環境に十分配慮したものとする。