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第1回「災害弱者安心ネットワーク高松」

更新日:2026年9月4日

  • 日時  令和8年8月4日(火曜日)午後2時から午後3時まで
  • 会場  かがわ総合リハビリテーションセンター
  • 参加者 24名

「災害弱者安心ネットワーク高松」の皆様方と、令和8年度第1回「市長まちかどトーク」を開催しました。
「災害弱者安心ネットワーク高松」は、今後発生する大規模災害に対し、要支援者と位置付けられている当事者が、個々に感じている様々な不安に寄り添い、その実情に応じた対策の実現を目的とし、2021年に設立されました。
「災害弱者安心ネットワーク高松」の皆様と、「インクルーシブ防災の実現について」等をテーマに、意見交換を行いました。

【インクルーシブ防災の実現について】

現在、コミュニティセンターを中心に、校区単位で防災訓練、避難所開設などの訓練が行われていますが、障がい者の参加者をほとんど見かけません。
インクルーシブ防災の実現のため、障がい者の参加について、行政による後押しをいただきたいのですが、どのようにお考えでしょうか。

インクルーシブ防災の実現についてですが、まず、基本的に地域の防災については、高松市内全体で44ある地域コミュニティ協議会が、協議会単位で防災対策や訓練を行っているところでございます。
今年度は、檀紙地区と花園地区を重点地域として、防災訓練を行う予定で、この訓練において、避難行動要支援者名簿を活用し、要支援者とされる方に呼び掛け、訓練に参加していただこうと、10月24日の開催に向けて協議を進めているところでございます。
また、7月16日の高松市自主防災組織連絡協議会の定例会におきまして、自主防災組織の会長等に対し、避難行動要支援者名簿を活用した防災・避難所運営訓練等の実施について、周知を行ったところでございます。
今後、コミュニティ協議会が行う防災訓練等につきましては、名簿を使った声掛けによる、要支援者の防災訓練への参加に向け、市として働き掛けてまいりたいと思っております。

【要援護者の個別避難計画の実効性の確保について】

先日、私が住んでおりますコミュニティ協議会で、民生委員さん、自治会長さん、自主防災会の会長さんの3名が1組で、個別避難計画を提出された方の全てのお宅を回るという取組を行いました。それに私も参加しましたが、現状を確認するということはもちろんのこと、自治会長さんや自主防防災会の方や近所の方が、ここにこういう方がおられるということを把握できたのが、非常に大きい成果だと思います。
また、私どもが住んでいるコミュニティには、大体1万5千人近くの方がいますが、個別避難計画を提出された方は160名ほどで、提出者の数が、人口に対して非常に少ないと思います。
個別避難計画については、5年前に、当団体で、災害弱者の方にアンケートを実施しておりますが、710名のうち、作成していないという方が570人で、その一番大きな理由は、個別避難計画を知らない、誰が作るのか分からないということでした。
そして、今年の2月に、当会会員の皆様や家族の方、15名にお聞きしたところ、個別避難計画を提出している方は6名、提出していない方は9名でした。未提出の全ての方が、個別避難計画の申請用紙が届いていないとの回答でしたが、実際には届いているはずなので、多分、勘違いや破棄等ではないかと思います。
このような状況に対して、まず私たち自身、障がいのある方自身、要支援者自身の積極的な発信の重要性を感じており、この個別避難計画が何か分からない、私たちはどうすればいいのと声を上げ、分からないことは、地区のコミュニティセンターや、民生委員さんとか、ケアマネさんとか、相談員さんに、自ら相談していくことの必要性を、アンケートの結果から、考えさせられました。
このように、当事者自身も動いていく必要があるのですが、市に対しても、個別避難計画の申請用紙を送付するだけでなく、未提出者には再度連絡をとるなどの積極的な取組を期待しております。

地域におきまして、要支援者のお宅を訪問しておられるとのこと、本当にありがたいと思います。
本市では、地域共生社会を目指しており、困ってる方がいればこちらから出掛けて行き、相談に乗るといった、いわゆるアウトリーチを進める中で、災害の避難時に支援が必要な方については、個別避難計画の作成を呼び掛け、ホームページや広報高松で周知を図っております。
また、毎年、避難行動要支援者名簿等を更新しながら、併せてその活用事例集等も地域支援組織の皆様にお配りしておりますが、やはり大前提となる、要支援者名簿への登録と個別避難計画の作成を、まずはきちんと、進めてまいりたいと存じます。
会員の皆様に、個別避難計画についてお聞きいただいたところ、用紙が届いていないと言われた方も一定数おられるということで、市として一般的な広報周知はしておりますが、実際の個別避難計画の作成が広がるように、いろいろと努力をしてまいりたいと思っております。今後とも、それぞれの地域において、御協力をいただきたいと存じます。

