このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

市長定例会見(令和7年10月14日)

更新日:2025年10月22日

日時・場所

日時:令和7年10月14日(火曜日)11時30分~12時00分
場所:防災合同庁舎3階301会議室

報告事項

(1)令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について

報道発表資料

市長説明及び記者との質疑応答要旨

 題材に入ります前に、今月26日(日曜日)に開催いたします「高松ファミリー&クォーターマラソン in AJI」について、お話をさせていただきます。
 このマラソンイベントは、合併前の庵治町で「ファミリーマラソン in AJI」として、昭和61年から行われていた大会でございます。合併後も、大会名称を変更しまして、本市が引き継いで開催してきたもので、今回で通算38回目となる大会でございます。
 しかしながら、近年の物価上昇でありますとか、人件費の高騰などに加えまして、来年3月に、本市域がメインのコースとなります「かがわマラソン」が開催されることなども踏まえまして、今回を最後に、大会を終了することを決定したものでございます。
 皆様に長く親しまれてきましたマラソン大会が終了することは、誠に残念ではございますけれども、最後となる今大会におきましては、有終の美ということで、過去の大会の歴史を振り返る写真展示や、地元庵治町の皆様の想いを記したオリジナルのゴールテープを作成しております。また、高松市役所吹奏楽団による応援演奏なども企画いたしておりまして、最後の大会を大いに盛り上げてまいりたいと存じます。
 なお、ランナーの参加申込みにつきましては、既に定員に達しており、受付を終了しております。庵治町の秋の風物詩として一時代を築いた本大会のラストを、是非、多くの皆様に御声援いただき、盛り上げていただきたいと思っております。そして、皆様の思い出の1ページとして残していただきたいと存じますので、取材方、よろしくお願いいたします。
 それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧いただきたいと思います。本日は、「令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について」の1件でございます。
 本市では、土木職や建築職などの技術職の採用につきまして、申込者数が採用予定人数に満たない場合があるなど、人材の確保が課題となっております。
 このようなことから、令和7年度職員採用募集におきまして、技術職における試験方法の見直し等を実施したところでございますが、民間企業や他の自治体の採用活動の多様化や早期化を踏まえ、本市としても優秀な人材の確保を目的に、採用試験等の見直しを行ってまいりたいと考えております。見直し事項は3点ございます。「早期募集枠の新設」と「カムバック採用」を、令和8年度職員採用募集から実施いたします。またこれに併せて、「リクルーター制度」を導入するものでございます。
 まず、「早期募集枠の新設」でございますけれども、土木、建築、機械、電気職といった、いわゆる技術職を対象として、3月に募集を開始し、6月上旬には合格発表を行うものでございます。また、1次試験につきましては、教養試験と専門試験を実施する従来の公務員試験に代えまして、民間企業で広く採用されているSPI(総合適性検査)を導入して、より多くの民間企業併願者や県外の学生に受験いただきたいと存じます。
 2点目の「カムバック採用」につきましては、結婚や育児、介護等を理由に本市を退職した者を対象に、採用募集を実施するものでございます。本市での勤務経験や退職後の知見をいかし、再び本市で活躍していただくことを目的といたしております。受験資格は、50歳未満で、本市での勤務経験が5年以上あり、かつ、退職後15年以内の者としております。
 また、採用辞退や離職防止に向けた取組として実施する、「リクルーター制度」でございますけれども、技術職として本市での就職に関心のある大学生及び採用試験合格者を対象に、リクルーターとして登録した本市職員との面談等の機会を設け、入庁前後のギャップをなくすことを目的とするものでございます。近年の内定辞退者や入庁後の早期離職者が増加しております。これが課題となっておりまして、この「リクルーター制度」の導入により、公務の魅力を伝えながら、学生及び合格者の不安や疑問の解消につなげてまいりたいと存じます。
 なお、今後のスケジュールでございますが、「早期募集」につきましては、令和8年3月から、「カムバック採用」につきましては、令和8年8月から募集を開始する予定としております。また、「リクルーター制度」につきましては、令和8年4月から通年で、随時、面談等を受け付けるものでございます。
 私からは、以上でございます。

