地中熱利用とは
更新日:2018年3月1日
1 地中熱利用とは
地表から10メートル以深で200メートルまでの地中温度は、年間を通じて安定しており、その熱を地中熱と呼んでいます。
地上の気温が季節や時間帯によって変動することにより、地中温度との差が生じますので、地中熱は夏に冷熱源、冬に温熱源とすることができます。自然現象で生まれたこの温度差エネルギーを用いて、空気、地下水、不凍液の循環や直接的な熱伝導により、冷暖房や換気、給湯等に利用するものです。
地中熱の利用は、熱が温度の高い物質から低い物質へ移動する原理を利用する点で、空気熱を用いるエアコンや冷蔵庫と同じものですが、それらが人為的に生み出した空気の温度差を利用するのに対し、自然現象で生まれた温度差や、空気よりも熱容量の大きい地下水などの地下環境も利用するものですので、効率的なエネルギーの利用が可能となります。
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