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市長定例記者会見(令和2年1月9日)

更新日:2020年1月17日

日時・場所

(日時)令和2年1月9日(木曜日)  午前11時30分から12時00分まで
(場所)4階会議室

報告事項

(1) 「スマイルフェスティバルinたかまつ」の開催について 
(2) 「在宅医療と介護に関する市民公開講座」の開催について
(3) 高松市美術館特別展「きたれ、バウハウス」展の開催について

新規ウインドウで開きます。報道道発表資料はこちら

市長説明

 おはようございます。
 それでは定例記者会見を始めます。
 本日の題材は3点ですが、新年、初めての定例記者会見ですので、一言、年頭の御挨拶を申しあげたいと思います。
 まず、今年は、本市が明治23年2月15日に、全国で40番目の都市として市制を施行してからちょうど130周年にあたる年です。
 これまで本市の発展の礎を築いてこられました先人の業績に改めて感謝いたしますとともに、本市をこれから「活力にあふれ 創造性豊かな瀬戸の都・高松」として、更に飛躍・発展させ、将来世代に継いでいかなければならないという決意を新たにしているところです。
 また、今年は何と言いましても7月から9月にかけて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。本市においても、4月19日には聖火リレーがありますし、パラリンピックの採火式も実施されます。また、台湾を対象地域として、オリンピックのホストタウン・共生社会ホストタウンに登録されていますことから、台湾のパラ陸上選手等の事前合宿や各種の交流事業を通じて、このオリンピック機運の醸成を図っていきたいと思っています。
 さて、本市でも、人口減少、少子・超高齢化が本格化の局面を迎えています。
 現在、改訂に取り組んでいる「人口ビジョン」においては、2060年の目標人口を、当初は36万人としていましたが、これを38万人程度に上方修正できる見通しです。ただ、依然として、東京一極集中に歯止めがかかっていない現状や、あるいは若者世代の転出超過が進んでいるといった状況を踏まえると、若干、人口の上方修正ができると言っても、引き続き危機感を持って各種施策に取り組んでいかなければならないと思っています。
 そのようなことから、現在策定中の第2期たかまつ創生総合戦略(仮称)において、次代を担う若者、あるいは市民の皆様が、将来に明るい未来を見通すことができるように、取り組むべき3つのテーマを掲げて施策を重点的に推進していきたいと思っています。
 その1点目は、「地域共生社会の推進」です。
 例えば、子育てと親の介護を同時にしなければならない、いわゆるダブルケアの家庭とか、あるいは80歳代の高齢者の親が、引きこもりがちの50歳代の子どもを面倒見なければならない、そして生活困窮に陥る、いわゆる8050問題等、複雑な課題を抱えている家庭・個人が増えている状況です。そういう中で、お互いの助け合いの精神に基づいた、「ほっとかんまち高松」を合言葉にしていますが、そのような福祉社会を築いていきたいと思います。具体的には、まるごと福祉相談員の配置とか、あるいは総合センター等への福祉の相談窓口の設置、各コミュニティ協議会ごとの地域福祉ネットワーク会議の拡充などに取り組んでいきたいと思います。
 また2点目は、「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」です。
 人口減少時代・超高齢社会にあっても、都市が活力を失わないようコンパクトで持続可能なまちの実現を図っていくため、市街地の拡大抑制に係る土地利用の規制とか、あるいは現在取り組んでいます「豊かな住まいづくり条例(仮称)」による本市の地域特性に応じた総合的な住宅政策の展開を図ることとしています。合わせて、公共交通の充実として、ことでん新駅整備など交通ネットワークの再編も進めていきたいと考えています。
 3点目は、「スマートシティの推進」です。
 いよいよ今年は5Gの本格化と言われていますが、人口減少、少子超高齢社会において持続的に成長し続ける、いわゆる「スマートシティたかまつ」を目指して、AIやRPA等の最先端技術を用いながら積極的に活用して市役所の業務の自動化・効率化を図り、ICT・データを活用して様々な政策課題に取り組んでいきたいと考えています。
 今年、令和2年の干支は、ねずみ、子年です。子孫繁栄や拡大の象徴とされていますし、漢字としては子どもの「子」があてられています。引き続き、「子育てするなら高松市」と胸を張って言えるように、子どもを産み、育てやすいまちづくりを推進しながら、地域や地域の人と多様に関わる「関係人口」の創出・拡大につなげていくなど、多くの人が本市に集まり、活躍してくれるような一年にしていきたいと思っています。
 また、昨年末には、世界最大級の旅行予約サイトと言われている「ブッキングドットコム」で、2020年に訪れるべき世界中の目的地トップ10に日本で唯一、高松が選ばれました。大変嬉しく思いますが、外国からの観光客が今後増えていくと思いますので、その受け入れ態勢の整備等、内外の様々な人達がここ高松に魅力を感じながら豊かに暮らせる、あるいは過ごせる、そのようなまちづくりを、私が先頭に立って、職員一同、気持ちも新たにして市政の推進に努めてまいりたいと考えていますので、報道機関の皆様方にも、御理解と御協力をよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、本日の題材に入ります。
