令和7年度　高松市公文書館企画展　高松市合併20周年記念展 『高松市公文書館開館10周年記念～公文書館の歩みを振り返る～ 「記録遺産に見る　世界都市・高松への展開」』

　高松市公文書館は、今年、開館10周年を迎えました。本展前半では、10周年を記念して、公文書館の役割を再確認するとともに、公文書館設立までの経緯を示す当館所蔵資料と開館後10年間で開催してきた企画展や親子体験教室等の啓発普及活動を紹介します。
　また、令和7年は戦後80年を迎える歴史の節目の年でもあります。高松の街は、高松空襲によって一度大部分が失われましたが、戦後の復興都市計画に基づき新たな街へと生まれ変わりました。そして、本市では、総合的かつ計画的なまちづくりや市政運営の根幹となる「総合計画」を策定しています。昨年度には、「第7次総合計画」（計画期間：令和6年度～13年度）がスタートし、「世界都市・高松」を目指して、現在もなお発展を続けています。本展の後半では、当館所蔵資料の紹介として、高松市の戦時中の生活が伺える資料や、戦後復興を遂げ現在に至るまでのまちづくりに関する資料、第7次総合計画における目指すべき都市像「世界都市・高松」を見据えた街・公共交通整備事業に関する資料を中心に展示を行います。併せて、高松市合併20周年を記念したミニコーナーも設置しておりますので御覧ください。
　歴史的公文書は、高松市の行政の歴史を未来へ伝える市民の皆様共有の「記録遺産」です。この企画展が、本市に関わる様々な立場の人に、公文書館所蔵資料を通じて高松市のまちづくりと公文書館への理解を深めていただく機会となれば幸いです。