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市長定例会見(令和7年6月27日)

更新日:2025年7月8日

日時・場所

日時:令和7年6月27日(金曜日)11時30分~11時56分
場所:防災合同庁舎3階 301会議室

報告事項

(1)高松市美術館特別展「石田尚志 絵と窓の間」の開催について
(2)高松市合併20周年記念 令和7年度高松市総合防災訓練の開催について
(3)たかまつ給水スポット協力店の募集について

報道発表資料

市長説明及び記者との質疑応答要旨

市長定例記者会見(令和7年6月27日)録


 報告事項の前に、先日、プレスリリースいたしました、「高松市・南昌市友好都市提携35周年記念式典の開催」について、少しお話をさせていただきます。
 本市と南昌市とは、平成2年(1990年)に友好都市提携を締結しております。それ以来、文化・教育・経済・産業など、幅広い分野に渡りまして多様な交流を通じまして、理解と友好を深めてまいりました。
 このような中、今年は、本市と南昌市との友好都市提携35周年を迎える節目の年でございます。両市のこれまでの交流の歴史を祝うとともに、今後の更なる交流の促進を図るため、記念式典を開催することとなりました。
 提携35周年の今年は、南昌市の「高 世文」市長を団長とする、「南昌市公式訪問団」の皆様や、「企業訪問団」の皆様に御来高いただくこととしております。記念すべき節目の年を、両市でお祝いすることができますことをうれしく思っております。
 記念式典につきましては、7月3日(木曜日)午後2時30分から、「高松市美術館」1階の「講堂」で開催をいたします。また、記念式典の後、「記念演奏会」を同美術館の「エントランスホール」で開催をいたします。
 なお、この式典には、「(公財)高松市国際交流協会」や、各関連団体の皆様方にも御参加をいただきまして、これまでの両市の歩みを記録した「記念動画」の上映でありますとか、「中学生訪中親善訪問団」団長による成果報告会などを行うものでございます。また、「記念演奏会」では、「令和5年度地域文化功労者文部科学大臣表彰」を受賞されました、フルート奏者の「都村 慶子」様を中心とした、6人の木管アンサンブルによる演奏を行います。
 本市といたしましては、記念式典等の開催を契機といたしまして、両市の友好親善を一層深めますとともに、これからもお互いのまちの発展につながるような、末永い交流を図ってまいりたいと存じます。
 それでは、報告事項に移りたいと思います。
 本日は3点ございます。美術館の「特別展『石田尚志 絵と窓の間』」の開催について」と「高松市合併20周年記念 令和7年度高松市総合防災訓練の開催について」、「たかまつ給水スポット協力店の募集について」の3件でございます。
 まず、1件目でございますが、高松市美術館におきまして、美術家 石田尚志氏の個展「石田尚志 絵と窓の間」を開催いたします。石田氏は、「ドローイング・アニメーション」と呼ばれます、自らが描いた絵画を連続的に撮影する手法で制作した映像作品により、国内外で高い評価を受けておりまして、本年、「第75回芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞されたところでございます。
 石田氏にとりましては、約10年ぶりの大規模な個展となる今回の展覧会ですが、映像と立体を組み合わせた近年のインスタレーションを始めといたしまして、新作の絵画作品を含む、約80点の作品によりまして、石田氏の多彩な活動に迫る予定でございます。
 会期は、8月8日(金曜日)から10月5日(日曜日)まででございまして、会期中には、石田氏による
「アーティストトーク」や「記念パフォーマンス」のほか、市美術館では初となる壁面への「映像プロジェクション」も特別に実施いたします。プロジェクションの開催時間は、8月8日から24日までの金曜日・土曜日・日曜日・祝日の19時から21時となっております。
 なお、本展は、「瀬戸内国際芸術祭2025」夏会期への参加展覧会となっております。8月の金曜日・土曜日は、開館時間を20時まで延長いたします。
