第6回PCレインボーマルナカ紡

今回、「PCレインボーマルナカ紡」の皆様方と、令和5年度第6回「市長まちかどトーク」を開催しました。
「PCレインボーマルナカ紡」は、地域の高齢者が集い、交流できるスペースをスーパーマーケット店舗内に設け、生きがいづくりなど、健康寿命の延伸を目的とした様々な講座を開催されており、地域の高齢者福祉に大いに御貢献いただいています。今回は、PCレインボーマルナカ紡の皆様と、「高松市におけるスマートシティ都市化」、「特別養護老人ホームの整備」「紡の取組」などについて、意見交換が行われました。

高松市中心部幹線道路は「レインボー通り」「サンフラワー通り」「空港通り」そして新たに「サンシャイン通り」があります。しかし、公共交通機関はレインボー通りを巡回するのはバスのみであり、高齢者にとっては、免許返納もありこれから生活をしていくのに大変不安要素であります。そこで「ライドシェア」の実験などを先駆けて実施していただけないでしょうか？また、高松市ではバスの便を減らすといった更に不安なニュースも先日流れていました。免許返納後が大変不安です。
公共交通の問題は、高松だけでなく、地方にとって非常に大事な問題だと認識している。自家用車の普及に伴い、公共交通の利用が低下した。このまま公共交通が衰退の一途をたどらないよう、本市では電車とバスの乗り継ぎ割引や、70歳以上の高齢者への割引など、安く利用できる方法を設けたところ、少しずつ公共交通の利用が伸びている状況である。
しかし、運転手不足にも拍車がかかっている現状であるので、減便を中心とした新しい交通体系を示していきたいと考えている。また、本市独自に、公共交通空白地帯の輸送手段として、タクシーより安くバスより高い、「バタクス」というものの実験をしている。
このように公共交通を維持、また少しでも充実できるよう、様々な施策を考えていきたい。

「紡」は、自主的に認知症予防・介護予防の取組を通し、健康寿命延伸の取り組みを行われております。国が医療費・介護保険が赤字になると懸念しているが、こういった取組をされている業界に対して高松市はもっと援助・支援・協力していく体制をとっていくことで医療費・介護保険削減を先駆けとなって国へ伝えていくことができるのではないでしょうか？
団塊の世代が75歳以上となり、社会保障費が膨れ上がると懸念されている2025年問題が再来年に迫ってきたが、昔に比べ、高齢者のうち医療や介護が必要な人の割合が減ってきている。これは、先ほども申しあげた、元気な高齢者が増えているからであり、高齢者が楽しく、有意義な人生を少しでも長く送ることができるよう、本市では高齢者の健康寿命の延伸を図る取り組みとして、様々な事業を展開している中、居場所づくり事業というものを実施している。現在、市内に約200か所の居場所があり、それぞれの居場所で、定期的に体操をしたり、音楽をしたりと趣味の会などをしている。
「紡」の活動は、我々の居場所づくりの活動の一歩も二歩も先を行くような先進的な民間での活動であり、このような活動をどんどん取り組みたいと思っている。
本市では居場所以外にも、各種講座、健康の講座を開設しているほか、市内のスポーツクラブに委託をして、健康体操等なども実施している。このように民間の力も活用しながら、高齢者の健康づくり、介護予防の事業を展開していきたい。