 まず1点目は、「スマイルフェスティバルinたかまつ」の開催についてです。
 本市では、高松市教育委員会と人権尊重都市たかまつ市民会議との主催により、昨年度まで「みんなで人権を考える会」と「人権を守る市民のつどい」を実施していましたが、今年から、これらを統合して、内容をリニューアルした新たなイベントとして、「スマイルフェスティバルinたかまつ ~広げよう!つなげよう!人権の輪!~ 」を開催したいと思っております。
 1月18日土曜日にサンポートホール高松大ホールで開催します。この新イベントの名称につきましては、昨年7月に、広く市民の皆様から公募しまして、いただいた名称案を参考にさせていただき、決定したものです。
 イベントでは、幼児・児童・生徒及び保護者によるステージ発表や、シンガーソングライター、う~みさんによる人権コンサート、また会場ロビーでは、たかまつコミュニティマルシェや高松刑務所による物品販売、また、ユニバーサルデザイン体験、飾り凧作りなどの体験コーナー、また人権作品展を実施します。
 また、会場近くのJR高松駅では、JR四国、香川県視覚障害者福祉センター、高松市社会福祉協議会の御協力により、事前に応募いただいた小学生と保護者を対象にして、視覚障害者サポート講座を、駅構内や人気のアンパンマン列車で行う予定といたしておりまして、楽しみながら人権について考えることができるイベントになっております。
 周知方、よろしくお願いします。
 2点目は、「在宅医療と介護に関する市民公開講座 大切な人の最期の願い、叶えられますか?」の開催についてです。
 開催は2月29日土曜日と相当先ですが、先着順での申し込み制ですので、今回発表させていただくものです。
 この市民公開講座は、医療や介護が必要になっても、住み慣れた地域で安心して療養生活を送るために、在宅医療や介護について理解し、在宅療養が必要になったときに必要なサービスを適切に選択できるようになること、そのためには、医療・介護職等それぞれの専門性を理解するとともに、本人の選択と本人・家族の心構えが大切で、それについて考える機会とするために開催するものです。2月29日土曜日、午後2時から、場所は、サンポートホール高松第2小ホールで開催します。
 第1部では、在宅療養の現場から「在宅医療・介護のプロフェッショナル」と題して、訪問看護師の長内 秀美様、ケアマネジャーの大川 裕子様に、在宅療養を支える医療・介護等の専門職の役割について、お話をお願いしています。
 第2部では、「劇団たんぽぽ」による自宅での看取りをテーマにした演劇「ゆずり葉の季節」という演劇の観劇を通して、いつか来る「その時」を、どう過ごしたいか考える機会としていただくことにしています。
 入場は無料ですが、事前申込制で、先着300名となっています。
 周知方、よろしくお願いします。
 3点目は、高松市美術館特別展「きたれ、バウハウス」展の開催についてです。
 高松市美術館では、歴史的に有名なデザインの学校であるバウハウスの誕生100周年を記念して、「きたれ、バウハウス」展を開催します。
 1919年にドイツで開校されたバウハウスは、昨年、誕生100年を迎え、世界各地で記念イベントや展覧会が行われています。この学校では、カンディンスキーやクレーなど、時代を代表する有名な芸術家たちが教師として優れたデザイナーや建築家を育て、今日に至るまでアートとデザインに大きな影響を及ぼし続けている学校です。
 本展覧会では、バウハウスの基礎教育課程のユニークな授業を紹介し、家具、印刷、舞台など様々な工房で制作された作品、あわせて約300点を展示します。また、バウハウスに入学した4名の日本人留学生の活動を一堂に紹介する初めての機会です。
また、「見る。触れる。体験コーナー」では、バウハウスのユニークな授業の一端を体験できます。このコーナーでは、例えば、色のついたプレートを回転させて色を混ぜる実験とか、色のついた影をつくり出す実験などを、楽しく体験していただけます。また、バウハウスのアーティストの手による歴史的名作の椅子に実際に座ることができるコーナーもあります。
 また、高松市美術館とバウハウスの関係に触れた企画を紹介します。現在の高松市美術館の前身である旧高松市立美術館は、戦後第1号、戦後最初に建てられた公立美術館で、旧高松市立美術館を設計した山口文象さんは、バウハウス初代校長である建築家ヴァルター・グロピウスの事務所で働いていた時期もあったということです。このようなことから、今回のバウハウス展の関連企画としまして、旧美術館の建築を紹介する講演会の開催や、香川大学創造工学部の協力による旧美術館の模型展示を予定しています。こちらも併せてお楽しみいただければと思います。
 ぜひ、本展覧会を通して、モダンデザインの出発点ともいえるバウハウスの魅力を身近に感じていただければと思っています。
 周知方、よろしくお願いします。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 今年の抱負を表す漢字一文字について