 また、8月8日(金曜日)には、報道関係者の皆様を対象に、本展覧会と香川県立ミュージアムで開催されます特別展「小沢剛の讃岐七不思議」を巡るプレスツアーも実施いたします。プレスツアーの申込みは、7月18日(金曜日)までとなっておりますので、参加を御希望の方は期限までにお申し込みいただきたいと存じます。
 是非、この機会に、多くの方々にお越しいただき、石田尚志氏の独創的な世界をお楽しみいただきたいと存じます。
 続いて、2件目は、「高松市合併20周年記念 令和7年度高松市総合防災訓練の開催について」でございます。
 この訓練は、災害に強い地域づくりに向け、2年に1度開催しているものでございます。今年度は、6月29日(日曜日)午前9時から香川県消防学校におきまして、35の防災関係機関や関係団体と連携して、地震及び風水害を想定した訓練を実施するものでございます。
 なお、今年度は、本市と近隣6町との合併から20周年を迎えますことから、本訓練を通じまして、市域全体で防災意識を高めるとともに、本市に対して、更に「誇り」と「愛着」を持っていただくための事業として位置付けようということで、「高松市合併20周年記念事業」という冠を付けて実施するものでございます。
 訓練の内容でございますが、「地震対策訓練」では、本市で震度6強の地震が発生したとの想定で、「避難所の開設」や「初期消火」のほか、「配電線の復旧」、「要救助者の救出搬送」などの訓練を実施いたします。
 また、「風水害対策訓練」では、大型で強い台風の接近により、倒木及び河川堤防の決壊が発生したとの想定で、「倒木撤去」や、「浸水により孤立した要救助者の救助」といった訓練を実施いたします。
 なお、今回の訓練では、一般見学者の入場も可能としております。会場では、「防災に関する展示」や「AED等の体験コーナー」もございますので、是非、多くの方に御来場いただければと存じます。
 この総合防災訓練を通じまして、市民の生命と財産を守るため、本市と関係機関等が一丸となって、災害時に迅速な対応が行えるよう、連携強化を図ってまいりたいと存じます。
 続いて、3件目は、「たかまつ給水スポット協力店の募集について」でございます。
 本市におきましては、2050年までに、CO2排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行っておりますが、プラスチック容器の排出抑制を図るため、現在、環境保全活動などに取り組む、民間団体の御協力を得ながら、無料で利用ができる「給水スポット」の設置拡大を進めているところでございます。
 今年度は、男木交流館やサンポート高松など、市内4か所に設置する予定としております。その取組の一環といたしまして、プラスチックごみの削減のほか、暑さが本格化する中、市民を始めとする皆様に、外出時の適切な水分補給を促そうということで、この度、「たかまつ給水スポット協力店」の募集を開始することといたしました。
 協力店としての要件は、来店者が持参したマイボトルに、無料で水などの飲料水を提供していただける、市内の店舗や事業者でございます。
 募集開始は、7月1日(火曜日)からでございまして、本市ホームページの専用応募フォームからお申し込みいただくこととしております。
 なお、協力店につきましては、7月1日から運用を開始いたします、特設サイトの「たかまつオアシスマップ」で、店舗情報等を御紹介いたします。
 また、協力店には、これらの協力店であることを示す「フラッグバナー」や「ステッカー」を配布いたしまして、店舗の分かりやすい場所に掲示していただくこととしております。協力店は、このバナーが目印でございますので、店舗で「マイボトルにお願いします」と、お声掛けをいただければ給水が受けられることとなっております。
 本市といたしましては、この取組が、ペットボトルからマイボトルへの、ライフスタイル転換の旗印となることで、本市のプラスチックごみの削減のほか、健全な生態系の回復にもつなげてまいりたいと考えております。是非、多くの方の御協力をお願いいたします。
 私からは、以上でございます。

