と畜検査でみられる病気
更新日:2018年3月1日
==肝膿瘍(かんのうよう)==
肝臓に膿瘍ができた状態。ひどいものでは横隔膜が癒着する場合も有ります。
==疣贅性心内膜炎(ゆうぜいせいしんないまくえん)==
全身性の細菌感染により心臓の弁にカリフラワー状の病変が見られます。精密検査で2か所以上の臓器から同じ細菌が検出された場合は、敗血症として全て廃棄処分とします。
==尿毒症(にょうどくしょう)==
腎臓に病変があったり、結石などで排尿困難な場合に、尿中の老廃物が体内に蓄積された状態です。
このような場合は、血液中の尿素窒素値の測定を行い、解体所見と合わせて、食肉として流通させることが適当でないと判断された場合は全部廃棄となります。
(写真左は膀胱炎、写真右は腎炎)
==高度の黄疸(こうどのおうだん)==
胆汁色素が何らかの理由で血液中に増え、そのために組織が黄色を呈する状態です。
解体所見と血液中の総ビリルビン値の測定において、「高度の黄疸」と判断された場合は、全部廃棄となります。
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