男女共同参画宣言都市

　宣言文

わたしたちは、美しい自然に恵まれ、豊かな歴史と文化を創出してきた高松市民としての誇りをもち、一人ひとりの市民が人間として尊重され、男女が共に政治、経済、社会及び文化のあらゆる分野に参画し、共に責任を担い、かつ、個性と可能性が生かされる社会の実現をめざし、ここに男女共同参画都市高松を宣言します。

　認めあい　創り出し　共に生きる

心をひらこう　あなたとわたしのパートナーシップのために
勇気をもとう　あなたとわたしの存在を尊ぶために
拓いてすすもう　あなたとわたしが共にいきいき輝くために
手をつなごう　みんなで世界の平和と地球の命を守るために
そして翔ぼう　男女共生のすばらしい明日をめざして

平成9年12月18日
　高松市

四国の中枢管理都市として、また玄関都市としての機能を担ってきた本市は、人・物・情報の活発な交流に加え、女性団体活動も戦後いち早く立ち上がり、女性の地位向上や住みよい暮らしづくりに意欲的に取り組んできた。
このような状況の中、国の内外の動きを踏まえ、本市として昭和63年「高松女性行動計画」策定以来、女性の社会参画や女性問題の解決等男女共生の社会づくりに取り組んでいるが、なお一層市民の理解と啓発にあわせ実践活動の推進を期し、平成9年度の宣言都市奨励事業を受け、この主要行事として、高松市男女共同参画市民フェスティバルを開催し、事業をスタートさせた。

○「平成9年度高松市男女共同参画市民フェスティバル」市民大会において議会への「男女共同参画都市宣言を求める要望書（案）」を採択。
○市議会へ「男女共同参画都市宣言を求める要望書」と「宣言文（案）」を提出。
○議員提出による「男女共同参画都市宣言」を可決。（平成9年12月18日）

中・四国初、全国で13番目の男女共同参画宣言都市となる。

高松市男女共同参画市民フェスティバル実行委員会の設立
宣言都市奨励事業の主要行事として開催する「高松市男女共同参画市民フェスティバル」実行委員を、女性の自立と男女共生の社会づくりに向け活動している市民団体やグループを対象として公募し、47の団体グループで組織する実行委員会を設立した。

1　高松市男女共同参画市民フェスティバルの開催
■テーマ 「認めあい－創り出し－共に生きる」
■開催期間 平成9年11月24日（月曜日）午後1時から午後2時30分

(1)　街頭パレード
高松市吹奏楽団のマーチに合わせて、フェスティバル実行委員がチラシを配って、フェスティバルのPRを行った。
■開催日時 平成9年11月24日（月曜日）午後1時から午後2時30分
■場所 三越高松店前～丸亀町商店街～南新町商店街～田町交番前
■参加者 約100人

(2)　市民大会
■開催日時 平成9年12月1日（月曜日）午後0時30分午後3時50分
■場所 高松市民会館大ホール
■参加者 約1,500人
■内容
・ 市民大会
　都市宣言要望書の採択
・ 記念講演「自分にごほうび」
　講師：落合 恵子 氏（作家）
・ フォーラム「ならんで一緒に歩きたい－男女共生社会に－」
　パネリスト
落合 恵子 氏（作家）
田尻 研治 氏（「男も女も育児時間を！連絡会」代表世話人）
山下 正子 氏（元高校教員）
香西 恒夫 氏（高松青年会議所理事長）
　コーディネーター
森　久美子 氏（高松市女性センター館長）

・ 標語、ポスター応募作品入賞者表彰式
標語最優秀賞（内閣総理大臣官房男女共同参画室長賞）
「らしさより　できること」斎木 秀子 さん（香川県仲南町）
ポスター最優秀賞（内閣総理大臣官房男女共同参画室長賞）
池田 恵子 さん （高松市）

(3)　パネルと作品展
■開催日時 平成9年11月25日（火曜日）から12月1日（月曜日）午前8時30分から午後5時
■場所 高松市役所2階展示ロビー
■参加者 730人
■内容
・ 「煌めくさぬきの女性展～21世紀へのおくりもの～」
先駆的活動をしたさぬきゆかりの女性17名の写真と業績パネルを展示
・ 標語・ポスターデザイン応募作品展
・ 「過去から現在そして未来　～憲法の力　男女平等への歩み～」のパネル

(4)　ワークショップとミニイベント
実行委員会参加団体による26のワークショップとミニイベントを実施
■開催日時 平成9年11月27日（木曜日）から11月30日（日曜日）
■場所 高松市女性センター、高松市美術館、丸亀町 Let's、ヨンデンプラザ高松
■参加者 1,550人