【回答】                            
 「結」という字。
 結婚や結納・結束・結果・結実・結合・団結ということで、一つには「むすぶ」、糸を固く引き締めることを表すということで、そこから転じ、物をつなぎ合わせるとか集まるとか、あるいは約束するという意味があるようだ。
 それから、「ゆい」と読むと、昔の農村共同体として、農業をみんなで助け合いながら役割分担をしていた手段、今のコミュニティの全身と言えると思っているが、新しい「結(ゆい)」を復活したい。コミュニティの再生も進めているし、重要なテーマである「地域共生社会の推進」ということを考えると、まさに新しい形での地域における助け合いの精神、そういう「結(ゆい)」というものに今年は力を入れていきたい。それから、コンパクト・プラス・ネットワークでは、特に公共交通において、「繋」という言葉にも関連するが、「結(むすぶ)」ということで、ネットワークを結んでいくことも重要であり、あるいはスマートシティということで情報と人、情報と情報とを色々と結んで、発展させていくということもあり、今年は「結」という字にした。

【記者】
 市制施行130周年の記念行事について

【市長】 
 実際、高松市が都市として登録されたのが2月15日、その市制施行の日には、毎年、市民功労賞の表彰も行っているが、これは毎年同じ形である。ただ、130周年という冠がつくと思う。また、大規模なイベントで相応しいものに対しては、「市政施行130周年記念」という冠をつけたいと思っている。
 記念式典については、日程がまだ決まっていないが、秋口に130周年の記念式典を、120周年のときと同じような形で行いたいと思っている。それ以上に130周年だから大々的にやるということは、今のところ考えていない。

【記者】
 バウハウスと高松市美術館の関係性について

【市長】
 先ほど話をしたように、旧高松市美術館を設計した山口文象さんがバウハウスの初代校長であった建築家、ヴァルター・グロピウスの事務所で働いていたという縁があったことと、バウハウス自体は非常に新しい美術・芸術の流れの試みで、いわば現代アートの先駆的な試みであったので、そういう意味では、本市の美術館の収集方針である、20世紀以降の現代美術等々と通じるところもあり、バウハウスの展覧会を本美術館でやろうということになった。