記者質問

【記者】
 高松空襲から7月4日で80年となることに対する、市長の所感
 市として戦争体験や教訓の継承についての、今後の新たな取組や空襲被害者への補償についての考え
【市長】
 高松空襲から80年ということで、その所感でございます。
 先の大戦では、本市も戦禍にさらされまして、昭和20年7月4日未明の「高松空襲」におきましては、旧市街地の約80パーセントが焦土と化し、1,359人もの尊い命と多大なる財産が失われたものでございます。
 現在でも、世界各地では武力紛争が絶えず続いておりますが、戦争は、生きる権利をも奪ってしまう最大の人権侵害であり、二度と繰り返してはならないものと存じております。
 私といたしましては、恒久平和への切なる願いと、悲惨な戦争を二度と繰り返してはならないとの決意の下に、今後におきましても、市民の皆様と共に平和行政を積極的に推進してまいりたいと存じます。
 また、戦後生まれの世代の方が多くなっている中、戦争の悲惨さと平和の尊さを風化させることなく、次の世代に伝えることが、大変重要であるものと存じます。
 特に、本年は、戦後80年の節目の年でありますことから、本日から「平和記念館」において開催しております「高松空襲展」の特別イベントといたしまして、明日、6月28日(土曜日)の午前10時より、高松空襲体験の伝承をテーマとした、「語り部による講演会」を実施いたします。また、このほか、広島市から仮想空間を体験できるVRゴーグルをお借りし、広島の原爆投下前後の市内の様子を御紹介しているところでございます。
 さらに、これまで、8月6日及び9日の原爆の日を含む、おおむね1週間の会期で開催しておりました「原爆展」を、今回、長崎市との共催によりまして、7月24日(木曜日)から8月15日(金曜日)までの23日間に拡大して実施いたしますほか、会期中の8月2日(土曜日)には、広島と長崎の被爆者による被爆体験講話も開催することとしております。
 今後におきましても、より多くの市民の皆様が平和について考えることができる機会を設け、戦争体験者の声や戦禍の状況等を、しっかりと次の世代に伝えていく取組を継続するなど、市民の皆様への平和啓発を積極的に推進してまいりたいと存じます。
 また、空襲被害者への補償についてでございます。本市では、本年4月から、戦没者等の御遺族に対する「第12回特別弔慰金」の受付を開始しているところでございます。
 この弔慰金につきましては、国におきまして、戦後80年の節目に改めて弔慰の意を表すため、支給額を「年5万円」から「5万5千円」に引き上げられたところでございます。
 一方、民間人の空襲被害者につきましては、これまで補償がなされておらず、一部の自治体で、独自の見舞金等を支給している状況については承知しております。
 また、国会では、超党派の議員連盟により、空襲等で負傷され、その後、障がいが残った御存命の方に対する一時金の支給等を目指す動きがあるものと承知をいたしております。
 このような中で、本市におきまして、現時点で独自の見舞金等を創設するような状況にはないと判断いたしておりますが、引き続き、国におきまして、被災された方々の心情に寄り添った議論がなされ、一定の結論が得られることを、注視してまいりたいと考えているところでございます。
【記者】
<男木島、女木島と高松を結ぶ離島航路について>
 老朽化している「めおん2」の現状と課題に対する市長の考え
 航路の改善についてアンケートを含めて今後どう進めていくか
【市長】
 男木島・女木島と高松を結んでいる航路ですが、瀬戸内国際芸術祭が始まる前は、島民の足が中心であり、観光客は女木島に若干ございましたが、それほど多くはなく収支も厳しい状況で、市の補填もやっていたところでございます。瀬戸内国際芸術祭が2010年に初めて開催され、この年に黒字を出しまして、まだ他の年は赤字でしたが、どうにかやっていけるというめども立ったところでございます。
 今、赤い縞模様が入ったフェリーが新しく運行されておりますけれども、それと「めおん2」の2台体制で運航されています。
 「めおん2」が古くなってきたので、どうするかということでございますが、通常期の運行状況はそれほど黒字は多くはありませんが、瀬戸内国際芸術祭の年につきましては、確実にたくさんの方が利用していただけている状況でございまして、今年におきましても、一部積残しが出るということで、臨時船として2台目が必要になっている状況でございましたので、そのような状況も判断していただきながら、また、雌雄島海運さんにつきましては大島航路もやっていただいているということもございますので、そういう状況も含めまして、全体の瀬戸内国際芸術祭の船の運航状況も勘案しながら、どうすればいいのか関係者の間で議論して適切な結論が得られればと思っております。
