平成29年度 第1回 香南ししまるスポーツクラブ

　今回、「香南ししまるスポーツクラブ」の皆様方と、平成29年度第1回「市長まちかどトーク」を開催しました。
　「香南ししまるスポーツクラブ」は、多年にわたり総合型地域スポーツクラブとして多様なスポーツ活動の機会を提供し、市民の健康増進や生きがいづくりなど、生涯スポーツの振興に努められております。
　今回は、市内の総合型地域スポーツクラブの推進などについて、活発に意見交換が行われました。また、トーク終了後には、「香南ししまるスポーツクラブ」が普及に注力されているパドルテニスを体験させていただき、いい汗を流すことができました。

　市内の総合型地域スポーツクラブをもっと増やすように取り組んでもらいたい。
　市内にある総合型地域スポーツクラブを見学し、事務局体制や事務内容、活動状況、財務内容等を勉強し、地域に合ったやり方で総合型地域スポーツクラブを増やすように取り組んでもらいたい。

　総合型地域スポーツクラブは、身近な地域で世代を超えた形で、あるいは、種目を超えた形で幅広くスポーツ振興を図るため、地域住民が主体となって運営されるクラブである。このようなクラブは、これからの健康づくりや高齢化社会における健康づくりとか生きがいづくりにとって、有効な手段である。是非とも、「香南ししまるスポーツクラブ」を先進事例として、その取組を他の地域に紹介するとともに、他の地域で意欲のある方が「香南ししまるスポーツクラブ」を見に来ていただき、総合型地域スポーツクラブが少しでも増えてくれたらと思う。
　現在、総合型地域スポーツクラブについては、県が所管しているが、本市においても、県と情報共有を行う中で、もう少し具体的な動きができるように検討していきたい。

　市内の中学校体育施設開放のあり方を改善して、もっとスポーツを多くの人が楽しめるようにしてもらいたい。
　現在、個別団体の抽選により体育館使用が当選したり外れたりして、不安定な活動になっている。これは、人が集まらない主要因である。そこで、中学校体育施設開放の運営を総合型地域スポーツクラブに委託してはどうか。

　本市は、健康都市連合に加盟しており、健康づくりに力を入れている。また、週1回スポーツをする人の割合を一定の目標を決めて増やしていくようにしており、これらを達成する1つの大きな手段として、「香南ししまるスポーツクラブ」のような活動を模範としながら、総合型地域スポーツクラブを少しずつ増やしていきたい。その延長線上で、中学校体育施設開放の運営などを総合型地域スポーツクラブに任すことが有効であるのであれば、少しずつ総合型地域スポーツクラブに委託していく話が持てるのではないかと思う。

　総合型地域スポーツクラブを増やすための支援をお願いしたい。
　楽しくスポーツをすることにより、健康維持が図られ、医療費削減や介護予防にもつながっている。そこで、更なるクラブ数や会員の増加を図るため、会場使用料の半額助成や講師派遣を行う際に限度額を決めて講師謝金の補助をしてもらいたい。

　総合型地域スポーツクラブを各地域につくるに当たり、地域によって状況が異なっており、一律に同じようにつくるのは難しい。まずは、個別状況を見ながら、いろいろと相談したり、先進事例を知ってもらうところから始めていきたい。
　そういう意味でも、「香南ししまるスポーツクラブ」には、頑張っていただかなければならない。モデル事業の位置付けとして、助成事業も何らかの形で行うことができたらと思う。講師派遣については、県の制度も一部あるようだが、市でも何らかの制度ができるよう検討させていただきたい。