高松競輪場再整備事業に係る公募型プロポーザルの結果について

　「高松競輪場再整備事業」について、公募型プロポーザルによる事業者選定を実施した結果、以下のとおり優先交渉権者を決定しました。（令和5年12月26日公表）

　令和5年12月22日に実施した高松競輪場再整備事業選定委員会の審査講評については、以下のとおりです。

　最優秀提案者の定性的評価点と定量的評価点を合計した総合評価点は以下のとおりです。

　選定委員会において、審査基準に基づいた厳正かつ公正な審査を行った結果、優先交渉権者の提案は、本事業の事業目的及び事業内容を十分に理解し、要求水準を十分に満たしているほか、堅実な事業運営が期待できる内容であり、優れた内容としてとりまとめられていると判断された。

　提案書には、サイクルスポーツ及び自転車文化の発展に向けた熱意とその実現に資する視点が盛り込まれており、市の要求水準を上回る独自の提案内容も示されていた。特に、新チータカ広場については高松競輪場オリジナルの遊具が提案されており、地域住民の愛着形成、自転車への興味・関心の醸成につながる優れた内容であった。また、地域に根差した活動を行うための体制構築の提案があり、地域活性化への熱意も感じられた。選定委員会として、提案書作成における努力に対し深く感謝申しあげたい。
　今後、優先交渉権者として選定された株式会社チャリ・ロトを代表企業とするチャリロトグループが市と事業契約を締結し、本事業に着手することになるが、選定委員会から評価された提案内容を確実に遂行するのみならず、市との密接なパートナーシップのもとで本事業に臨むよう要望する。

　なお、チャリロトグループの提案に対しては、選定委員会において、次の諸点等についても十分配慮すべきとの意見があった。これらの意見をできるだけ考慮し、市の要求事項を適切に反映しながら設計等を進め、新競輪場及び余剰地が末永く愛されて利用される施設となるよう、市等と真摯に協議を進めていただきたい。

・「未来のサイクリストの育成」という事業目的を実現するため、民間収益事業の整備にあたっては利用者のニーズを汲み取りながら、初心者が入りやすい施設とすること。
・競輪事業を継続していくためにも、ギャンブル依存症対策を持続可能なものとして実施していくことを期待する。
・家族連れなど子どもたちが気軽に来場できる敷居の低い場所とすることで良い循環を生むことを期待する。
・MICEとしても利用できる施設を目指し、県外、国外にもアピールできる施設となることを期待する。
・地域との対話や連携については、できるだけ早い段階から行うこと。

　最後に、長期にわたる事業期間を通じて市とチャリロトグループが良きパートナーとなり、相互に信頼関係を築きながら、本事業を計画的かつ適切に推進するとともに、質の高いサービスを提供できるよう本事業を進めていくことを期待する。

以上

提出された提案の概要は、以下のとおりです。