高松アオハルめぐり（広報高松11月号掲載）

　子どもに遊びと学びの場を提供する複合施設「たかまつミライエ」で開催される大人気イベント「香川高専おもしろ科学体験」。

　香川高等専門学校のサイエンスクラブでは、22人のメンバーが、磁力や音の共鳴など、さまざまな科学体験の実演を通して、子どもたちに科学の不思議や楽しさを伝えています。

　活動では、子どもたちに科学の面白さを分かりやすく伝えられるよう、みんなで意見を出しながら、実演に向けた練習を積み重ねています。

　科学体験の中で人気のある「ネオジム磁石」の実験は、強力な磁石を針金に近づけることで、磁力の流れが目に見えて分かるというもので、ブワッと磁石に針金が吸い寄せられる様子に、大人も思わず、わっと驚いて声を上げるそうです。

　このほか、目の錯覚を利用した放物面鏡の実演など、20種類ほどのレパートリーがあり、部長の香川爽真さんは「子どもに楽しいと感じてもらえるようにしています。子どもたちに目の前で起こる不思議な現象を体験してもらい、科学の面白さを感じてもらえたら嬉しいです」と話してくれました。

　現在、サイエンスクラブは、11月4日（土曜日）と5日（日曜日）に香川高専で開催される学生祭と同時開催の「サイエンスフェスタ」に向け、練習に取り組んでいます。ブラックライトを当てると、蛍光色を放つ不思議な鉱物や、面白い化石の紹介など、今後のイベントに向けた準備も進めているそうで、科学の不思議に触れることができる、サイエンスクラブの科学体験に、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。