シカク -四角を視覚せよー
企画展
2022年11月3日(木曜日・祝日)~12月11日(日曜日)
本展は、所蔵作品の中から四角、視覚をキーワードに着目した約25点の作品を紹介し、その中に潜む形の面白さや効果などを見て楽しんでいただきます。
杉山英幹(1920-2015 東かがわ市出身)の書作品《題名不詳》は、一つ一つの文字の形をみていくと、三角形、多角形など様々な形が浮かび上がり、それらの巧みな組み合わせにより作品が構成されています。「書く」の本来の意味である「掻く」ことを想起させる力強い線質が目を引き付けます。また、作品全体から見ると滝のように上から下へと流れるような勢いがあり、清々しさをも感じられる作品です。
比嘉良治(1938- 沖縄県出身)の写真作品《ニューヨークのビルシリーズ8》は、魅力的な形の様々なビル群がまるで空に投影されたかのようで、見る者の想像を膨らませてくれるでしょう。
また、高松市出身の山下晴義(1964-)の《想蹟》には、動物と共に四角や丸、三角がリズミカルに配置され、古代の神秘的な雰囲気に誘われるかのようです。
《想蹟》 1992 山下晴義
《ニューヨークのビルシリーズ8》 2008
比嘉良治
《77 こんちき》 1977 流政之
●展覧会基本情報
会期:
2022年11月3日(木曜日・祝日)~12月11日(日曜日)
会場:
高松市塩江美術館 企画展示室
休館日:
月曜日
開館時間:
9時~17時(入室は16時30分まで)
主催:
高松市塩江美術館
観覧料:
【一 般】300円(団体240円) ※常設展観覧料含む
【大学生】150円(団体 120円)
※高校生以下及び65歳以上の方、身体障がい者手帳等所持者は、無料
※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生は、入場無料
※共通定期観覧券についてはこちらから
お問い合わせ先
高松市塩江美術館 電話:087-893-1800
●関連イベント
キュレーターズトーク
内容:
担当学芸員が作品解説を行います。
開催日時:
(1)11月12日(土曜日) 14:00~ 約30分程度
(2)12月3日(土曜日) 14:00~ 約30分程度
場所:
塩江美術館 企画展示室内
対象:
一般
参加費:
展覧会観覧券が必要