車両紹介

この車はポンプ車といいます。火災の時に近くの消火栓や防火水槽、池や川から水を吸い上げ、タンク車に水を送ります。タンク車に水を送った後は、ホースを延ばして消火活動に参加します。また、近くにタンク車がいない場合は水を吸い上げて、直接消火にあたることもあります。

この車は化学車といいます。車に水を1,500リットル、泡薬液300リットルを積んでいて、泡薬液と水を反応させ泡を放射します。主に危険物と呼ばれる石油系化合物や化学薬品などの火災の時に出動します。危険物火災では、水による消火では効果的な消火ができなかったり、却って被害が拡大してしまう恐れがあり、泡で消火することにより燃焼物を泡で覆って酸素を遮断して窒息消火します。また、水を積んでいることからタンク車としての性能も備え、火災現場ですぐに水を出すことができます。

この車は高規格救急車といいます。車内には、脈拍・血圧・血中酸素飽和度・心電図等測定できる器具や気道確保のための気管内挿管チューブ・自動体外式除細動器（AED）・静脈路確保のための輸液と薬剤投与など（救急救命士が行える）高度専門的な応急処置が行える資器材を装備しています。常に救急隊員3名（救急救命士を含む）が乗車し年々増加している様々な救急事案に対応しています。