第1回
更新日:2018年3月1日
いらっしゃいませ・まなびCANのお客さん
第1回 小林史佳さん(津軽三味線演奏家/高橋竹山継承者,33歳)
【プロフィール】
1974年新潟市生まれ。9歳より、本格的に母(高橋竹山氏に師事)に習い、15歳で、竹山流の名取りとなる。2000年に、高橋竹秀の称号を頂き、プロ活動に。
学業では、理数が得意とか、立命館大学理工学部電子工学科を卒業し、一度は、NTTでSEも経験するも、母親の胎内時から聞いていた津軽三味線の道を、再び歩みだす。
津軽三味線界では、高橋竹山師匠の後継を託された、数少ない演奏家である。
2007年8月5日(日曜日)に、まなびCANコンサートに出演。満員で大成功裡に終了。
Q.三味線を始めたきっかけは?
A.孟母三遷の教えというのか門前の小僧なのか、なにしろ、家が、高橋竹山流の三味線教室でしたので。特に、母は、竹山師匠のお世話などもしておりました。4歳の時には、ツンツン弾いていたそうで、竹山師匠に聞いてもらっていましたとのこと。
Q.高松へは、初めてなんですか?
A.大学時代は、研究室生活に没頭し、就職した会社は、東京でした。高松は、初めてです。「金毘羅舟々」をこの機会に、練習しました。瀬戸内海が綺麗ですね。日本海とは違った感じです。そうそう、牟礼町のイサム・ノグチ庭園と帰りに山田屋うどんに行きました。うわさどおりのうどんブームですね。大川町では、どじょううどんもいただきました。珍しかったです。
Q.ハワイへ日本相撲協会とともに、巡業に行かれていましたが、あちらではどうでしたか?
A.横綱の朝青龍関や白鵬関と、一緒に「とって」来ましたよ。でも、相撲ではなく、写真をね。ハワイでの津軽三味線は、相撲の魅力と同様に、とても人気がありました。気候もいいので、ハワイで、教室を作りたいとさえ思いました。
Q.ところで、香川の印象は?
A.きれいな街ですね。来たついでに、四国一周をするつもりです。四国遍路のように。私の場合は、歩きでなく、レンタカーですが。(すみません)8月4日、高松市内のホテルや北浜アリーでも、演奏しましたが、大変、真剣に聞いていただきました。うれしい限りで、私も熱が入り、予定の時間の倍になってしまいましたが。まなびCANでも、満場の中、演奏できましたことは、ありがたいことです。感謝いたします。お目にかかった方は、みな親切で、やさしくて、まさに瀬戸内式気候のようですね。
Q.まなびCANコンサートの時は、飛び入りというハプニングがありましたが、(うどん音頭の佐藤久美子さんが舞台に)、驚きませんでしたか?
A.なによりも、うれしいですよ。たいていの曲は、譜面なしでも、大丈夫ですので。大学の校歌や応援歌もOK。それに、三味線と民謡は、セットみたいなもんですから、お陰で大いに盛り上がりましたね。佐藤さんに感謝いたします。
Q.それにしても、音あわせなどなく、即興で、できるものですね?小林さんの実力のほどが、それでよくわかりました。
A.いやいや、佐藤さんこそ、本格的な方ですね。今度高松にきたら、一緒に、公演したいものです。よろしくお伝えください。
Q.是非、高松でも、教室を、作ってもらいたいものですね。さて、最後の質問ですが、今後の計画は?
A.他の楽器とのコラボレーションによるレコード(CD)製作と、公演は、全国ですが、世界に目を向けた視点での活動を目指しています。今回のハワイ場所もその一環でしたが、日本のよさとして、津軽三味線を売りだしたいと思っています。
お問い合わせ
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