高松市長　増田　昌三

一言、ごあいさつを申しあげます。
ただいまは、香川県知事　真鍋武紀様の立会いのもと、高松市と香川町、国分寺町、牟礼町、香南町及び庵治町との合併協定書の調印を、滞りなく終えることができました。これもひとえに、本日、ご列席の各町長様をはじめ、合併協議会委員の皆様方、また、市・町の議会の議員の皆様並びに住民の方々、さらには、香川県当局のご理解、ご支援の賜物でございまして、心より、敬意を表しますとともに、厚く感謝申し上げる次第でございます。
さて、今、地方自治体を取り巻く環境は、少子高齢化による急激な人口構造の変化や情報化の進展に伴い、様々な行財政課題が山積する中、長引く景気低迷による税収の落ち込みなど、極めて厳しい財政事情を抱え、非常に困難な状況となっております。
さらに、国の三位一体改革は、これに追い撃ちをかける様相を呈しておりまして、まことに予断を許さない状況にございます。
一方、本格的な分権の時代を迎え、これまでのような国主導ではなく、自己決定・自己責任の理念に基づき、自分たちの地域のことは自分たちで考え、判断し、実行するという自立したまちづくりが強く求められております。
このように、時代の潮流が大きく変化する中、本日、高松市と香川町、国分寺町、牟礼町、香南町及び庵治町は、合併協定の調印を行ったわけでございますが、本市といたしましては、各地域の特色を生かしながら新たな活力と魅力を創出し、効果的・効率的な都市政策や都市経営に取り組むことにより、将来の道州制における四国の州都を展望した、風格ある環瀬戸内海圏の中枢・中核拠点都市として発展を目指してまいりたいと考えておりまして、このことが、本市の都市圏域はもとより、香川県全体の活性化につながるものと確信しており、塩江町を含む1市6町の合併による「40万都市」の実現は、極めて意義深いものと存じます。
今後は、それぞれの市町議会において、合併関係議案が審議されることとなりますが、各議会におかれては、住民の意向と、これまでの合併協議の成果を踏まえ、大局的視点から、適切な判断をなされますよう、特にお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。
本日は、まことにありがとうございました。