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城門地区

更新日:2018年3月1日

 城門地区は屋嶋城で初めて城壁のほかに城門の遺構が見つかり、屋嶋城の存在を確定させた非常に重要な地区です。現在では城壁及び城門の修理工事を実施、公開しています。

城門

 城門には懸門(けんもん)と呼ばれる約2.5メートルの段差が設けられ、敵の侵入を拒む構造となっています。このような懸門は朝鮮半島の古代の山城によくあるもので、屋嶋城築城に当たって朝鮮半島の築城技術が用いられたことを裏付けるものと言え、日本で初めての確認例として注目を集めました。同様な例として特別史跡大野城跡の北石垣城門(福岡県糟屋郡宇美町)、鬼ノ城(史跡鬼城山)北門(岡山県総社市)があります。

城壁

 発掘調査の結果、平成10年に見つかった城壁の一部は高さ6メートルにも及ぶことがわかりました。城壁は自然地形に添うように、蛇行しながら築かれています。前面を石積みで、背面は盛土で構築しており、盛土は土と石を使用しておおよそ3層構造になっています。城壁の最背面には、30センチメートルから1メートルほどの小規模な石積みがみられます。

甕城(おうじょう)

 懸門を越えて、敵が侵入した場合に備えて、城門の奥には岩盤がせりたち、その上に小規模な土塁(土手状のもの)を巡らすことで侵入路を城壁北側に限定する構造になっています。平面が甕を縦に割った形状に似ていることから、この名称がつけられています。その小規模な土塁の基底部には列石が残っていました。このような城内側に防御のために設けられた施設は内甕城(うちおうじょう)と呼ばれ、朝鮮半島や大陸の城壁に認められるもので、懸門とともに、朝鮮半島の築城技術を伝えるものと言えます。

門道(もんどう)

 門道は階段状になっており、その両側に石積みの壁があります。調査途中のため詳細は不明ですが、壁添いに柱穴が2つ確認されており、何らかの建造物があったと考えられます。

お問い合わせ

このページは文化財課が担当しています。
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電話:087-839-2660  ファクス:087-839-2659

(高松市埋蔵文化財センター)
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(高松市石の民俗資料館)
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(高松市香南歴史民俗郷土館)
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(菊池寛記念館)
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<文化財課>
電話:087-839-2660
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