2019年度の催物紹介

とき　　2019年7月31日（水曜日）
ところ　高松市生涯学習センター（まなびCAN）多目的ホール

約200名の参加者のなか、髙田 美樹さん（「人権Take Root」啓発担当チーフフェロー）からは「出会いから学ぶ」という演題のもと、部落差別解消に向けてのご講演を、引き続いて、中川 奉さん（高松市立鶴尾中学校教諭）からは高松市立鶴尾中学校の人権・同和教育の取組についてご報告いただきました。
髙田さんのご講演をうけて、「“差別をなくす・差別に勝つということは、自分の人生を自分のものとしてキラキラと輝かせること、そのためには1人で立ち向かうのではなく、時には差別から逃げたり、SOSを発したり、他の道を教えてもらうことが大切である”といった言葉が心に響きました。」や「教員という子どもに教える立場だからこそ、正しい知識をもつことがとても大切だと思う。髙田さんの思いをどう子どもたちに伝えるか、また、どうすれば“差別をしない”を言葉だけで終わらせないようにできるかを考えていきたい。」などの感想をいただきました。
また、中川さんの報告をうけて、「鶴尾中学校に限らず、どの校区でも様々な家庭がある。その中で、学習面に目を向ける前に教員が地域や家庭にどんどん足を運んで関係を築いていく大切さが根底にあると感じた。私自身も子どもたちと園で過ごす中で、保護者の存在や地域の存在は切り離せないし、深くかかわっていると思うので、保育者という存在ではあるが、一人の人間として温かく関わっていきたい。」などの感想をいただきました。
どちらにおいても、同和問題や人権・同和教育に対して自分はこれからどうあるべきなのかを考えることのできる有意義な時間となりました。