知っていますか?COPD(慢性閉塞性肺疾患)
更新日:2024年11月6日
COPDとは
COPDはたばこなどに含まれる有害化学物質を長年吸い込むことで気管支に慢性的な炎症が生じたり、肺胞(はいほう)が少しずつ破壊され、肺の機能が気づかないうちに蝕まれて、身体が酸素欠乏になる病気です。
以前は「慢性気管支炎」、「肺気腫」と別々に呼ばれていましたが、現在ではこの2つを総称して「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と呼ばれています。
原因
主にタバコで、COPD患者の約90%が喫煙者(過去に喫煙していた人も含む)です。
40歳以上の喫煙者は危険性が高くなります。
↓過去に禁煙をしていたことがある人は、こちらから簡単なCOPDチェックをしてみましょう。
症状
初期段階はほとんど症状がありません。
労作時の息切れ、咳やたんが続く、風邪を引きやすいなどがあるものの、ゆっくり進行するため、異常に気づいた時には重症化していることも多くあります。
検査
スパイロメーターによる呼吸機能検査が一般的です。
治療
治療の第一は、禁煙です。肺の細胞は元には戻りませんが、禁煙することで、肺の機能が低下する速度は非喫煙者と同程度になります。その他、呼吸リハビリテーションや薬物療法、酸素療法があります。
適切な治療により、呼吸機能の低下を遅らせることができます。
みんなで禁煙しましょう
禁煙したい方へ
「COPDになってしまったから、もう禁煙しても意味がない」と思われるかもしれませんが、禁煙はいつから始めても、COPDの進行をゆるやかにします。
また、「何度、禁煙しようとしてもできないのは自分の意志が弱いから」と思っていませんか?禁煙できないのは意志だけの問題でなく、ニコチン依存症という病気が原因です。主治医に相談したり、禁煙外来を利用して禁煙にチャレンジしてみてください。
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高松市の取り組み
高松市では、令和3年度より、市民の健康寿命の延伸等の実現を図ることを目的に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の周知啓発及び受診勧奨事業に取り組んでいます。
詳細はこちら
その他COPDに関するリンク
お問い合わせ
このページは健康づくり推進課が担当しています。
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