このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

市長定例記者会見要旨(平成18年4月)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成18年4月26日(水曜日) 午前11時30分~12時5分
(場所)11階 113会議室

報告事項

1 前助役の収賄事件の判決について
2 本市におけるパソコン等の個人情報や機密情報の流出防止の取り組みについて
3 マタニティバッジの作成配布について
4 合併記念・高松市文化施設スタンプラリーの実施について
5 合併記念・高松春のまつりフラワーフェスティバル&交通安全フェア2006の開催について

市長説明

 本日、私から申し上げるのは、5件でございます。
 まず1件目は、「前助役の収賄事件の判決について」でございます。
 井竿辰夫前助役が、特別養護老人ホーム「高松さんさん荘」設置をめぐる贈収賄事件で、有罪判決を受けましたこと、誠に遺憾に存じております。
 市政の責任者として、改めて深くお詫び申しあげます。
 私としては、今回の判決を厳粛に受け止め、二度とこのような事態を招くことのないよう、厳正な市政運営に努めてまいりますとともに、こうした事態を招いた原因や環境を見直し、再発防止に取り組み、市民の皆様からの信頼回復に、全力を尽してまいる所存でございます。

 2件目は、「本市におけるパソコン等の個人情報や機密情報の流出防止の取り組み」でございますが、本市では、高松市行政情報化計画に基づき、職員が使用するパソコンを約2,900台接続し、ネットワーク化した組織運営を行っております。
 昨今、全国的にウィニー等のファイル交換ソフトを利用した、個人情報や機密情報の漏えい事件が多発しており、個人情報等のセキュリティ対策の徹底が求められております。
 本市では、平成15年7月に「高松市情報セキュリティ基本方針」を制定して対応しているところでございます。
 具体的には、庁内電子掲示板等で対応策を掲載するとともに、管理職員と各部署の情報化推進担当者を対象に情報セキュリティの確保に関する研修や、全職員を対象としたオンライン研修による研修を実施しているほか、新規採用職員研修等、各種研修の機会を利用して周知・徹底を図っております。
 さらに、技術的には、内部ネットワークへの接続制限の実施やウィルスの進入も徹底的に防御するなど情報流出防止に万全の対策を講じております。
 このようなことから、現時点では、本市において、個人情報や機密情報の漏えい事案は発生しておりませんが、今後とも、職員への周知、指導や研修を徹底するとともに、庁内ネットワークの監視強化、ウィルス対策の強化を図り、情報流出の防止に努めてまいりたいと存じます。

 3件目は、「マタニティバッジの作成配布について」でございます。
 厚生労働省は、本年3月、妊娠初期には、外見から妊娠していることが分りづらく、周囲からの理解が得られにくいことから、妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が気付いて配慮しやすいようにするなど、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するためにマタニティマークを一般公募し、そのマークを決定し、発表いたしました。
 これを受け、本市では、母子の健康を保持増進することは、生涯にわたる健康づくりの基礎をなすことから、今年度の事業として「マタニティマーク」を付した「マタニティバッジ」を作成し、母子健康手帳の交付時に妊婦さんに配布し、活用していただくことといたしました。
 また、国が作成したポスターやリーフレットを関係各機関へ配布したり、掲示依頼するなど、市民へ取組みの趣旨を周知啓発してまいりたいと存じます。
 なお、マタニティバッジの配布時期につきましては、5月中旬からを予定しておりますが、すでに母子健康手帳の交付を受けている方で、このバッジを希望される方は、各保健センター、本庁市民相談窓口、支所・出張所等に申し出ていただければお渡しすることとしております。

 4件目は、「合併記念・高松市文化施設スタンプラリーの実施について」でございます。
 今回の合併により、庵治町の「庵治文化館」、牟礼町の「石の民俗資料館」、香南町の「香南歴史民俗郷土館」、国分寺町の「讃岐国分寺跡資料館」、塩江町の「塩江美術館」の5館が、新たに高松市の文化施設に加わりました。
 これらの施設は、各町の代表的な施設として管理・運営されてまいりましたが、合併後間もないこともあり、新たに高松市の施設となった各施設を広く市民に知っていただくとともに、新しい高松市の一体感を醸成するため、旧高松市の文化施設に5施設を加えた合計10施設で、合併を記念したスタンプラリーを企画・実施するものでございます。
 実施期間は、ゴールデンウィーク初日の4月29日から来年3月31日までです。
 このスタンプラリーでは、各施設に台紙を用意し、施設を観覧した際に、台紙の所定の位置に押印し、10施設全てのスタンプが揃いましたら、各施設共通の、1年間、2人まで利用できる優待券の発行を考えております。
 本市としては、新たな文化施設を早く市民の皆様に知っていただくことができ、市民の皆様にとっても、合併町を含む本市の歴史、風土に触れる良い機会になるものと確信しております。