記者質問

【記者】
 物価高騰などの対策として実施している、「高松市中小企業等賃金引上げ奨励金」について、現在の申請状況と効果は
 また、香川県の最低賃金が1,036円に引き上げられるが、賃上げ支援強化など、高松市の対応はあるか
【市長】
 「中小企業等賃金引上げ奨励金」ですが、本年5月15日から8月29日までを事前登録期間として募集しておりました。
 8月末時点では、予算額2億5千万円のところ、2億4,800万円余の事前登録がございまして、現在、賃上げを実施した企業からの申請に基づき、順次、奨励金の支払いを行っているところでございます。
 この奨励金の交付による効果についてですが、労働力不足、物価高騰等の影響によりまして、厳しい経営を強いられている中で、従業員の賃上げを実施する中小企業等に対する支援といたしまして、これが有効に働くことを大いに期待しております。
 また、最低賃金の引上げとの関連でございますけれども、中小企業等にとりまして、最低賃金の引上げは、近年の原材料費の高騰などもあいまって、負担感が非常に大きいと存じております。
 持続的な賃上げを実現するためには、賃上げの原資を確保する必要があると考えております。まずは、中小企業等の成長を促進することが重要であると考えておりまして、この度の最低賃金引上げに伴う直接的な支援策はございませんが、本市におきましては、経済団体等と連携をしながら、市内の中小企業等による販路開拓や研究開発、また人材育成などの取組を、「たかまつ販路開拓チャレンジ補助金」でありますとか、「社員スキルアップサポート補助金」などにより、支援していきたいと考えているところでございます。
 今後におきましても、国の動向等を注視しながら、賃金の引上げと企業の成長が好循環を起こすということが非常に大事だということでございますので、この好循環につなげることができるよう、本市の中小企業等の支援に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
【記者】
 最低賃金が引き上げられたことによる、高松市内での影響は
【産業振興課】
 高松市内への影響ですが、はっきりとした数字はございませんが、中小企業の方からは、人件費に対する懸念、また、少子化や人口減少によ労働力不足の懸念を伺っておりまして、今後、それを払拭するようなものと合わせて、成長できるような対策を取っていきたいと考えております。
【記者】
 高松市福岡町での水道管の破損事故に対する市長の見解と、管理する香川県広域水道企業団への今後の対応や要望はあるか
【市長】
 昨日の11時頃、県道高松東港線において、昭和45年埋設の口径400mm配水本管において漏水事故が発生したということでございます。
 11時頃からすぐに応急処置がなされたということですが、直ちに現場における漏水しているという通報があり、水道企業団が対応したということですが、13日、昨日15時から応急工事に取り掛かりまして、14日、本日の朝7時35分に舗装復旧が完了し、順次規制を解除して、今朝8時15分から通行規制を全面解除したということです。
 原因としては、埋設から54年が経過しているということで、水道管の経年劣化による「ダクタイル鋳鉄管」、古い型の水道管ですけれども、これの腐食から漏水が起こって、道路に染み出たということで考えられています。
 いずれにいたしましても、修繕工事を的確に行いますとともに、他の水道管においても相当古い水道管が結構ございますので、計画的に必要性の高いものから修繕を行っていくという対応をしていきたいと思います。
【記者】
 瀬戸内国際芸術祭秋会期で、昨日までの3連休で船の積残しがあったが、船の積残しなど混雑の状況について
【市長】
 「瀬戸内国際芸術祭2025」に関しまして、秋会期が10月3日(金曜日)に開幕いたしました。初日は曇り空となりましたが、初日から多くの人に来場していただいて、大いににぎわっている状況です。
 最初の土日となりました4日(土曜日)、5日(日曜日)は、この時点で多くの方に御来場いただき、一部に御希望の時間に乗船できず、積残しが起こって、船会社が臨時便で対応していただいたということもございました。
 また、昨日までの3連休におきましても、初日から100人余りが積残しになるという事態も発生し、これも臨時便にて対応していただいたということでございます。
 併せまして、来場者の平準化対策ということに我々としては注力をいたしておりまして、皆様からも報道していただいたこともあり、本市における大島や女木島、男木島会場においては極端な混雑は生じておらず、運営も順調にできているということです。
 いずれにいたしましても、非常に秋会期は天候の良い時期ですし、最後の会期ということで閉幕間際になりますと、だんだん来場者が増えて非常に混雑が予想されます。混雑緩和ということをできるだけ周知し、混雑予想カレンダーも作っておりますので、それらを御案内して、できるだけ早い時期、あるいは少しでも空いているところにお越しいただくように、周知してまいりたいと思っております。それで円滑に運営しながら、多くの人に楽しんでいただけるように、配慮してまいりたいと思っております。
【記者】
 積残しが起こったのは、どこの会場か
【市長】
 めおんと直島の便と聞いております。
【文化芸術振興課】
 豊島行きの船便が混雑しておりましたが、本市の会場では、女木島・男木島行きのめおんでございます。この3連休ですと、朝の8時、10時の島に向かう便に積残しが発生しておりまして、17時に男木島発の高松港に帰ってくる最終便についても積残しが発生いたしました。最終便については、男木島から高松港に帰ってきた船が、もう1度女木島まで折り返して、女木島から高松港まで帰ってきておりまして、最終的には島に残されたお客様は発生しておりません。
【記者】
 市や、実行委員会として要請して、船会社に臨時便を出してもらったものか、それとも船会社として独自の判断で出されたものか
【市長】
 あらかじめ積残し等が発生した場合は、船会社で臨時便を出していただくとか、現地で誘導するなどの対策を取るというのが、打合わせというか、ある程度ルール的なものは決めております。それに従ってやっていただいたということです。
【記者】
<令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について>
 令和7年度でも見直しを実施したが、申込者数が予定人数に満たなかったのか
