ブロック塀の安全確認及び助成制度等について
更新日:2022年3月29日
平成19年新潟県中越沖地震(写真提供:埼玉県)
1 概要
過去の震災で、多くのブロック塀の倒壊被害がありました。倒壊した塀の下敷きになって死傷者が発生しています。また、倒壊した塀は、道路をふさぎ、避難や救助・消火活動を妨げる場合もあります。ブロック塀の安全性を点検して、災害に備えましょう。
2 ブロック塀の基準
ブロック塀は、建築基準法では「補強コンクリートブロック造の塀」といい、地震の際に倒壊しないように高さや構造の方法について、基準が定まっています。
【建築基準法施行令】
第六十二条の八 補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ一・二メートル以下の塀にあつては、第五号及び第七号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
一 高さは、二・二メートル以下とすること。
二 壁の厚さは、十五センチメートル(高さ二メートル以下の塀にあつては、十センチメートル)以上とすること。
三 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径九ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。
四 壁内には、径九ミリメートル以上の鉄筋を縦横に八十センチメートル以下の間隔で配置すること。
五 長さ三・四メートル以下ごとに、径九ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの五分の一以上突出したものを設けること。
六 第三号及び第四号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあつては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあつてはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし、縦筋をその径の四十倍以上基礎に定着させる場合にあつては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
七 基礎の丈は、三十五センチメートル以上とし、根入れの深さは三十センチメートル以上とすること。
3 国による塀のチェックポイント
国土交通省において、既設の塀の安全点検のためのチェックポイントが作成されていますので、御自身で塀を点検してみましょう。
4 自分でできる簡易チェック(高松市)
まずは、目で見てわかる部分について、塀の安全性をチェックしてみましょう。地中の基礎やブロック内部の鉄筋等については、建築士等の専門家に御相談ください。
5 高松市危険ブロック塀等撤去工事補助事業の活用(危険ブロック塀等の撤去等)
高松市では、高松市危険ブロック塀等撤去工事補助金交付要綱で定める道路等に面した、一定の高さを超える危険なブロック塀等の撤去に要する費用の補助を行います。
詳しくは、次のリンク先をご覧ください。お問い合わせは、建築指導課までお願いします。
6 高松市緑化事業助成制度の活用(生垣設置、ブロック塀撤去等)
高松市では、生垣設置等を行う場合、要件を満たせば、工事費の一部を助成していますので、ご活用ください。
詳しくは、次のリンク先をご覧ください。お問い合わせは、公園緑地課までお願いします。
7 高松市狭あい道路拡幅整備事業の活用(後退用地内の塀撤去等)
高松市では、狭あい道路に係る後退用地内の塀等を撤去する場合、要件を満たせば、工事費の一部を助成していますので、ご活用ください。
詳しくは、次のリンク先をご覧ください。お問い合わせは、建築指導課までお願いします。
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このページは建築指導課が担当しています。
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