たばこと健康
更新日:2024年5月28日
たばこと健康
喫煙はがんをはじめ、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や結核などの呼吸器疾患、2型糖尿病、歯周病など、多くの病気と関係しており、予防できる最大の死亡原因であることがわかっています。
たばこを吸っている人は、以下のような病気のリスクが高くなります。
厚生労働省「eヘルスネット」より
たばこの煙の害 多くの命と健康を奪い続ける、たばこの怖さ
たばこには5,300種類以上の化学物質と70種類以上の発がん性物質が含まれており、生活習慣病やがんの原因になります。3大有害物質として次のようなものがあります。
- ニコチン:末梢神経収縮、心拍数増加、血圧上昇、精神・身体への依存をおこします。
- タール:多くの発ガン物質を含んでいます。
- 一酸化炭素:血液中のヘモグロビンと結びつき、血液の酸素運搬が妨げられ、動脈硬化が進みやすくなります。
受動喫煙による健康被害 望まない受動喫煙を「ゼロ」に!
喫煙者が吐き出した「呼出煙」とたばこから立ち上がる「副流煙」にも、多くの有害物質が含まれています。煙に含まれる発がん性物質などの有害成分は、喫煙者が直接吸い込む主流煙より副流煙に多く含まれるものがあり、受動喫煙(二次喫煙)による健康への影響は深刻です。
普段たばこを吸わない人は、たばこの煙に対する感受性が高く、他人の煙を吸うと、少しの量でも大きな健康被害を受けるという報告があります。
厚生労働省「健康寿命をのばそう SMART LIFE PROJECT」より
禁煙の効果 禁煙外来を活用して上手に禁煙を!
禁煙には健康上のメリットが多くあります。短いものでは、禁煙してから20分以内に健康上の好ましい変化が現れます。また、長期的な健康被害の可能性も大幅に下がります。
長年タバコを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。
イギリスタバコ白書 「Smoking Kills」より
<妊娠・出産への禁煙効果>
- 妊娠前に禁煙すると・・・生まれてくる子供の出生体重は非喫煙妊婦と同じレベルになります。
- 妊娠3から4か月までに禁煙すると・・・低体重児出産リスクが非喫煙妊婦と同じレベルに近づきます。
- 妊娠初期に禁煙すると・・・早産などのリスクが下がります。
現在喫煙されている方へ
たばこは手軽なストレス解消法のように思えるかもしれません。しかし、喫煙しない時間が続くとイライラするのも、喫煙して落ち着いた感覚になるのも「ニコチン依存症の症状」です。
たばこ依存症スクリーニング(TDS)質問表は、禁煙治療保険診療におけるニコチン依存症診断基準として用いられています。「はい」=1点、「いいえ」=0点で、5点以上が依存症と言われています。
たばこ依存症スクリーニング(TDS)質問表(PDF:464KB)
禁煙治療について
禁煙外来では禁煙補助薬を処方してもらえるほか、医療スタッフが無理なく禁煙する方法をアドバイスしてくれます。禁煙の成功率は自力で禁煙した場合に比べて4~6倍も高く、7~8割の人が禁煙に成功しています。
- 平成28年からニコチン依存症と診断された患者に対して禁煙治療をした場合、医療保険が適応されています。
- 令和2年4月から「新型たばこ」の一つである加熱式たばこの禁煙治療も対象となりました。
禁煙治療が医療保険で実施できる医療機関一覧(最新)(外部サイト)
啓発用ちらし
自由にダウンロードしてご活用ください。
たばこに関する情報
健康寿命をのばそう SMART LIFE PROJECT(外部サイト)
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このページは健康づくり推進課が担当しています。
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