 5件目は、「合併記念・高松春のまつりフラワーフェスティバル&交通安全フェア2006の開催について」でございます。
 この高松春のまつりは、多くの市民の皆様方の参加のもと、「花いっぱいのまちづくり」と「みんなですすめる交通安全」をテーマに、毎年開催しているものでございまして、今年も来る5月3日・4日・5日の3日間、中央公園を会場として開催いたします。
 特に今年は、合併後の市において、速やかな地域の一体化と融合を図るため、本年度、実施を予定している、別紙にございますような、「一体感醸成イベント」や「合併記念ふれあいバスツアー」などの合併記念市民交流事業のスタートイベントと位置づけており、讃岐国分寺太鼓など、合併地区のステージイベントや新高松市物産・特産ふれあいマーケットなどを開催することとしております。
 多くの方々に数々のイベントや色とりどりの美しい草花をお楽しみいただき、この春のまつりを契機として、花いっぱいのまちづくりの輪が広がり、また、交通事故の防止と交通安全意識の向上が図られるとともに、合併関係市町の住民の交流が図られ、地域の一体感が高まる絶好の機会にしてまいりたいと考えております。
 本日、私から申しあげるのは以上でございます。よろしくお願いいたします。

記者との質疑応答要旨

(質問)
 井竿前助役が、議員の口利きが圧力になって結果的にこうした事態になった。再発防止として口利きの対応マニュアルを作って欲しいとの発言があったが、再発防止策を具体的にどのように取り組んでいく考えか。
(回答)
 再発防止策について、重点的に取り組んでいかなければならないと考えている。職員が不当な圧力を受けて行政を曲げられることがないように、個人が判断して処理するのではなく、組織としてどう対応するかのマニュアルについて、先進地の条例や規程等を参考に作成していきたい。
(質問)
 いつ頃までに作成するのか。
(回答)
 今、議会では百条委員会が設けられ、その中で、そのことも議論されているが、私としては、議会にも十分相談する中で、出来るだけ早く作成したい。
(質問)
 市長の考えとして、今回の事件で、何が不正であったかをどのように捉えているのか。
(回答)
 前助役の会見を、私も新聞報道で見た。議員の口利きが今回の事件の原因だったと言っているが、確かにそのようなこともあるかもしれない。しかし、基本的には、現金を受け取ったということが一番の問題である。
(質問)
 前助役は自身のことだけでなく、市職員は議員の圧力に弱いと、体質的なことも話していたが、そういった背景についてどう考えているか。
(回答)
 議員だけでなく、いろいろな団体からも圧力はある。それを、個人ではなく、組織として受け止めることを考えていかなければならない。
(質問)
 議員は、地元の要望を伝えることが仕事であると言えるが。
(回答)
 当然、市民の要望を伝えるのが議員だ。ただ、個人的に家まで来られたりするのはどうか。陳情ならば、受ける側も何人かいるが、非公開の場で行われると、市民に疑惑を持たれることになる。
(質問)
 議員からの仲介は、基本的に全部失くしたほうが良いと考えるか。
(回答)
 議員活動に支障をきたすようなことになるのであれば、問題であると思う。
(質問)
 裁判では、前助役が、市職員に手心を加えるようにということはなかったとのことだが。
(回答)
 始めからそのような審査システムにはなっていない。
(質問)
 審査会をオープンにする必要があると思うか。
(回答)
 選定委員を全て外部の委員にするなどとか、少しでも疑念を持たれないようにしたい。
(質問)
 百条委員会に、市長も含め市職員の出頭が求められたら、応じるのか。
(回答)
 もちろんである。十分に話をします。
(質問)
 今回の事件に関して、当時の担当者、また市長自身も含めて責任をとる考えは。
(回答)
 判決において、組織的な問題はなく、前助役と議員との個人的な犯罪であったことが明らかになり、その点で、職員に対する責任の問題はないと考える。ただ、私の助役に対する監督責任はあり、これについては、今後どうするか考えていきたい。
(質問)
 有罪判決を受けての率直な市長の意見を聞かせて欲しい。
(回答)
 全く残念だ。持ってきたら、すぐに返したものだと思っていた。長期間持っていたとの事実が分かったということで、私としては、部下を信じたいという気持ちがあっただけに、裏切られたようで残念だ。
(質問)
 前助役に言いたいことは、あるか。
(回答)
 残念だということだけである。

(質問)
 パソコン対策だが、私物のパソコンについて、一部企業では、機密情報を持ち帰っていないか、あるいはウィニーが入っていないかどうかを、本人の許可を得て点検しているが、高松市でもそのようなことをする考えはあるのか。
(回答)
 パソコンについては、現在、2,900台余りが使用されているが、全て公用のパソコンを配備している。現在も、個人所有のパソコンの持ち込みや個人データの自宅への持ち帰りは、絶対禁止としており、今後も同じ考えである。(情報システム課長)

(質問)
 不妊治療の助成制度についてだが、今、県と市で交渉しているが、今後の見通しはどうなのか。
(回答)
 同じ県民を区別する政策は好ましくないので、ぜひ、県の制度に市民も乗せてもらうよう粘り強く要望したい。
(質問)
 市として、独自に上乗せの予算をつけることは考えていないのか。
(回答)
 そうすれば、今後、県の単独事業から、高松市民が除外されてもいいのかということになる。

お問い合わせ

このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報・シティプロモーション課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで


以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