牟礼町長　高木　英一

増田市長様はじめ、高松市委員の皆様、牟礼町委員の皆様、全11回の協議、ご苦労様でした。
牟礼町の合併の経緯は、皆様方ご存じのとおり、私の「高松市との合併の賛否を問う住民投票を半年以内に実施します。」という、選挙公約の実行のため、公募した委員による合併の説明資料づくり、37回の地元説明会、牟礼町議会での住民投票条例の可決、住民投票による賛成多数という民意を確認した後、一昨年の12月議会の議決に基づいて、合併協議会を設置させていただき、先月10日までの、全11回の協議を完了して、今日の調印を迎えています。
「未来を支えるのは誰か」という視点に立った時、未来を支える今の若者や子どもたちに負担をかけない、若者たちが気兼ねなく、安心して働け、暮らせる社会の仕組みづくりをスタートさせるのが今回の平成の大合併です。
一地域だけで生きていける時代が終わった今、これからは、お互いの地域が連携し合い、それぞれの町の文化や芸術・特色を生かし合う事が大切です。この合併が、高松市を中心とした、名実ともに四国の中心にふさわしい圏域となり、夢と希望あふれる元気な地域づくりになる、わたくしは、こうとらえています。
そういう意味から、今日の調印は「平成維新」の第一歩をしるすものである、と後世に伝えられるでしょう。
牟礼町議会の議員各位が、18,300人の町民の幸せ、未来を担う子どもたち・若者のために、子や孫たちのために、大局的見地に立った、賢明で、責任ある判断をされることを信じています。