高松アオハルめぐり（広報高松12月号掲載）※サイドストーリー有

　放課後の校舎に響き渡るリズミカルな打楽器と、のびやかで美しい金管楽器の音色。
　円座小学校金管バンド部は、9年連続で全日本小学生金管バンド選手権全国大会に出場し、常に上位入賞する県内屈指の金管バンド部で、今年、創部45周年を迎えました。現在、3年生から6年生まで27人のメンバーが集い、早朝や放課後の時間を使って練習に取り組んでおり、入学式や卒業式などの学校行事をはじめ、地域のイベントでの演奏会など、校外での活動も精力的に行っています。
　しかし、ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響から、演奏する機会が激減。ようやく今年から、地域の人たちに向けた演奏活動が再開し、6年生で部長のさんは「いろんな人に自分たちの演奏を聴いてもらえて嬉しい。自分たちが楽しむだけでなく、演奏を聴く皆さんが楽しんでもらえるよう、心を込めて演奏しています」と笑顔で話してくれました。
　11月5日（日曜日）に開催された、創部45周年記念コンサートでは、会場に入りきらないくらい、たくさんの観客が詰めかけたほか、金管バンド部のOBたちも演奏に参加するなど、記念の1日を地域みんなで満喫していました。

　地域に親しまれながら、学校の伝統として受け継がる円座小学校金管バンド部。これからも、地域の人たちを楽しませる音楽を届けることでしょう。