平成26年度　第6回　「高松 本とおはなしの部屋」

　ブックスタート事業が始まってから、定例おはなし会にも赤ちゃん連れの方が多く来られており、この事業は、大変有意義だと思うが、事業の継続や対象の拡大については、どのように考えているのか。

　ブックスタート事業は、4か月児健康診査の際に、保護者に絵本を贈呈しているが、本を渡すことが目的ではなく、読み聞かせによって、本と親しむ習慣を身につけてもらうという施策である。3歳児や小学校での配布など、対象者の拡大については、読書習慣への効果などが認められる場合は検討したい。
　また、ブックスタート事業では、本の読み聞かせをすることにより、日頃の子育ての疲れを癒したり、また、ブックスタートから続けて図書館などへ足を運ぶようになれば、その場が母親同志の情報交換や相談し合える場所にもなることから、子育て支援にもつながっていく。

　コミュニティセンターの図書室は、一番身近な公共図書室だと思う。
本を身近に感じてもらうには、大人も子どもも利用したくなるようになればと思うが、古い本が多く、利用も少ない。もっと利用されるようにできないか。

　コミュニティセンターの図書室は、図書館の分室扱いであることから、図書館の所蔵本から入れ替えしている状況である。コミュニティセンターでは、図書の管理などに差があることから、それぞれのコミュニティセンターを通じて市民の方の要望を聴き、より的確に本を揃え、図書室の読書環境が良くなるような工夫や、図書館4館と各地域のコミュニティセンターとの連携についても検討したい。
　また、地域で呼びかけをすることで、図書室のボランティアとして活躍してくれる人や、読み終わった良い本も寄付などで集まると思う。
　さらに、地域コミュニティ協議会では、自主的な事業に市の交付金を使えることから、図書室の充実についても、地域コミュニティ協議会の事業として相談をされたい。

　私たちの団体は、さわる絵本の製作やおはなし会を開催するなど、香川県立盲学校へのボランティア活動を行っているが、その活動をどう思うか。

　視覚障がいのある方には読書活動が大切であり、それを手助けするボランティアの力が必要である。市としては、ボランティアの方々を応援したいし、広がるようにしたい。ぜひ、こういう所を後押しして欲しいというところがあれば、言っていただきたい。
　皆さん方がいろんな活動を行っているおかげで、多くの子どもたちが、読書活動をより楽しむことができている。本当に御尽力に対し、心から感謝申しあげたいと思う。
　どんどんグループの輪を拡げて、より活発になることを心から御期待を申しあげたい。