平成26年度　第1回　「学生団体cocokara、YOUめ～く」

　今回、「学生団体cocokara」と「YOUめ～く」の皆様方と、平成26年度第1回「市長まちかどトーク」を開催しました。　「学生団体cocokara」は、香川の大学生を中心として平成23年に設立され、若者の夢や可能性を地域活性化につなげる活動や、学生・社会人・地域を結びつける対話の場づくりの活動を、学生目線で取り組んでおられます。また、「YOUめ～く」の皆様は、20代社会人のコミュニティとして、香川に転勤して来られた若者の居場所づくりや県内外の異業種の若者たちの交流に取り組まれております。　今回は、就職や観光の面から、高松の魅力について、活発に意見交換が行われました。

　若者が県外に出て、また帰って来れば、地域が盛り上がり潤うと思うが、若者が高松で起業する場合は、どういった分野やコンテンツが適しているか。

　UターンJターンで帰って来てもらうためには、自分たちの育った香川県の地域が、外へ出た人たちから見て、やはり故郷香川の方がいいなと思えると良い。また、Iターンで惹きつけるためには、外から見て、より魅力があるように高松ならではの地域資源を磨くことで、刺激やチャンスが多いと思ってもらえるようなまちづくりをしていくのが一番大事ではないか。
　これからのまちづくりとして、若い人たちがどんどん参入してほしい分野としては、文化芸術アートとデジタル技術が組み合わされたデジタルアートを考えている。
　高松では、瀬戸内国際芸術祭が成功しており、アートという土壌がある。また、民放が5局揃っており、コンテンツ産業としての映像産業がある。興味があれば、高松の街で若い人が、メディアアート的なコンテンツ産業をどんどん取り上げてもらえるとありがたい。
しかしながら、起業としてこれと決めるものではなく、まずは、自分が何をやりたいかを見つけて、それを色んな人と相談しながら、起業にもっていくことが大事だと思う。

　地方の人材流出防止のため、中学・高校から、自分の地元には、どういう産業や仕事があるか、しっかり発信していくべきではないか。
　また、外国人観光客を誘致し、継続的に来てもらうためには、人と人のつながりも大切で、もっと交流の場やコミュニケーションがあるべきではないか。

　自分たちのまちの良いところや悪いところを小学校・中学校で学ぶことは、総合的な学習の時間等で行っている。これは、非常に良いことで、どんどん行ってほしいし、小さい頃に自分のまちは、こういった良いところがあると覚えられれば、将来も自慢できるし、外へ出ても、高松へ帰って来ると思う。
　また、中学生・高校生に、地元のこういう仕事や企業があると、できるだけ幅広く教えるのもいいアイディアで、そういう機会を教育委員会を通じ、産業振興や企業訪問などの形で増やしていきたい。
　日本の人口が減り、高齢化している中で、交流人口の増加につながる外国人観光客の誘致に力を入れており、香川へも昨年、台湾、上海からの外国人観光客は増えている。観光の際、単に来てお金を落としてもらえればいいのではなく、リピーターで何度も来てもらうことが大切で、もう1回行きたいと思わせるのが、受け入れするときの優しさ、ホスピタリティである。
　せっかく外国人の方が観光に来ているので、積極的に交流するような雰囲気や、その仕掛けも必要であるが、以前よりは、違和感なく交流できていると思う。