稲荷山姫塚古墳
更新日:2018年3月1日
よみがな
いなりやまひめづかこふん
時期
古墳時代前期前半(3世紀後半から4世紀前半)
案内
稲荷山・紫雲山の尾根には少なくとも9基の積石塚があったようですが、いくつかの古墳はすでに消滅しています。稲荷山姫塚古墳は、峰山から続く遊歩道を東へ進み、稲荷山と室山の分岐点付近に所在します。
説明
【外形】
前方後円墳です。垂直の段と平らなテラスからなる階段状の外観で、全長は約54メートル、後円部の直径は約28メートルです。最も高い箇所で約6.5メートルもの石積みを行っています。石垣状の段を古墳の各所で観察でき、平成25・26年度に行った発掘調査では古墳の最外周に安山岩の板石を垂直に積んだ様子を確認しました。多様な形の石を巧みに使い分けて造られた古墳と言えます。
【内部】
後円部には竪穴式石室があったと言われています。
【出土品】
発掘調査によって、様々な形の埴輪が出土しました。定型化した円筒埴輪が出現する前の埴輪で、口縁部が様々な形をした壺形の埴輪や円筒状の埴輪などが出土しています。直線を基調とした線刻を施す埴輪があることも特徴です。これらの埴輪の一部は、同じ古墳群中の鶴尾神社4号墳から出土した壺形埴輪と類似することや、香川町の船岡山古墳の埴輪等と類似します。
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