高松市中央卸売市場青果棟移転候補地の公表について
更新日:2019年3月1日
高松市中央卸売市場青果棟移転候補地について
本市の中央卸売市場青果棟の移転候補地として「高松市朝日町三丁目」の用地を選定しました。
本市市場が抱える課題
平成29年に開設50周年を迎えた高松市中央卸売市場は、次のとおり施設の老朽化等の様々な課題を抱えており、早急な再整備が求められています。
(1)施設の耐震性が脆弱なこと
(2)整備後、30年以上が経過し、施設の老朽化や劣化が著しいこと
(3)今後の食品流通を担うため、閉鎖型、適切な温度帯管理等の時代に合った品質管理が行えること
(4)現在の物流に対応した駐車場や荷捌きのためのスペースの確保が必要であること
再整備の方向性
平成26年度に設置され、学識経験者等で構成する「高松市中央卸売市場整備懇談会」では、高松市中央卸売市場の再整備について、様々な角度から検討が行われました。
この検討結果については、「高松市中央卸売市場開設運営協議会」に報告され、これを受けた「高松市中央卸売市場開設運営協議会」は、「高松市中央卸売市場の再整備に関する提言書」をとりまとめ、平成27年5月20日に市長へ提出しました。
これを受けて、本市では、平成27年12月に『高松市中央卸売市場再整備基本構想・基本計画』を策定しました。
高松市中央卸売市場再整備基本構想・基本計画』の中で、施設整備に要する期間や、必要な事業費等を考慮し、青果棟を別の敷地に移転整備し、水産物棟を青果棟跡地で整備するという再整備の方向性が定められました。
移転候補地の条件について
卸売市場は、市民生活にとって、なくてはならない施設で、24時間稼働する施設であること等の様々な特殊性を持つ施設であり、移転候補地の選定については、次のように様々な条件が存在します。
(1)急速に変化する物流に対応するとともに、耐震対策を早急に実施する必要性から、用地買収の交渉や、
周辺対策がスムーズなこと
(2)面積の規模としては、4~5万平方メートルが必要で、施設の配置に適した土地の形状であること
(3)卸売市場は24時間稼働の施設であることから、市場立地にふさわしい用途地域であること
(4)物流の拠点として、幹線道路やインターチェンジに近接するなどの条件を満たすこと
(5)現市場や、高松市中心市街地に近いこと
高松市朝日町三丁目用地について
青果棟移転候補地については、市場整備に適した条件等を考慮し、公有地・民有地等多数の用地を比較した結果、この度、高松市朝日町三丁目用地を選定しました。
高松市中央卸売市場青果棟移転候補地の取得について
高松市中央卸売市場青果棟移転候補地の取得について
本市の中央卸売市場青果棟の移転候補地である「高松市朝日町三丁目及び四丁目」の用地については、売買契約の締結を目指して、平成28年度から土地所有者と交渉を重ねてきた結果、価格について合意が得られたことから、平成30年12月末に契約を締結し、取得することになりました。
今後のスケジュール等
青果棟については、平成30年度に建物の基本設計に着手しており、今後、実施設計などを経て、建築工事に着工する予定です。
また、水産物棟については、青果棟移転後に着工する予定です。
今後、市場整備については、防災対策等の様々な工事が必要となってきますが、市場利用者及び市財政の負担を軽減できるように努めてまいります。
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