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令和6年5月

更新日:2024年5月1日

「五月に想う」  大切にしたい親子の時間

  
 新緑の美しい季節、5月になりました。この時期になると、中学時代に国語の教科書で習った中村草田男の俳句「万緑の中や吾子の歯生え初むる」(あたり一面緑萌える中 子どもの歯が生え始めた)をふと思い出します。この俳句を学習した時にイメージした、木々の鮮やかな緑と真っ白な歯の色の対比、幼子への親の愛情を感じた記憶があります。
  
 さて、ゴールデンウイークも前半が終わり、子どもたちは後半の5日間のお休みを迎えます。ご家庭では、どのような時間を過ごされているでしょうか。私自身は、子どもが小学生の頃、「さぁ、明日は何をして過ごそうかな。子どもは何をしたら喜ぶかな。」と考えると、ちょっとお休みが苦しかった時期も、正直言ってありました。しかし、今になって振り返ってみれば、子どもはあっという間に成長し、子育ての時期は思っていたより本当に早く過ぎてしまいました。あの時、子どもと一緒にあんなことも、こんなこともすればよかった・・・と思ってしまいます。
  
 保護者の皆さんの中には、特別にどこかへ出かけたり、イベントに参加したりする機会を計画している方もあるかもしれませんし、休日といえども仕事がお休みにならない方もいらっしゃることでしょう。そんな中で大切にしたいのは、親子で一緒に何かをする時間を持つということです。同じ空間の中で何時間過ごすかということや特別なことをするというのではなく、些細な事でもしっかり子どもと向き合う時間を過ごすということです。
 
 小学生が作ったこのような三行詩を見つけました。

 こんな風に、台所に立って、親子で卵焼きを作る、近所へ一緒に散歩に行って珍しい植物や虫を見つけるなど、特に子どもの年齢が低い時ほど、保護者が自分としっかり対峙してくれる、そんな時間を求めているかもしれません。親子で同じ空間にいても、いつもスマホの画面ばかりを見ていたり、子どもが話しかけても振り向いてくれなかったりすると、子どもはがっかりしますし、親子の時間がもったいないですね。
  
 最近、愛着という言葉をよく耳にします。香川大学医学部助教の鈴木裕美先生によれば、愛着形成には、「愛してほしい」「見てほしい」「認めてほしい」という3つの欲求を満たすかかわりを意識することが大切だそうです。 

 ところで、高松市教育委員会では毎年5月に、「早寝 早起き 朝ごはん」を合言葉に、子どもの生活リズムを整える取組をしています。ゴールデンウイークの過ごし方で、せっかく張り切ってスタートしていた新学年の生活リズムが乱れがちになった子もいるかと思います。このチェックシートを活用して、4月当初のリズムに戻していきましょう。
  
 いろいろなアンケート調査結果を見ますと、近年、子どものスマートフォン等のデジタル機器を使う時間が急激に増えており、特にゲームや動画視聴の時間が長くなることで、視力低下とともに、読書や自然体験、社会体験の時間が減ってきています。また、十分な睡眠の時間が確保できているかも、確認してみましょう。
 
 よい生活習慣は親から子への大切な贈り物ですから・・・。

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