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刀 銘 讃州住盈永 附 盈永文書

更新日:2019年1月18日

工芸品

指定区分  市指定有形文化財

指定年月日 平成27年3月31日
      平成28年3月31日(文書を附指定)

所在地   高松市歴史資料館(高松市昭和町一丁目2-20)

解説
 盈永(みつなが)は通称を真部久左衛門と称し、仏生山で生まれ、大坂の尾崎源五右衛門助隆に師事した。その後、刀工として仏生山において作刀するが、高松藩8代藩主頼儀の命で、寛政8~9年(西暦1796~1797年)に高松城西之丸において刀と脇差の制作を行い、後に藩工となった人物である。師を凌駕する作刀を見るなど刀工としての技量は抜群であるが、藩工として中央に出ず、作刀数が少ない。寛政5年(西暦1793年)~文政6年(西暦1823年)銘の作品が残る。
 刀は、刃長71.5センチ、反り2.0センチ、元巾2.8センチ、先巾2.0センチ、元重ね0.5センチ、先重ね0.4センチを測る。造込は鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、中反りややつき、身巾狭し。鍛は鎬地沸(にえ)つき、地小板目よく詰み梨子地風、物打ちに飛焼(とびやき)。刃文は大互(おおぐ)の目乱れ表裏揃う、匂(におい)厚くつき太足入り冴える、三つ角に島刃あり。帽子は二重帽子、表裏直中丸、沸つき僅かに掃掛(はきか)けごころ、返り共に普通。茎は生(う)ぶ、入山形、化粧鑢(やすり)かかり大筋違、目釘穴一、棟小肉、棟鑢大筋違。
 本作品は『盈永文書』に記載されており、頼儀が寛政8年(西暦1796年)7月に制作を命じたものであり、制作を上覧したことや、銘「讃州住盈永 寛政九丁巳年二月於高松城西丸鍛之」も藩庁からの指示によったものであることがうかがえる。この後の寛政9年8月以降の盈永の作品には「讃州臣」の銘が用いられており、藩工として登用される機を得た精鍛作と言え、讃岐の刀剣史上欠くことのできないものである。

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