披雲閣(旧松平家高松別邸)
更新日:2019年1月18日
建造物
指定区分 国指定重要文化財
指定年月日 平成24年7月9日
所在地 玉藻公園内(高松市玉藻町2-1)
解説
披雲閣は、高松城三ノ丸の御殿跡に高松松平家12代当主松平頼壽の別邸および香川県の迎賓館的な役割として大正3~6年(1914年~1917年)に建築された建物である。清水組(現清水建設)の4代清水満之助が工事を請負っており、棟札や設計図も残る。
本館は木造一部2階建で、接客、居住、家政などの機能をもつ各棟を渡り廊下で接続しており、建築面積1916平方メートルにおよぶ。平面は西側に公的な部屋が配置され、玄関から奥に行くにしたがって私的な部屋になる。柱間は芯々で1間を6尺5寸として設計されている。142畳の大書院、洋風の部屋の蘇鉄の間は接客空間で、いずれも小屋組みにトラス構造が用いられている。このほか槙の間、波の間、松の間、杉の間、桐の間などの居住空間や執務空間が見られるほか、調理場、浴室なども見られる。
本館付倉庫は浴室の南側に建つ蔵で、木造2階建、切妻造、桟瓦葺で、外壁は下見板張で仕上げている。
倉庫は、本館付倉庫の南側に建つ蔵で、大正末年ごろ建築とみられる。木造2階建、寄棟造、桟瓦葺で、外壁は擬石塗で仕上げている。
上記のほか、同時期に建築された裏門1棟、袖塀2棟(東袖塀、西袖塀)、井戸屋形1棟、四阿2棟(東四阿、西四阿)が附指定されている。
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