平成29年度 第4回 十獅会
更新日:2018年3月1日
- 日時 平成29年11月4日(土曜日) 午後6時00分~7時10分
- 会場 高松市十河コミュニティセンター
- 参加者 25名
今回、「十獅会」の皆様方と、平成29年度第4回「市長まちかどトーク」を開催しました。
「十獅会」は、獅子舞を通して、子どもからお年寄りまで世代を超えたつながりや自治会内の横のつながり、地域のつながりを大切にし、地域コミュニティの活性化に取り組まれております。
今回は、コミュニティの希薄化や獅子を通してのコミュニティ活性化のモデルプラン、コミュニティ組織の多様性などについて、活発に意見交換が行われました。
市長の獅子に対するイメージについて
率直な獅子に対するイメージをお聞きしたい。
香川の獅子舞は、ここに住んでいる人には当たり前のように思えるが、全国を見ても地域にこんなに多くの獅子舞が残っているところは少ない。他県から来た人が見ると、こんなに素晴らしいものがあるのかと驚き感動している。この素晴らしい伝統芸能(獅子舞)を残していかなければならないと感じているし、是非、獅子舞を使ってコミュニティを活性化させてもらいたい。
コミュニティの希薄化について
十河校区ではコミュニティを中心とした活動が盛んに行われている。しかし、活動の対象者が子どもやお年寄りに偏っており、現役世代が圧倒的に足りていない。それを表しているのが、自治会未加入率が高いということである。昔から十河で暮らしている人たちと、新しく十河に来た人たちとの間に壁があるように思える。
このようにコミュニティの希薄化が進むことを高松市としてどのように考えているのか。コミュニティ活動の理念、終着点は、どのような形を想像されているのか。また、現状の把握をどのようにしているのか。
日本全体の傾向として、少子化が進むにつれ、人口も減少している。また、地方から大都市への一極集中により、地方都市では、高齢化が進み活力がなくなり、生産活動が鈍り、経済的にも社会的にもいろいろな弊害が出てきているのが現状である。
このようなことから、人と人とのつながりなど、地域の活力が維持できるような施策を進めていかなければならない。自治会を中心としたコミュニティを充実させ活発化することで、人々が孤立せず、活力が維持される。
しかしながら、自治会の加入率は低下しており、その要因として、人間関係のわずらわしさや自治会会費の問題などが考えられており、非常に難しいところがある。
30歳から50歳代の働き盛りの人たちが、コミュニティ活動に参加できないのはある程度仕方がないと思うが、定年を迎え再就職も終えた65歳過ぎの元気な高齢者には、中心となってもらい、若者を育て、地域を活性化できる仕組みづくりに尽力してもらいたい。
獅子を通してのコミュニティ活性化のモデルプランについて
高松には360余りの獅子が現存しており、獅子をコミュニケーションツールの一つとして、もっと活用してはどうか。
十河の獅子に参加するには、獅子のある自治会に所属しなければならない。そこで、私たちは子どもたちの受け皿をつくろうとしている。これができれば新しいコミュニケーションツールの一つとなり、地域のつながりを増やすことができ、地域の伝統文化を継承していくことも可能となる。
地域の伝統行事やその継承について、どのように考えているのか。各コミュニティにある獅子を活用できないか。また、私たちの取組についてどのように思うのか。
牟礼町に「田井の子供神相撲」というのがある。千年も続くような伝統芸能であり、昔は、田井自治会の長男しか出ることができなかったが、今は牟礼地区内の児童や興味のある児童たちの有志で千年の歴史をつないでいる。このように対象を広げながら、学校を単位としてやっていくのが一つの方法である。十獅会も十河校区以外のコミュニティにも活動の輪を広げてもらい、高松市全体での獅子舞のネットワークができれば、お互いを刺激し合い、相乗効果が生まれる。
本市としても、獅子舞など伝統芸能ができる限り地域で保存・継承されるよう、必要な調査を今年度から実施しており、参考となる事例をお伝えしながら、後押しをしていきたい。
コミュニティ組織の多様性について
十河の人たちが必ず何かしらの組織に属しているのかと言えば、属していない。コミュニティセンターを中心とした活動に参加しているのも一部の人たちかもしれない。組織に属していない人たちのために新たな地域での居場所をつくれると考えている。
このような中で、私たちの活動と高松市が連携を図っていくことは可能か。また、地域組織に属していないと困難であるのか。
人と人とのつながりや地域の絆をより強固にしていくため、小学校区単位で44の地域コミュニティ協議会をつくっている。その一つが、十河校区であり、地域に存在するすべての個人、団体が構成員である。緩やかな連合であり、高松市自治基本条例の中では、地域コミュニティ協議会を地域のまちづくりに取り組むものとして位置付けている。十獅会もコミュニティ協議会の一員だとの自覚を持って、何か実施したいときには、コミュニティ協議会に働きかけて活動を実施していただきたい。
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