災害時の下水道(浄化槽)使用について
更新日:2024年8月26日
災害時に下水道は使えるの?
災害時、下水道管の破損や停電による下水処理場やポンプ場の停止が原因で、下水道を使用できない場合があります。無理な使用は、汚水の逆流などを引き起こすおそれがあるため、以下の状況を確認したうえでご使用ください。
①下水道の使用制限の有無を確認(市のホームページやSNSなど)
使用制限が出ている→使用不可。詳細は、Ⓑ無理な使用はやめよう!へ。
使用制限が出ていない→②の方法で、各家庭でのトラブルの有無をご確認ください。
②各家庭での確認方法
(1)戸建て住宅の場合
トイレから水を流し、宅地内の最終ます(取付桝)から水が流れ出ているかをご確認ください。
水が流れ出ている→現時点では、使用可能。併せて、Ⓐ使用時の注意点!を確認してください。
水が流れず溜まっている→使用不可。詳細は、Ⓑ無理な使用はやめよう!へ。
(2)集合住宅の場合
下の階で汚水があふれるおそれがあるため、管理会社にお問い合わせするなど、使用の際にはご配慮ください。
Ⓐ使用時の注意点!
上記の方法で、使用可能と判断できた場合も、下記のことに注意してご使用ください。
・トイレ・台所などの使用はできるだけ最小限にとどめてください。
→下水道の流下機能や処理機能が低下しているおそれがあります。
・適宜、市のホームページやSNSのご確認をお願いします。
→急遽、下水道の使用を停止いただく場合がございます。
Ⓑ無理な使用はやめよう!
上記の方法で、使用不可と判断した場合は、下水道の使用をお止めください。
ご家庭で備蓄している携帯トイレや避難所の仮設トイレなどをご利用ください。
調査・修理に関しては、排水設備等工事指定工事店までご連絡をお願いします。
指定工事店一覧はこちら
災害時に浄化槽は使えるの?
災害時、流入管や浄化槽からの汚水漏れや消毒が適正に行えなくなるなど、浄化槽が正常に機能しない場合があります。無理な使用は、公衆衛生の悪化などにつながりますので、以下の状況を確認したうえで、ご使用ください。
次のチェック1~4を全てクリアしないと、浄化槽は使用できません。
(確認する際には、必ずゴム手袋などを着けてください。(感電防止・衛生対策))
⇒浄化槽をお使いの方へ(外部サイト)(環境省「災害時の浄化槽被害等対策マニュアル(第3版)」より抜粋)
→ⓐ使用時の注意点!へ。
チェック1 漏電ブレーカ
作動している→使用不可。
作動していたら、電気保安協会か保守点検業者に連絡してください。
(このまま電気を使うと、感電や火災発生の恐れがあります。)
詳細は、ⓑ無理な使用はやめよう!へ。
作動していない→問題なし。ほかのチェック項目も確認してください。
チェック2 浄化槽のブロワ
・コンセントボックス、ブロワが水没した形跡がある。
・コンセントが刺さっているのに、ブロワが動いていない。
・電源ケーブルが切れている。
・ブロワの作動音がいつもよりうるさい。
・空気配管が外れていたり、壊れている。
上記の項目で1つでも、あてはまる項目があれば、使用不可。詳細は、ⓑ無理な使用はやめよう!へ。
1つも当てはまらない場合は、問題なし。ほかのチェック項目も確認してください。
チェック3 流入管・浄化槽本体からの汚水漏れ(少量の水を流して確認)
汚水が漏れている→使用不可。詳細は、ⓑ無理な使用はやめよう!へ。
汚水が漏れていない→問題なし。ほかのチェック項目も確認してください。
チェック4 消毒(放流側の蓋を開けて確認)
白い錠剤が入った筒(薬剤筒)が倒れている
○薬剤筒を立てられない、また、見当たらない→使用不可。詳細は、ⓑ無理な使用はやめよう!へ。
○自力で薬剤筒を立てられる→問題なし。ほかのチェック項目も確認してください。
ⓐ使用時の注意点!
上記のチェック項目全てで、「問題なし」の場合のみ使用可能です。
使用可能と判断できた場合も、以下のことに注意して、ご使用ください。
・保守点検業者による「詳細確認」を実施してください。
→上記のチェック項目で判断できない、詳細な状況を確認する必要があります。
また、清掃業者による清掃の結果、初めて槽内の破損状況が明らかになる場合もあります。
ⓑ無理な使用はやめよう!
上記の方法で、浄化槽が使用できないと判断した場合は、速やかに委託契約している保守点検業者に連絡してください。
ご家庭で備蓄している携帯トイレや避難所の仮設トイレなどをご利用ください。
もしものために
下水道や浄化槽が使用できなくなる状況への対策をご準備ください。
下水道
宅地内にある最終ます(取付桝)の位置と蓋の開け方の確認
最終ます(取付桝)の位置
宅地と道路の境界付近の宅地内に設置されています。
最終ます(取付桝)の蓋の開け方
取っ手の付いた蓋
→取っ手を持ち、蓋を引き上げる。
取っ手のない蓋
→蓋と枠の間にある隙間(長方形に切り取られた隙間)にマイナスドライバーを差し込み、蓋を押し上げる。
※取っ手がなく、隙間もない場合は、専用の工具が必要になります。無理に開けようとすると、怪我などのリスクも伴いますので、お近くの排水設備等工事指定工事店などにお問い合わせください。
浄化槽
浄化槽の保守点検・法定検査の実施
ロック機能のないマンホールを使用している場合は、土砂の流入を防止するのに有効な、ロック機能のあるものに変更する。
詳しくは環境省のホームページで「災害時の浄化槽被害等対策マニュアル(第3版)」の「2-8. 住民」若しくは「3-8. 住民」をご確認ください。
備蓄
以下を目安に備蓄をお願いします。
携帯トイレ 1人当たり35回分(5回(1日分)×7日)
飲料水 1人当たり約21リットル(3リットル(1日分)×7日分)
情報源
高松市ホームページ
高松市公式X(外部サイト)
たかまつホッとLINE
(浄化槽)環境省(外部サイト)
(浄化槽)環境省「浄化槽被害等対策マニュアル(第3版)」(外部サイト)
(その他のインフラ)国土交通省 防災ポータル(外部サイト)
お問い合わせ
このページは下水道経営課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号防災合同庁舎2階
電話:087-839-2765
ファクス:087-839-2776
