市長活動報告(令和5年10月)

知事と会談する市長

　本日、市役所において、池田香川県知事とトップ会談を行いました。
　この会談は、県と本市が連携強化を図り、県市間の課題について共通認識を持つため、毎年行っており、今回で21回目となります。
　会談では、共同提案の「世界に向けた「高松盆栽」の海外展開の推進等」について協議したほか、本市から提案した「脱炭素先行地域への応募」など3件、県から提案のあった「サンポート高松地区のプロムナード化」など3件について、意見交換しました。
　このうち、「脱炭素先行地域への応募」については、サンポート高松周辺地区を脱炭素先行地域として、本市を中心とした官民連携による脱炭素の取組を効果的に推進することで、県全体の脱炭素化や地域課題の解決にもつなげられるよう、県と連携して県全体に情報発信することを確認しました。

全国市長会 副会長として挨拶

　本日、善通寺市において開催された第155回四国市長会議に、高松市長及び全国市長会副会長として出席しました。
　この会議は、四国四県の全38市長で構成する四国市長会の定例会議で、毎年春と秋に開催しております。
　会議では、「教育行政の充実強化について」や「交通ネットワーク等の整備促進について」など、各県から提出された国への要望事項を4項目に絞り込んだ上で審議し、いずれも原案どおり、全国市長会へ提出することとなりました。
　これ以外にも、会議では、地方税の動向と課題について総務省から説明を受けたほか、四国学院大学社会学部教授の田尾 和俊氏から「讃岐うどん巡りブームのプロモーション」とのテーマで御講演をいただきました。田尾先生からは、「人を動かす」情報発信のあり方など、これまでの御経験に裏打ちされた示唆に富んだお話を聞かせていただきました。

集合写真

　本日は、「第28回高松秋のまつり・仏生山大名行列」に参加しました。
　今年は、殿役として、5年ぶりに馬にまたがり、爽やかな秋空の下、お姫様役の、うどん県副知事の木内 晶子さん、高松ゆめ大使の嶋津 菜摘さんらとともに、古い町並みを残す「仏生山お成り街道」を、仏生山公園まで練り歩きました。
　地域おこし事業から始まったこの「高松秋のまつり・仏生山大名行列」は、本市の秋を代表するお祭りとして、回を重ねるごとに盛大になっており、本日も沿道に詰めかけた、大勢の皆様から御声援をいただきました。
　開催に当たり御尽力いただきました、地元仏生山の皆様、ボランティアの皆様を始め、多くの関係者の皆様に改めて感謝申しあげます。

ケン・ウェルチ市長と握手する大西市長

　10月4日（水）から10日（火）までの7日間、私と白石市議会議長及び随行職員3名の総勢5名で、アメリカ合衆国 フロリダ州　セント・ピーターズバーグ市及びジョージア州 エルバートン市を訪問してまいりました。
　セント・ピーターズバーグ市では、市議会の議場で、挨拶させていただいたほか、本市が姉妹都市提携60周年を記念して作成した、両市の概要やこれまでの交流内容等を紹介する動画を上映し、ケン・ウェルチ市長を始め、臨席されていた関係者の皆様とともに、これまでの両市の歩みを振り返り、共に60周年を祝いました。
　ケン・ウェルチ市長とは、今後の両市の交流等について協議を行い、コロナ禍で中止している高校生親善研修生の相互派遣事業について、来年度から再開する方向で申し合わせることができました。
　エッカード大学では、ジェームズ・アナレリ学長との間で、英語教師の高松第一高等学校への受入れについて、今後とも継続することを確認しました。
　このほか、本市と連携して障がい者アートリンク事業を実施したNPO法人「クリエイティブクレイ」を訪問し、施設利用者の方から、歌や楽器演奏などのおもてなしを受け、絵画などのアート作品の制作過程や、完成した作品等を見学させていただきました。
　次に訪問した、エルバートン市では、ダニエル・グレイヴス市長や、本市牟礼地区との交流を推進しているエルバートン姉妹都市委員会会長等との会談を行い、これまでの交流内容を振り返りながら、今後の交流予定等について意見交換を行いました。滞在中は、在アトランタ日本国総領事館の前田総領事ともお会いでき、本市牟礼地区とエルバートン市との今後の交流について、支援と協力を依頼したところです。
　今回の訪問においては、訪れた先々で、関係者の方々から、大変、熱心な歓迎をいただいただき、両市の友好親善の絆を更に深めることができました。
　私としましては、今回の訪問を契機に、多様な主体間での交流が更に活発なものとなり、市民の皆様の国際感覚の涵養や、若い世代の人材育成等につながることを、大いに期待しております。