戦略的広聴・広報の実施に向けて
更新日:2025年7月1日
戦略的広聴・広報の実施に向けて
本市では、市民との良好な信頼関係を構築し、本市における効率的・効果的な広報活動を行うための「戦略的広報の実施に向けた基本的な考え方」を、平成28年3月に策定しました。
その後、社会環境が大きく変化し、都市間競争が更に激化する中、第7次高松市総合計画に掲げる「人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松」を目指して「選ばれるまち」となるためには、市民の目線に立ち、市民が本当に必要とする情報を分かりやすく、的確に伝えるとともに、市政への関心を高め、市民参画につながるような広聴・広報に取り組むことが大切です。また、市民の誇りや愛着など、シビックプライドを醸成するためにも、本市の都市ブランドを高めるための広報などを戦略的に展開する必要があります。
このため、これまでの「戦略的広報の基本的な考え方」を継承しつつ、効果的なシティプロモーションによる市民のシビックプライドの醸成や、デジタルツールの活用などの新たな視点も加え、将来の高松の発展に向けた広聴・広報のあるべき姿と取り組むべき基本的な方向性を整理し、市民と行政が市政の情報や課題を共有しながら連携・協働によるまちづくりを一層推進するため、戦略的広聴・広報の実施に向けた基本的な考え方を定めます。
基本戦略
《戦略1》市民との双方向コミュニケーションの強化
(1)広聴と広報が連携し、市民の参画・協働を促進
市民が求めていることを市政にいかしていくための広聴と市民に分かりやすい情報を提供する広報が連携することで、市民との良好な信頼関係を築き、双方向コミュニテーションを強化して、市民のまちづくりへの参画・協働を促進します。
(2)「読みやすさ」、「分かりやすさ」、「調べやすさ」を意識した市民目線の広報
市民への広報の中では、必要以上に詳しい情報の提供や、難しい用語をそのまま使用するなどの事例が見られます。
「読みやすさ」や「分かりやすさ」、「調べやすさ」、更には、掲載内容の「面白さ」を意識した市民目線に立った広報に努めます。
《戦略2》効果的なシティプロモーションを通じた都市ブランドの確立
(1)「知りたい情報」「まちの魅力」を積極的に発信
本市のまちづくりに関する情報や市民から寄せられた問い合わせなどの「知りたい情報」のほか、特色ある地域資源や歴史・文化などのまちの魅力を、SNSや様々な広報媒体で積極的に発信することで、高松で暮らすことの「心地よさ」や「楽しさ」、「面白さ」を感じてもらえるよう取り組みます。
こうした取組により、市民のシビックプライドの醸成を図るとともに、本市の認知度・好感度の向上や都市ブランドの確立に努め、より多くの人たちの、「住みたい」、「住み続けたい」、「関わりたい」、「応援したい」と思う気持ちを育みます。
(2)市民自らがシティプロモーションを意識できる情報発信
本市のシティプロモーションの方向性を示す「高松市シティプロモーション推進ビジョン」に定める、「高松人(たかまつびと)」のつながりや、「TKMT」を積極的に活用しながら、市民が高松への愛着や誇りを持ち、市民自らが率先して、市内外、更には世界に向けて、高松の都市ブランドやまちの魅力をPRしたいと思っていただけるような情報発信に取り組みます。
また、市内外の「高松ファン」を更に増やし、ファン自らが、それぞれのSNSなどで高松の情報を積極的に拡散してもらえるように取り組みます。
《戦略3》職員一人一人の広聴・広報力の向上
(1)職員の広聴・広報マインドの醸成
御意見・御提案を頂く「広聴」と市民への情報発信である「広報」とは、市民と行政との信頼関係を築くコミュニケーションツールです。
本市の広聴・広報活動をレベルアップさせるためには、職員一人一人が広聴・広報の重要性を深く認識し、「広聴・広報パーソン」であるという意識の下、主体的に取り組むことが重要です。
広聴・広報に関する職員の知識や能力の向上を図るため、総合的な研修を実施するほか、シティプロミーティングの活用などにより、本市全体の広聴・広報活動のレベルアップを図ります。
(2)パブリシティの積極的活用
市政情報をマスメディアに報道してもらうパブリシティは、「伝達範囲が広い」、「速報性がある」などの特徴があり、市の施策などを効果的にPRできます。
プレスリリースに当たっては、報道機関に取材したいと思ってもらえる内容にすることが重要であることから、職員を対象に、報道関係者を講師とする研修を実施するなど、実践的な研修を行うことで職員のスキルアップを図り、パブリシティを積極的に活用します。
《戦略4》デジタルツールの有効活用による情報発信力の強化
(1)デジタルツールの効果的な活用
即時性・拡散性の高いSNS等のデジタルツールは、生活する上で必要不可欠な情報発信ツールとなっているため、SNSを有効に活用して、市民にタイムリーに市政情報を提供するほか、その運用効果を高めるために、利用者の増加に努めます。
また、今後、情報通信技術がさらに進展することが予想されることから、既存のツールだけにとらわれることなく、AIなど新しい技術やサービスの導入を積極的に検討していきます。
(2)広報媒体の特性をいかす広聴・広報
情報媒体が多様化する中、効果的な広聴・広報の手法は、世代によって異なるとともに変化し続けています。必要な情報を必要としている人に届けるため、対象とするターゲットや発信する内容に応じて、各媒体の特性をいかした、最も効果的な広報媒体での情報発信を行います。
また、広報動画とSNSとの連携による「メディアミックス」や、広報高松からホームページへの誘導など、別の媒体へと誘導する「クロスコミュニケーション」といった手法を、一層活用し、より効果の高い情報提供を行います。
戦略的広報の展開イメージ
関連ファイル
「戦略的広聴・広報の実施に向けて」(PDF:2,426KB)
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このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
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