第4回「香川大学学生ESDプロジェクト Steeep」
更新日:2023年3月27日
- 日時 令和4年12月20日(火曜日) 午後2時45分から午後3時45分まで
- 会場 香川大学幸町キャンパス 教職員ラウンジ
- 参加者 7名
今回、「香川大学学生ESDプロジェクトSteeeP」の皆様方と、令和4年度第4回「市長まちかどトーク」を開催しました。
「香川大学学生ESDプロジェクトSteeeP」は、フードドライブなど、食品ロスの削減のための取組を始め、本市のモデル事業として、市民への、脱炭素型ライフスタイルの普及・促進に向けた啓発パンフレットの作成など、SDGsの課題、特に地球温暖化対策や環境問題と向き合った活動を行っています。
今回は、SteeePの皆様と、「大学生が環境教育を行う上でのアドバイス」、「高松市が考える、食品ロス問題の啓発活動方法」、「高松市が実施している海ごみ対策」などについて、意見交換が行われました。
【大学生が環境教育を行う上でのアドバイス】について
私たちの活動の一つとして、地域の小学校やコミュニティセンターで、小学生を対象とした環境問題についての講座を定期開催している。この活動をさらに広げていくに当たり、アドバイスをいただきたい。また、市内の小中学校と連携して、この活動を行う機会を提供していただきたい。
人に教えるためには自分自身が勉強し、環境問題を我が事として捉え、自分なりの考えを持った上で臨むようになるので、素晴らしい取組であると思う。大学生が自分なりに考えたことを素直に伝えることが小学生にとって学びになるのではないか。環境問題は地球全体で取り組む、大きい問題のようなイメージがあるが、一人一人がごみを減らし、きちんと分類をし、二酸化炭素を出さないようにすることの積み重ねであるので、環境教育を難しくとらえるのではなく、身近な問題として教えることが大切だと思う。
また、本市では、小中学校一校ずつをゼロカーボンチャレンジ校として研究校に指定して、環境教育の実践をしている。これらの取組も踏まえ、小中学校と連携するのであれば、早い時期から教育委員会や学校に持ちかける必要があるので、市としてはできる限りの協力をしたい。
【高松市が考える、食品ロス問題の啓発活動方法】について
私たちが行っているフードドライブは、食品ロス等に関心を持ってもらうことなどを目的に、これまで月1回のペースで13回実施してきた。食品ロスの取組を地域住民に理解してもらうためには、今後どのような策が必要と考えるか。また、フードドライブで集まった食品は高松市社会福祉協議会へ寄付しており、今後は県全体にこの活動を広げていきたいと考えている。フードドライブ、フードバンクのシステムを構築すると、さらに活動の幅が広がるのではと考えるが、どう思うか。
まずはフードドライブの活動を知ってもらうことが必要で、そのためには、活動するだけではなく広報も大切であると思う。本市では、市政出前ふれあいトークの中で、食品ロス等のテーマを準備しており、その周知啓発をしている。また、活動をしていると、様々なネットワークが構築され、輪が広がることで認知されていくので、継続的に活動することも大切である。
食品ロス削減に関しては、フードドライブ、フードバンク、フードパントリーといったシステムがある。一方でフードドライブとフードパントリーのように、複合的な機能を担うところもあり、それらも含めた情報をある程度掌握している社会福祉協議会と連携するのがいいのではないか。
【高松市が実施している海ごみ対策】について
SteeePでは海ゴミ問題についても取り組んでおり、清掃活動のほか、子どもと保護者を対象にしたイベントの開催などをしている。高松市において、海ゴミ問題に対してどのような課題を抱えているのか。海ゴミ問題に関する学習講座のようなものは行われているか。
日本は島国であるため海岸漂着ゴミが非常に多く、本市においても特に島の海ゴミが問題となっている。女木島、男木島、大島には大量の漂着ゴミがあり、島の住民だけで清掃するには人手が足りないため、イベント的に人を集めて清掃を実施しているが、人の移動とごみ処理に相当なコストがかかっている。海ゴミは海から生まれているのではなく、食品残渣や物のかけら、ペットボトルなど、自分たちが出しているごみである意識をみんなが持つ必要がある。瀬戸内国際芸術祭や来年度開催されるG7都市大臣会合などで訪れる外国の方たちに、海ゴミで汚れた姿を見せないためにも、清掃活動には力を入れていきたい。
学習講座としては、実際に市内の各地域を訪れ、土地や人の魅力を感じてもらいながら環境問題や地域課題について考えてもらうという、環境学習講座を開催しており、塩江での里山バスツアーや男木島クリーンアップ作戦などがある。
学生の皆さんが環境問題に興味を持ち、様々な活動に取り組まれているという志の強さに感心しており、ぜひこの活動の輪を広げ、成果を出すことを期待している。
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