香川県議会議長　　増田　稔　様

本日の佳き日、高松市と香川町、国分寺町、牟礼町、香南町及び庵治町の合同の合併協定調印が行われましたこと、誠におめでとうございます。香川県議会を代表して心からお慶びを申し上げます。
関係者の皆様方におかれましては、時代の転換期を迎えた地域の将来像を見据え、様々なハードルを乗り越え、本日の調印にこぎつけられまして、感慨も一入のものがあろうと存じます。その真摯なご努力に対し衷心より敬意を表します。
申すまでもなく、合併の目的は、少子高齢化等の経済社会情勢の変化に対応するため、行政体制の整備・確立を図るものでありますが、一方、地域の人々の歴史や文化への愛着は深く、21世紀の「わがまち」の描き方にも様々な思いが錯綜するところであります。
香川県の顔としての役割を担っている県都高松市を中心とする合併は、先に合併協定を結んでいる塩江町を含めた1市6町という大規模なものであり、その影響力は計り知れないほど大きく、且つ重要であります。
また、国の主要な出先機関や企業の支店が多数立地し、行政や経済などの中枢管理機能が集積されております県都高松市が、四国の中枢管理都市としての発展を期す上におきまして、合併の意義は少なからぬものがあります。
どうか、関係者の皆様方におかれましては、合併による住民サービスの低下や個性の埋没を懸念する声にも十分に応えられ、地域の方々が誇りとできる自治体の創造に、一層のご尽力を賜りますことを心からお願い申し上げます。
終わりに、来年早々には、県民が期待する新たな40万県都高松市の誕生を心からご期待申し上げますとともに、ご参列の皆様方のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、お祝いの言葉とします。