【高松市主催防災訓練(隔年開催)への当事者の参加希望について】

地域の防災訓練は、個人の防災に対する意識付けと、防災における地域共生社会化の浸透の面で大変重要ですが、各地の防災訓練における災害弱者の参加は少なく、また、参加しても参考になるのか疑問との声も聞きます。災害弱者本人の防災訓練への参加なくして、防災の意識付けや防災の共生化は促進されないものと思います。
そこで、市が実施している防災訓練に、災害弱者当事者の意見・要望を届けることにより、災害弱者にとって現実的な防災訓練とするため、災害弱者安心ネットワーク高松が、企画段階から参加することを希望します。
また、障がい者の福祉指針である、たかまつ障がい者プランに、防災についての記載はありますが、自然災害の日常化する現状からみて、プランや内容でも、確認すべきと思います。

本市の防災会議主催の総合防災訓練は、2年に1度開催しており、本市の関係部署だけでなく、国や香川県などの関係機関、また、災害協定を本市と締結している民間事業者やインフラ事業者、消防団、女性防火クラブなどの外部団体も御参加いただき、連携を確認しているものでございます。
全国各地で発生し、また、頻発化・激甚化している災害とその教訓も踏まえまして、訓練の内容や御協力いただく民間事業者、各種団体を拡大しており、御提案をいただきました災害弱者安心ネットワーク高松様の防災訓練の御参加につきましても、準備を進めてまいりたいというふうに考えております。
訓練内容は今後、御参加いただく関係機関、事業者、各種団体と調整してまいりますので、災害弱者安心ネットワーク高松様の御要望等を踏まえながら、総合防災訓練を企画してまいりたいと存じます。
また、たかまつ障がい者プランにつきましては、現在、令和9年度から令和11年度を期間とする、次のプランを作成しているところでございます。
現行のプランでは、防災対策の推進についての記載はいたしておりますが、次期プランの策定に当たりましては、今後の障害者施策推進懇談会での御意見等をしっかりと反映をし、防災に関する内容の充実を図ってまいりたいと考えております。

【行政との連携に向けて】

災害時には、地域の協働が欠かせません。これまで、大きな災害の初動の段階でまず救助活動を行ったのは、自衛隊や警察でなく、近所の人でした。もちろん、災害弱者にとっても、地域の人たちの助けは必要です。
私たちは様々な障がいのある方からお話を聞きますが、障がいのある方は、地域社会との関係が希薄な傾向があると感じています。原因はいろいろあると思われますが、周囲の住民の方は、接し方が分からない、どう接していいか分からないというのが大きな理由で、障がいのある方は、地域に頼ることが迷惑を掛けるのではないか、他人に迷惑を掛けたくない、また、自分たちは地区の一員とみなされていない認識もあるようです。
先日の熊本地震の際、ベトナムから来ていた農業実習生が、近所の高齢の女性を倒壊した家屋から助け出したというニュースがありました。この農業実習生は、いつも声を掛けてくれる近所の女性の安否が気になり、そのことが救出につながったそうです。日常的な交流の成立により、命が助かったということではないかと思います。
このような日常的な交流や相互の理解が、分かり合えないという関係性の解消には必要で、私たちはアンケートなどにより、当事者のいろんな意見を聞いています。この意見の共有も含め、意見交換を行う行政との話合いの場を設けていただきたいと考えております。

災害弱者安心ネットワーク高松の皆様方には、アンケート調査や現状から感じた課題や対策の必要性についてお伝えいただいておりまして、市としてありがたく、また、心強くも感じているところでございます。
特に、今の話をお聞きして思うのは、日頃からの顔と顔の見える関係、あるいは、人と人との付き合いというのが、地域で行われる必要があるということです。例えば、要支援者名簿にしても、あるいは個別避難計画にしても、それが現実と別の形では絵に描いた餅にしかならず、実効性を持たすには、日頃からの付き合いが必要であり、行政との間でもいろいろ意見交換をしておくことが必要になる、まさにその通りだと思っております。
発災当初、やはり頼りになるというのは御近所の方であり、困ったときにはすぐ助けられる関係とまでいかなくても、お互いにあの人は、どうなっただろうかと気にするような関係があることが、いざというときの、防災対策につながると存じております。
今後におきましても、行政と皆様方の意見交換の場を、これまで以上に設け、意見交換を行わせていただきたいと思っているので、よろしくお願いいたします。
また、コミュニティ協議会に対しても、災害弱者に対する理解や、お互いに関係を築いていく努力というのを促していきたいと考えております。
今後とも、様々な形で意見交換をさせていただきたいと思っております。

お問い合わせ

このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報・シティプロモーション課> 
電話:087-839-2161
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Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

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