 令和7年度の変更で、どの程度効果があって、まだ課題があるのか
【市長】
 令和7年度の見直しでは、集団面接をやめたり、試験内容を簡素化した見直しが中心でしたが、技術職の不足というのは全国共通の話でございまして、特に民間の採用意欲が強いものですから、ただでさえ技術職の人材が少ない中で、民間に流れて行って公務員の採用が厳しくなっており、全国の自治体の共通課題だと思います。その中でどうにか人材確保をやっていかなければならないということで、今回更なる見直しを行ったということでございます。
【記者】
<令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について>
 令和7年度も申込者数は定数に届かない状況が続いたのか
【市長】
 令和7年度におきましては、土木が定員に対して1.5倍、建築が0.8倍、機械が1.0倍、電気が0.5倍となっています。ちなみに事務は5.7倍です。
【記者】
<令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について>
 「カムバック採用」は民間企業に転職した人も対象になるのか
【市長】
 もちろん民間で働いている方、退職して働いていたらだめということはないので、転職されている方も対象となります。ただし、5年以上勤務し、退職してから15年以内の方が対象となります。
【記者】
<令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について>
 「リクルーター制度」については、対象職種が土木・建築・機械・電気となっていて、事務職が含まれていないのはなぜか
【市長】
 事務職は一般的な対応をさせていただくということで、特にリクルーターとして個別に相談にのる対象としては、技術職を充てているということです。事務職については、通常の職場のいろいろな相談において対応してまいりたいと思っております。
【記者】
<令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について>
 自治体のトップとして行政の人材難、採用難は肌で感じているか
【市長】
 特に土木・建築という技術職、専門職につきましては、非常に民間の採用が旺盛ですし、民間でも人手不足ということで、有効求人倍率は建築関係で4倍から5倍となっておりますので、民間事業者も必死で人材確保しているという状況もございまして、給与面、処遇面で見ますと、公務員の場合、それほど高いわけではないので、その中で有能な人材を確保していくための最大限の努力はやっていく必要があると思っております。
【記者】
 先日、宇都宮市で全国都市問題会議が開催され、大西市長も登壇していたが、まちづくりを考える上での所感、成果、学びなどはあったか
【市長】
 先週、宇都宮市において、都市縮小時代の都市の在り方みたいな形で、コンパクトで持続可能な都市を目指してというテーマをもとに、87回目という歴史のある全国都市問題会議が行われました。その中で私も一般報告ということで、1時間ほど時間をいただいて高松市のまちづくりについて、特にコンパクトなまちづくりとして、象徴的な丸亀町商店街の再開発事業について、プラスネットワークのまちづくりということで、公共交通の充実策、コミュニティのつながり強化、デジタルのつながり強化といったネットワーク事業について、発表させていただいたところです。
 人口減少超高齢社会において、いかに自治体が活力を持って持続可能なものとしていくのか、といったのは全自治体の大きな課題でして、それについて、有意義な議論ができたのではないかと思っております。宇都宮市さんは、全国初の新規にライトレールというLRTを完成させて、にぎやかになっているということで、交通面での充実による、コンパクトなまちづくりが諸報告でされましたが、そういうの議論を中心にしながら、非常に有意義な会議になったと思っております。
【記者】
 公明党が自民党との連立の離脱を発表したことに対して、政治の不安定化を危惧されるのか、もしくは政策の不一致の政党が連立を組んで続けるよりも良しとするのか、市長の考えは
【市長】
 今回の参議院選挙の結果を受けて、自由民主党で総裁選挙が行われて、史上初めての女性総裁である高市総裁が選出されました。急遽公明党が政権離脱するということが、先週末に明らかになり、政権枠組みがどうなるか全くの不透明になりました。
 こればかりは、私が予想してもどうこうなるものでもございませんので、注視していくしかないということですが、我々自治体としては、地方創生、人材不足、あるいは子育ての充実でありますとか、海外の国際情勢の変化への対応ということで、早く新しい政権の枠組みを作っていただいて、内外の諸課題に対応すべく政策を実行していただきたいというのが願いでして、それ以上のことは、国会での折衝に任せるしかないかなと
思っております。
【記者】
<令和8年度高松市職員採用試験の見直し等について>
 市長が考える制度の見直しの意義、効果、求める人物像は
【市長】
 人材確保が非常に厳しい状況で、とにかく技術職の確保が厳しいということで、今回、このような新たな試験制度、リクルーターの設置などをさせていただいたところですが、要は公務職場の魅力を、もう少し学生にお知らせしなければいけないということと、これまでずっと行ってきた、新卒一括採用みたいな採用形態は、だんだん通用しなくなっているということです。働く人たちの考え方というのも非常に多様になってきており、多様性を持った人材をいかに確実に確保していくのか、そういう観点から採用試験制度も一括して一斉にやるというだけではなく、早期枠を設けたりしていますが、あるいは通年採用という形でやっているところもあるわけでして、そのようないろいろな採用形態を工夫しながら考えていって、多様で有能な人材の確保をしていくことと、併せて公務に携わること、市役所職場の魅力、まちづくりの魅力をより多くの学生や志願する人達に伝えていきたいと考えています。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報・シティプロモーション課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで


以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