【記者】
 外国人観光客の満足度向上に向けた取組について

【市長】
 ブッキングドットコムで2020年に行くべき目的地のトップ10に高松が日本で唯一選ばれたことと、旅行比較サイト、スカイスキャナーでアジア太平洋地域ではあるが、トップ10の3位に高松が選ばれており、非常に光栄であり、これによって外国人観光客がますます今後増えていくのではないかと期待している。受け入れ態勢についても、これまで以上にしっかりと考えていかなければならない。あわせて、本市の魅力発信も進めていきたいが、1つには、高松観光まちづくりネットワーク推進委員会が、様々な観光の受け入れについての活動をしていただいているが、今年度は、「おもてなし機運の醸成」をテーマとして、外国人観光客の受け入れ態勢の充実に向けて、具体的な対応策や体験型コンテンツ、あるいは情報発信の充実などを、来年度以降の事業化に検討していただいているところであり、成果に期待したい。
 それから、昨年の瀬戸内国際芸術祭のときに、大活躍した高松外国人観光客お助け隊を、県内3つの大学、8名の学生で作っており、飛び込みで通訳等を買って出たり、旅行案内を買って出たりして、外国人に結構受けがよかったが、今、新たに高校生も加わり17人に増えた。この辺りも市としてサポートしながら、お助け隊以外にも色々広がってくようにしたい。高松に行けば様々な人がボランティアで通訳や案内をしてくれるという雰囲気が醸成できればと思っている。
 今回トップ10にランクインした大きな要因として、市が運営している多言語対応の情報サイト「エクスペリエンス高松」があるが、こちらで外国人受けするような写真などが加わり、これを見て外国人観光客に訪れていただけたというのも大きいと思う。そういう意味で、この「エクスペリエンス高松」の内容充実をしていきたい。特に、外国人が知りたいお役立ち情報や人気のあるサイクリングのモデルコースなども、重点的に入れていきながら、観光客の誘致等に努めていきたい。
 例えば「スカイスキャナー」の内容を見てみると、高松に滞在したら行くべき場所として、1つには直島に行って現代アートを見るというのがあるが、鹿の井出水に行って桜を見るという、桜の季節に鹿の井出水に行ってゆったりとするというのが入っているが、地元の人でもほとんど知らないような場所に行ってゆったり休むべきだと、「エクスペリエンス高松」などからの情報を得て、そういう話になっていると思う。そういう意味で、外国人受けするような情報発信に、より力を入れていきたい。
 また新たな取組として、創造都市推進懇談会(U40)から提案を受けているが、本市の窓口に来た在留外国人への対応力を向上させるために、まず、「やさしい日本語の研修会」を職員向けに2月4日に開催する予定である。今後は、さらに宿泊施設や交通機関などの観光関連事業者向けにセミナーの開催を検討している。英語ができれば一番いいが、英語だけでは通じない外国人も非常に多いので、「やさしい日本語」で外国人に対して応対ができるような研修を職員向けに実施して、それを観光業者にも拡げていきたい。
 これらのことを実施しながら、受け入れ態勢をより充実させ、外国人も含めた内外の観光客なり、訪問された方々がこの高松で暮らせるように、あるいはこの高松の魅力を感じていただけるようにしたい。

【記者】
 台湾からのインバウンド強化策について

【市長】 
 台湾については、現在、冬ダイヤで週6便、夏ダイヤからは週7便、台北高松の直行便の毎日の運航が復活することになっているので、安定的に台湾からの来訪客が維持できるのではないかと思っている。
 それと、今回のオリンピックについては、台湾パラリンピック委員会と本市との間で協定を締結しているので、台湾のパラ陸上等の事前合宿を高松で行って、交流を図るということを着実にやっていきたい。
 この直行便をある程度維持しながら、台湾からの観光客が高松に来て色々な形で楽しめるように、また、高松だけではなく、広域観光ルートなどで他県・他市との連携も図っていきながら、内外の観光客インバウンドの需要の確保を考えていきたい。

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