【記者】
 県の人口動態調査で、香川県の人口が初めて90万人台になった。
 市の人口減少に対する受け止めと、人口減少を防ぐための方策について
【市長】
 人口については、高松市でも平成27年にピークを迎え、それ以降は減少が続いているところでございます。途中、コロナ禍がございまして、これまでずっと増加していた社会増減につきましても、令和3年はマイナスになり、それ以降若干回復をいたしまして、令和6年の社会増減は、プラスで推移したということでございます。
 ただ、どうしても自然増減の、亡くなる方と生まれてくる赤ちゃんとの差が、非常に大きい状況になっており、2千人を超えるようなマイナスであるということでございまして、人口が全体として減少しています。一番多い要因は、出生率の低下ということでございます。高松市の場合、3千人を超える年間の出生数があったわけですが、令和5年に初めて出生数が3千人を切るような状況になりまして、令和6年においても、2千人台でさらに減ったということでございます。高松市の数字だけしか分かりませんけれども、そのような形で多くの方が高齢化の関係で亡くなって、出生数が少なくなっているというのが、人口減少の一番大きな原因だということでございまして、そのことに対しまして、危機的な意識を持っております。
 出生率の回復のために、これまでも子ども子育て施策の充実ということで、いろんな施策をやろうとしてきていますが、更なる取組が、国全体として必要だと思っております。その上で本市におきましても、きめ細やかな子ども対策、「子ども計画」を新たに作りましたが、それに基づいた新たな対策も充実をさせながら、子育て支援をやってまいりたいと思っております。それで少しでも人口減少が緩和になればと思っております。
 一方で、人口減少になる中でも、高齢化がどんどん進む中でも、人口が減っても豊かな社会が必要であると思っておりますので、そのあたりの福祉関係の施策の充実も一緒に図りながら、人口が減っても豊かで過ごしやすい住みやすい高松づくりというものを考えてまいりたいと思っております。
【記者】
<給水スポット協力店の募集について>
 瀬戸内国際芸術祭夏会期の、来場者への暑さ対策の観点もあるか
【市長】
 給水スポットは、ペットボトルをマイボトルに切り替えていただいて、プラスチックごみが出るのを少なくしようという趣旨もありますが、もう一方で、熱中症対策としての意味があり、外に出かける際は、必ずマイボトルを持っていただいて、こまめに給水をしていただきたいという趣旨もございますので、給水スポットの設置周知とともに、こまめな給水を心掛けましょうという熱中症対策についても周知啓発をしていきたいと思っています。
 瀬戸内国際芸術祭の夏会期の暑さ対策、熱中症対策は、別途、県と相談しながら考えていかなければならないと思っております。
【記者】
 参議院議員選挙について、市長として候補者に望まれること、また、投票について市民に呼び掛けたいことは
【市長】
 参議院議員選挙ということで参議院議員の半分が入れ替わる選挙でございまして、しかも今、衆議院が少数与党という、ねじれの状況にある中での選挙でございます。
 従いまして、その結果が、非常に大きく今後の政治の行方を左右していくということで、非常に重要な選挙と認識しています。
 特に、国際情勢で安全保障の問題もクローズアップされてきていますから、国としてどう考えるのか、しっかりと政党間等で議論していただきたいと思っておりますし、物価高騰による経済対策というものが市民生活を守る上で必要だということで、これにつきましては、減税でありますとか給付金でありますとか、いろいろな案が公約として出ようとしているところでございますが、しっかりと政党間で議論をしていただきまして、選挙で掲げていただいて、国民としてどういう選択をするのか、見極めてまいりたいと思っているところでございます。
 重要な選挙でございますので、投票率が低下しておりますが、より多くの方に投票に行っていただいて、投票率が少しでも上がるよう期待をしたいと思っております。

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