【注意喚起】マグネットボール、キューブ誤飲すると非常に危険！

小さなお子さんがネオジム磁石製のマグネットボールやキューブを誤飲する事故が多く発生しています。
磁力が非常に強く、2個以上誤飲してしまうと磁石同士が腸管を挟みこんだ状態で動かなくなってしまい、自然に排出されなくなることがあります。気が付かずに時間がたつと腸管に穴があく危険があり、生死に関わることもあります。
少しでも誤飲が疑われる場合には、すぐに医療機関を受診してください。

強力な小型磁石を使ったおもちゃであり、1個の大きさは3-5ミリ程度。「マグネットボール」は球、「マグネットキューブ」は立方体の形状です。互いをくっつけ好きな形を作れ、「知育玩具」、「立体パズル」として販売されています。

【事例1】腹痛を訴えたため、近くの病院を受診したところ、レントゲンで5個連なる金属球と思われる異物が認められた、磁石に挟まれて小腸に穴があいており、緊急開腹手術となった。（1歳女児、2020年9月）

【事例2】8歳の姉とマグネットボールで遊んでいた。腹痛を訴え、受診した医療機関で鎮痛剤等の処方を受けたが、症状が改善せず、別の医療機関を受診したところ、レントゲンで球形物が数珠状に12個連なっていた。手術室にてカテーテル、切開等の処置を行い、摘出した。小腸と胃に穴があき、つながっている状態であった。（3歳女児、2020年5月）

出典元：消費者庁ホームページ（外部サイト）
消費者庁周知用資料（外部サイト）